2016.12.12 スタッフ
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シーリングスタンププロジェクト

総合企画室 デザイナー

総合企画室の遠藤です。

最近のKAJA DESIGNは新しいブランドサイトを立ち上げたり、
イベントを開催したり……色々な新しい事を始めているのはみなさんご存知かと思われます。

実は会社案内・施工事例資料もデザインを一新しておりまして、
純白の封筒にKAJA DESIGNのロゴが浮き上がってる加工が施され、洗練されたデザインとなっております。

そこで、工事部の香春さんから出た何気ない言葉。
「昔の手紙みたいに蝋で封をしたら素敵なんじゃない?」
その一言が、好奇心旺盛な調理部部長・積算の木村さんを動かしました…。

“KAJA DESIGNシーリングスタンププロジェクト”開始です!

引用元:http://www.hankoya.com/shop/sealingstamp/

そもそもシーリングスタンプとは?
中世~近世のヨーロッパで公式文章や親書などの重要書類に封をして、本物であることの証明として使われていました。
押された封蝋は剥がしてしまうと割れたりして元に戻せないので未開封である証明となります。

いよいよ、早速制作開始!

01.デザインを転写する

真鍮を金型に、デザインを転写していきます。

適度な強度と加工が容易な真鍮は昔から多用されており、
トランペットなどの金管楽器などに使用されております。また、見た目が金に似ているので、時代劇では偽の小判としても使われております。

熱転写シールを綺麗に貼り付けて準備完了です。

02.転写

十分に熱したアイロンで上から金型をジューっと押し付けます。

木村さん「垂直に押し付けてやると綺麗に転写できるよ」

03.ペン処理、溶解

転写された部分をマジックペンで綺麗に塗りつぶし、インク部分を溶解侵食させていきます。
※溶解液は金属をも溶かしますので危険です。

04.ヤスリがけ

溶解が済んだら、表面を紙やすりで丹念に磨いていきます。
この処理の丁寧さで、綺麗に印字されるかどうか決まっていきますね。

これにて金型完成です!!

05.持ち手部分取り付け

キラキラ光る素敵な持ち手を取り付けたら、もうこれで印を押せる状態になりました。

蝋を使うと、郵便局の機械を通す時に割れてしまうので、
弾力性の高い樹脂を蝋代わりに溶かして、スタンプを押していきます。

06.シーリングスタンプ完成!

シーリングスタンプ完成です。

赤いシールが封筒の高級感をより一層引き立てており、まるで招待状が届いたかのような装丁に。

KAJA DESIGNにご興味を持っていただいた方へ、
世界に一つしかない「リゾート空間」をご覧いただけるよう、
想像を超える感動をお届け致します。

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