海外研修 in 台湾
先週にKAJA DESIGNスタッフたちは、海外研修旅行へ出かけました。現地の空気感に触れ、美味しいものを味わい、仲間と語らい…そんな日々のレポートです。
台風の影響も心配されていましたが、順調なフライトを経て… 台北(桃園空港)へ到着。
現地でも良い天気に恵まれ、早速に最初の目的地、九份(きゅうふん)へ。
九份は、「千と千尋の神隠し」の世界が広がるところとも言われているように、どことなく神秘的でレトロな街並みが小高く広がっていきます。狭い道の斜面に建造物が連なっている光景から、その過程の大変さを、ついつい想像してしまう建築好きな私たち。建具や格子の細やかな模様。鮮やかな色合いなどなど、堪能しながら進みます。
細い階段を上がっていくと、空と海を臨む展望台へ。
夕日の時間に間に合いました。しばしのお茶タイム…世界各国からの来客でにぎわい、涼しい風と、色々な国の言葉が耳に心地よく響いてきます。
日が沈むと、赤い提灯で幻想的な夜店の雰囲気。夜店気分を楽しみました。
そして2日目は、それぞれの目的別に。市内視察グループはメジャーどころを巡り、その空気感を満喫。
「中正記念館」では、大きく積み上げられて大理石が圧巻。
復元された蒋介石の執務室も、まじまじと観察。洋風建築に中国風と日本風がミックスされたような設えが、その歴史をうかがえます。
歴史的な建造物でパワースポットとも言われる「龍山寺」。台湾の一級古跡にも指定されているというお寺で、彫刻や色彩画には中国泉州の芸術文化が見られ、色彩と細やかな細工が興味深いです。
「故宮博物院」でも、熱心なスタッフたち。大人の社会科見学のように、ガイドさんの声と目の前の作品に夢中に。その繊細な展示物から、歴史的背景や思いを受け止めていました。
そして、「台北101」へ。高さ509.2m、地下5階 + 地上101階の高層ビルは、2004年に世界一の超高層建築物しして竣工し、2007年ドバイのブルジュ・ハリファに抜かれるまでは、世界一高いビルとしてギネスブックにも認定されていました。
89階の展望台からは、街を一望。
雲が近いようにも感じます。
是非見たかったのが、風圧の制振構造。87階から92階の中央部の吹き抜け空間には、風の振動を緩和する目的の、巨大なTMD(チェーンドダンパー)が設置されています。(画像奥の大きな球体)。
このダンパー効果で、理論上は風力の振動を最大40%制御できるといわれています。
歴史的建造物、近代的超高層ビル、次なるはラグジュアリーホテル「マンダリンオリエンタル台北」へ。
今後のリゾート空間創りに活かせるポイントを、それぞれに見て感じて考えて、咀嚼して。短時間ではありましたがやはりその空間に身を置くことが体感となる。空気感を味わう大切さをあらためて、かみしめた夜でもありました。
海外研修 in 台湾~お疲れ様でした!!