ライムストーン。それは、いにしえの時代から受け継がれる石材
太古の昔ーー。
母なる海で育まれた生命たち。それらが役目を終え、海底へ堆積し、何年もかけて固まってできた石灰岩。それがライムストーンです。実は、ヨーロッパやエジプトへ足を運ぶと、ライムストーンが遥かいにしえの時代から使われていたことがわかります。
たとえば、ピラミッド。当時の人間の暮らしにおいて、身近で使いやすい石材だったといえるでしょう。
では、具体的にはどういったマテリアルなのでしょうか。こちらで解説していきます。
なぜライムストーンは太古の昔から愛されたのか
繰り返しにはなりますが、ライムストーンは、化石となった魚貝類や動物が有機物として堆積したり、海中の成分が沈殿したりすることで固まってできた石灰岩のことです。
基本的には緻密で不純物を含まないものが良質とは言われていますが、化石などが混ざっていることもあるため、観賞用などの楽しみ方をされるケースも少なくありません。
歴史を紐解くと古くから多用されており、ピラミッドをはじめ、ヨーロッパの教会やルーブル美術館などにも使用されています。
ライムストーンが多用されている理由として考えられるのは、加工のしやすさ。石材のなかでも柔らかく、吸水性が高いため、細かな彫刻を施すことが可能です。
そのため、今ほど技術が発達していなかった紀元前後の時代でも、建築建材として使用されていたのでしょう。もちろん今日においても人気は高く、日本では内装の壁材などとして使用されています。
ライムストーンはどのように使われる?
カジャデザインでは、インドネシア・ジャワ島で採掘されたライムストーンを使用します。ビーチの砂のような明るい色味と柔らかな風合いが特徴です。
さらに、私たちはそのままライムストーンを使用するのではなく、ひと手間加えました。
熟練の職人たちが表面に模様やパターン、デザインなどを施すことで、「ライムストーンレリーフ」というインテリア・装飾として使用。壁面をアートスペースとして彩り、一気に内装をリゾートムードへと仕上げます。
また、レリーフ以外にも小たたきという技法を施し壁材と使用し、洗練されたリゾートの雰囲気を醸し出すことも可能です。
アーティスティックでリゾート感の強い演出ができる壁材をお探しの方は、ぜひライムストーンを検討してみてください。