スリランカ熱。 vol.2

2017.11.24

前回の投稿から早5か月。(前回記事:スリランカ熱。はこちら。)
むしろスリランカ熱が更に増している、コンシェルジュ神成です。

ジェフリー・バワ建築を巡るのが主な目的ですが、リサーチを進めてみると、実に面白い情報も。
既に現地法人を構え、日本との行き来も多いKさんにお話しを伺ったところ、首都コロンボの経済成長と共に、とにかく物価高を指摘されていました。
高層タワーが立ち並び、緑の多い東京っぽいとも。
なので地価の上昇も著しく、立地の良い外資系のホテルの宿泊代はそれなりな金額に。。うーん。出張費用、掛かりそう。。

でも、朗報が。
コスパの良い、ローカル企業が運営するホテルをご紹介頂きました。
Cinnamon red colombo (シナモンレッド コロンボ)(画像出典:ホテルウェブサイトより)
112520284_R高層階のインフィニティ―プールからは、成長著しいコロンボの街並みとインド洋を一望。
シンガポールのあの有名ホテル的な。

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(画像出典:ホテルウェブサイトより)
スリランカは、元々イギリス領。宗教もあるのでしょうが、インドネシアと違い、お酒も手に入りやすいとか。ホテルにはルーフトップバーも併設。
勢いのあるデザインチームが設計している様子、面白そうです。
それでいて、外資系ホテル宿泊費の3分の1程度。
良い情報を頂きました!Kさん有難うございます!

また、日本とスリランカの歴史も振り返ると、実に興味深い。
日本が敗戦国から復興を遂げられたのは、実はスリランカのお陰だったということ、ご存知でしょうか。
サンフランシスコ講和会議中、戦勝国が日本をどう分断するかの議論を進めていたことに対し、元スリランカ大統領ジャヤワルダナ氏がこう提言したそうです。
ブッダの言葉を引用し、【憎悪は憎悪によって止むことはなく、慈愛によって止む】と。
この発言が戦勝国(特に日本に対して厳しい制裁措置を唱えていた)を動かし、日本が国際復帰出来る礎となった、というのです。
その後も日本とスリランカの友好関係を支えて下さった彼の功績は、今でも日本に残っています。
八王子の禅寺、雲龍寺にはジャヤワルダナ氏の銅像があり、
そこには、【日本独立の恩人】と記されています。

そしてその後の日本との友好関係を、スリランカでも見られるとのこと。スリランカ国立博物館には、日本から送られた甲冑が展示されているそうです。民間外交の賜物ですね。
コロンボ市内 国立博物館(画像出典:4travelより)
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バワ建築の空気感を少しだけ。
スリランカ国内に点在するバワ建築ですが、バワが初めて設計したホテルが、1965年建築ジェットウィング・ラグーン
老朽化や内戦等で閉鎖されていたこのホテル。2012年に改装されて再オープン。
バワ氏没後、その彼と同じ言語を使う彼らは、ビヨンド・バワと称されています。
バワの愛弟子で、ビヨンド・バワの一人、ヴィノッド・ジャヤシンゲ氏によるデザインは、決してバワのコピーではなく、同素材やテクニックを用いて、バワ建築の空気感を継承することでした。
例えば、ホテルレストラン。(画像出典:ホテルウェブサイトより)
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くつろぎの場所は【風の通る屋外に設ける】というバワ思想を引継ぎ、大木やラグーンを望む設計となっています。

さて、スリランカ行きは来年の予定です。
スリランカ国内に点在するバワ建築から、日本の住空間にどんな空気感を持ち帰られるか、続きをお楽しみに。

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