期間限定展示「MILANO WINDOW」in KAJA吉祥寺店 | スタイリングの裏側

企画開発部郷奈美子

今年の4月、大盛況のうちに幕を閉じたミラノサローネ。
日本でも5月から6月にかけて、インテリア業界・建築業界の各種メーカーが、トレンドセミナーや新作商品の発表を開催しています。カジャデザインも実際にミラノサローネに足を運び、そこで得たトレンドや傾向など共有していますが、注文住宅という幅広い分野を提供する私たちとしては、各社の分析などもチェックに余念がありません。

今回ご紹介するのは、KAJA吉祥寺店で現在開催中の期間限定展示企画、「MILANO WINDOW インテリアトレンドを楽しもう」。カジャ吉祥寺店の1Fショーウィンドウスペースを使い、ミラノのトレンドカラーを使ったコーディネートをしています。

普段のカジャでは珍しいカラーリング?！
トレンドカラーで仕上げたウォールペイント

今回、スタイリングを担当したのは実際にミラノサローネを訪れたカジャデザインのデザイナー鈴木です。そして今回初参加の、カジャでPR等を担当している須賀とイメージを擦り合わせて、アジアの家具とミラノのトレンドカラーを融合したスタイリングを考えました。

まず、空間の印象を大きく左右する壁の色。もともと、爽やかなアイスブルーだった壁を、今年のミラノサローネで押さえた【アイスグレーミント】と【モーブスモーキーピンク】の２トーンに色替えしました(詳しいトレンドカラーの説明はこちらのブログから)。塗装職人の高橋氏により、美しい仕上がりになりました。壁の色が変わるだけでもガラッと雰囲気が変わりますね。

ECOな素材をつかったNuu Sofaが主役

今回、ミラノをイメージしたスタイリングとはいえ、大きな家具は全てカジャのアイテムを使用しています。その中心になるのが、グレーラタンと無垢材を使用した『Nuu Sofa-ヌーソファ』。アジアン家具の代表的な素材を使いながら、落ち着いたカラーリングと大胆なデザインでラグジュアリーなリゾート空間にぴったりのソファです。今年のミラノサローネでは『ECO』が一つのテーマになっていて、自然に優しいマテリアルの開発やリサイクルを心掛けた製品の発表や製造方針を打ち出しているブランドが多くみられました。

そこに合わせるのは、カジャデザインがショールームで飾っているクッションカバーと、カジャの中でもヨーロピアンなテイストを取り入れたクッションカバーです。壁のモーブスモーキーピンクとアイスグレーミントにも、リンクしたカラーコーディネートになっています。

ユニークな１点ものを取り入れた、オリジナリティ溢れるスタイリング

家具以外のコーディネートのポイントが、ユニークな一点ものを取り入れたこと。

カジャには、海外から直輸入している定番の商品の他にも、１点もののアイテムも多く取り揃えています。家具だけではなく、アンティークの扉やオブジェが空間を彩ります。今回、ミラノをイメージした空間づくりがテーマになっていますが、そこにカジャだからできるエッセンスを加えてスタイリングをしました。

こちらはモーブスモーキーピンクの壁に設えたブルーのアンティークドア。使い込まれた木の質感と、型押しで模様の入ったジャワガラスが入っています。アンティークの扉は、壁付けのアートとして使用するとおしゃれでショップのような空間を作ることができます。

また、こちらのチークの木を切り出して作られたウッドチェアもインパクト抜群。自然の木の形状を生かして作られているので、一つ一つ個体差があり同じものは一つもありません。比較的キレイめなスタイリングの中に、こういったワイルドなアイテムを入れることによって空間が間延びせずコーディネートが引き締まります。

小道具を使って、フォトスポットで撮影

今回、カジャ吉祥寺点の一角を使って開催している、期間限定展示企画「MILANO WINDOW」。もう一つの見所は、スタイリングされた空間を使ったフォトスポットを設けたこと。カラフルな壁を背景に、お花やカメラのオブジェを使って自由に写真が取ることができます。SNSに投稿してもよし、家族やお友達との記念に撮るもよし、別の角度からインテリアを楽しむ仕掛けを散りばめました。