2018.5.15 世界を旅する建築会社
イタリア

世界トップレベルのデザインマーケティングの地、イタリアへ

カジャデザイン代表 大熊 英樹

ミラノサローネで見た最新のインスタレーション

4月18日からミラノサローネに行ってきました。

1stでは、旅の第一の目的である「Paolalenti」の新作やカラースキーム、そしてブース全体がまさにインスタレーションと呼ぶにふさわしい芸術の「場」としてデザイン表現されているパオラの世界観を中心にお伝えします。

毎年厳ついセキュリティが立ち、会の安全を守ってくれる

ブースに入ると、パオラの家具を構成する素材をボール状にしてランダムにディスプレイしていました。
パオラの、素材に対するプライドの様なものをこの入り口で感じとりました。
どのような産業でも、素材・人は最重要であることをこのイタリアで再認識した瞬間でした。

今年のパオラのメインカラーは、ボルドーとグリーン押しでした。
特にボルドーはアクセントカラーではなくパキッとしたボルドーをメインウォールや家具に採用し、ラグジュアリーな存在感を表現していました。
この壁面収納シンプルですが、とてもおシャレでした。
お客様にお薦めしたい!!!実物を一緒に感じていたいそんな心境のじぶんがそこに居ました。

プランターを積み上げた斬新な壁面デザイン!

もう一つのメインカラーグリーンです。
昨年もグリーンが多く使用されていましたが、昨年と比べるとトーンを落として淡い感じの色調を多く見ました。
下のブースは、アクセント的にとても奇抜にデザインされていましたが、それ以外後程出てくるアウトドアー空間などは写真で見るより実物は淡い優しい印象でした。

特にグリーンのラグとても綺麗でした。
4つ目の写真のグリーンと淡いピンクと生成りのシンセティックで編み込んだラグがとてもかわいかったです。

壁面にディスプレイしているグリーンの素焼きタイル。
昨年一昨年と同様の工房の作品ですが、以前はガラスに近い風合いでしたが今年は、タイル感がでていて商品として本腰入れてビジネス寄りにつくってきたな!
意気込みが感じられました。

テーブル天板ですが、とても質感が出ていて製作されている精度も高く、こんなテーブルをリビングセンターにもってきたらこのテーブル一つで空気感が変化するだろうな!!!そう思わせるぐらいのクオリティであり存在感でした。
美しい!!!!!

珍しい空間もありました。
「和」なお茶屋さんの雰囲気やモダンなグレーにもトライアルしていました。
来年のトレンドを見据えてなのでしょうか???

布地にパオラの素材を印刷しデザインウォールの様にディスプレイしていました。
今年は、デザイナーだけでなく多くのメーカーとコラボレーションしてブースを創り上げていて、下の壁面もイタリアで有名な印刷会社とのコラボから叶えられたと説明を受けました。

最後にパオラの世界観がより濃く出ているアウトドアエリアです。
淡いパステルカラーがミラノの陽ざしに綺麗にシンクロしていました。
とても気持ちの良い空間で、美味しいカフェラテをいただきました。

続いてETORO Homeです。

奇抜で斬新な色づかい、柄づかいは流石エトロです。ファッションブランドはインテリアなんて言う固定概念を持たないのだと思います。
だから、創り出される空間は個性的で世界中に多くのファンを持つのだと思います。

業界の常識みたいなものを日本人は特に気にしがちです。
しかし、そんな考えを薄めて行かない限り「個性」が際立った斬新な「もの」は生まれないのかもしれません。

毎年エトロに足を踏み入れるたびにそう感じます。

最後に、ミラノでお薦めのレストラン「Gong」です。
2015年にオープンした予約の取れない人気のオリエンタルフュージョンレストランです。
ミラノの友人が予約してくれたので食事することが叶いました。

スターシェフは日本人の古賀さん! アルマーニやノブなどでの経験を活かしミラノで活躍中です。
当日もあいさつに来てくれて、古賀さんのお任せでお願いしました。
また、ソムリエも日本人の林さんという方とお聞きしました。

早い時間から一番乗りで入店しました。
気が付くと30分後には満席になっていました。

旬な日本やイタリアの食材を使用して斬新で独創的でとても美しい料理をたべさせていていただきました。
ミラノでも日本食がブームから浸透しているというフェーズになってきていてお洒落なミラネーゼ達で賑っていました。
食べるのに夢中になりすぎて写真を撮ることを忘れてしまいました(涙)
写真は、旅に同行してくれているフォトグラファーYansuKIMさんが最高のアングルで押さえてくれているので、別の機会でご紹介します。

本当に美味しかったです。古賀さんありがとうございました。

1stはここまで! 一年ぶりのミラノでしたがやっぱりイタリアはデザインマーケティングには最高の場所です。
鮮やかなカラースキームや素材に対するこだわりは見習うべきだと訪れるたびに教えられます。量産するのではなく、一つ一つにどれだけのハートを込めて商品や空間を創り上げているのか?創り続けているのか?
最近の日本とは対極のものづくりの思想を何時も何時も教えられ、斬新なデザインや色づかいに心躍らされます。

Paolarentiは、今年も高い評価をもらえるに違いないインスタレーションでした。
個人的な趣味で言わせていただくと「ボルドー」!!!あの色を日本の住空間に一件でもよいので落とし込みたい。
共感していただけるお客様とお会いできることを楽しみに日々仕事に取り組みます。

また、エトロはファッションブランドとしてはファンで日頃から愛用しています。
しかし、インテリアとなると斬新過ぎて日本ではまだまだ難しいのかもしれません。
なのに、エトロはコンセプトをエンドユーザー側に傾けたりはしません。頑固だと思いますが時代がエトロに追いつくまで待ち続けているそんな感じがします。
住空間には、壁面クロスやファブリックぐらいから少しづつ取り入れていきます。
手始めにGW中に、本社のエントランスにエトロのクロスを張る予定です。

ミラノはお洒落で自然にワクワクする様な空気が街のあちらこちらに溢れています。
カジャデザインの提供する「住宅=空気」にこのミラノのワクワクする様な空気をどのようにバランスよくミックスしていくのか?
命題として、同行スタッフ、建築家「稲垣先生」と共にカジャデザインの家づくりの正解??をこのミラノ見出せたらと考えています。