バスルームの新たな可能性を発見、Lucaの「チェルサイエ」レポート Vol.01
カジャデザインの海外パートナーであるイタリア在住のデザイナーLucaから、最新レポートが届きました。
毎年ボローニャで開催される、世界最大規模のセラミックタイルとバスルームの国際展示会「CERSAIE(チェルサイエ)」に足を運び、新作商品や最新のトレンドをチェックしてくれました。今、水回りのデザインに起きている、大きな変化を感じたようです。
バスルームの新たな可能性を発見?変化するトレンドの流れ
チャオ!みなさんお久しぶり、イタリア在住のルカです。
今年もボローニャで開催されたセラミックタイルとバスルームの国際展示会「CERSAIE (チェルサイエ)」に行ってきました。
じっくりひとつひとつのブースを見ていったら3日間はかかるであろうこの展示会、去年はセラミックタイルをメインに回りましたが、今回の視察のメインはバスルーム!各メーカーを隈なくチェックしてきたので、僕が感じたことを最近のトレンドを交えてお伝えします!
あらためてバスルーム関連のブースを見渡してみると、ある異変に気が付きます。ブースの中に設置されているセラミックのアイテムがどれもカラフルなのです!
いわゆる洗面ボウル&トイレ(イタリアやヨーロッパ諸国はこの隣にビデも加わります)&バスタブの3点セットといえばホワイトを思い浮かべる方も多いのでは。近年はますますカラフルになり、沢山のメーカーから遊び心いっぱいのバスルームの提案がされていました。
ここで、先ほど言った3点セットについて日本のみなさんに少し説明を。
日本はユニットバスという文化が発展していて、トイレのある個室と、洗面所とバスタブのあるバスルームが分かれていると思います。
しかし、ここヨーロッパではひとつの部屋にこの3点セットが一緒になっているのが通常です。しかも最近ではバスタブを置かずシャワーブースのみ設置するという家庭も多く、バスタブの代わりに大きなシャワースペースがあることも。
そしてトイレの隣に必ずある、水栓と排水栓のついたもの。ヨーロッパ旅行などで泊まったホテルにあって「これは何?」と、気になった方も多いのでは。
正解は足洗い・・・ではなくて、ビデなんです!トイレを使用した後に隣に移動して使用します。
でも僕は日本滞在中に使用している温水洗浄便座の使い心地が良すぎて、日本のような「ウォシュレット」が自宅にもあったらいいのに!とずっと思っていました。そんなヨーロッパ人が増えたのか、まだまだ普及率は少ないものの、イタリアのメーカーでもそれらしい商品が出てきています。
すっかり温水洗浄便座の話に話題がそれてしまったけど、次回はバスルームのトレンドについて、もっと紹介したいと思います。お楽しみに!!