2019.3.14 スタッフ
ウブドブログ

バリヒンズーのお正月、静寂に包まれる日

ウブド在住ライター しらい くみこ

毎年この日を待っているほど大好きなニュピ。静寂の日。
バリヒンズー教のサカ歴におけるお正月「Nyepi(ニュピ)」が今年は3月7日にあった。

観光客も地元の人もこの日は電気の使用、火の使用が原則禁じられ、外出も禁止で沈黙しなければならない。
バリ島の空港も閉鎖になるほど世界的に珍しい宗教行事なのだ。

朝から人の声は消え、車やバイクの騒音もしない静まり返った異次元の空間にでも居るような何とも心地よい時間が流れる。
大型ホテル以外WIFIも勿論テレビも使えない。
これらのホテルは特例で2泊3日のニュピパックといのをやっていて、ホテル内の娯楽施設は使用出来るので敢えてこの時期にバリに来る常連観光客もいるのだ。
しかし、一般の現地の人々は静かにして瞑想したりしている。

今年はお天気が悪く雨が降ったり止んだりで満天の星空は見れなかったのだが、夜の電灯もつかない家から毎年プラネタリウムを見ているような宝石の中の景色は圧巻なのだ。
現代人、忙しくしてる方に是非お勧めしたい、私が一番好きなバリ島のNyepi、静寂の日。