2018.10.16 スタッフ
スタッフブログ

隈研吾氏がデザインした、新旧が融合する最新ホテルで研修

企画開発部 郷 奈美子

海外だけじゃない、社員研修制度

カジャデザインのブログでよく、世界の国名を目にすると思います。これらは全て、社員の海外研修の模様をお伝えするもの。世界のリゾートを日本住宅で実現するカジャデザインですから、世界各国、本物のリゾートを体感、習得するために実際に現地へ行き視察をし、それを提案に取り入れると言う目的でこの海外研修を定期的に行なっています。
海外研修のブログはこちらから。

他にも、社員研修として行われてるのがカジャデザインの『デザイン室研修』。
これはデザイナーのスキルアップと情報共有を目的に行われます。

時にはカジャデザインの完成物件に出向き、担当のデザイナーが仕様の説明やデザインのポイントなどを物件を見て回りながら説明をします。写真や資料で見るのと違い、スケール感やディテールを正確に確認することができ、今後のそれぞれの提案に活かしていける部分を共有していきます。

完成物件での研修風景

完成物件だけでなく、ラグジュアリーホテルや話題のスポットなどを訪ね、そのデザインやホスピタリティーなどを学んだりもしています。各自プライベートでもアンテナを貼ってチェックしているものの、カジャデザインのデザイナーとして同じ空間を一緒に体験し、意見交換をすることでお互いのデザインの引き出しや知見を増やしていきます。

新旧が融合する街にある、ONE@Tokyo

今回デザイン室研修先にセレクトしたのは、押上駅から歩いてすぐの、『ONE@Tokyo』というホテルです。押上は、東京スカイツリーをはじめとする新しい街並みと、江戸から続く古き良き趣がミックスされた独特の雰囲気を持っています。
空港からのアクセスも良く、海外からの旅行者にはとても人気のエリアです。

ONE@tokyoオフィシャルサイトより引用

そのホテルの特徴はというと、あの有名建築家隈研吾氏がインテリアデザインの監修を手がているという点。エントランスからその特徴的なデザインが目を引きます。木材を立体的に組み合わせたそのデザインは、隈研吾氏を象徴するデザインです。もともとRCのシンプルな外観のビルですが、エントランスの一部分にこのようなデザインが取り入れられるだけで、誰もが目を止めてしまう、圧倒的な存在感がそこにありました。

外観だけでなく、内装のインテリアにもそのこだわりが随所に見られました。ロビーのパブリックスペースに使用されている家具は、TIME&STYLEのもの。TIME&STYLEはこれまで、数々のプロジェクトを通して隈研吾氏と家具を製作したメーカーで、こちらのソファももちろん隈研吾氏がデザインしたもの。ファブリックを使用し柔らかい印象があるものの、シャープな直線の組み合わせが都会的で洗練された印象を与えます。

客室は、様々な素材を組み合わせたインダストリアルなデザイン。海外のお客様が9割を占めるこのホテル、シンプルかつ大胆に素材を使っていることろが外国人の方には心地の良い空間になっているのかもしれません。

ホテル全体に言えるのですが、都会的なデザインと自然素材をバランスよく融合されたインテリア・エクステリアは、このホテルのコンセプトをしっかりと表現しているように感じました。

遊び心を刺激する、サインデザイン

またこのホテルで私たちが注目をしたのは、各所に設置されたサインです。
本来サインは、ホテル利用者への目印や誘導が目的とされますが、そこにデザインが加わることで、先に進むのがワクワクするようなそんな体験を味わえます。

私たちがメインで提案する、住宅にはサインを多用することはあまりありませんが、表札のデザインなど、活かせる場面は必ずあるはずです。また、室内に『Bath room』や『Garden』、『Bar』などおしゃれなサインを設置する、という新しい提案にも繋がってくるかもしれません。

このように、『研修』という意識で複数人で見ることで、普段何気なく通り過ぎるだけでは気づかないことにも着眼でき様々な意見や発想をシェアすることができます。たまにはオフィスを飛び出して、気になるスポットで足を運び、そこで得た何かを仕事に活かしていくことのできる、とても大切な機会なのです。

そして研修を終えた後は、ホテルのレストラン@Lobby cafeで美味しい食事とお酒をいただき、女子トークに華を咲かせました。

スカイブルーが美しいオリジナルカクテルONE@Tokyo