バスルームの新たな可能性を発見、Lucaの「チェルサイエ」レポート Vol.03
カジャデザインの海外パートナーであるイタリア在住のデザイナーLucaから、最新レポートが届きました。
毎年ボローニャに開催される、世界最大規模のセラミックタイルとバスルームの国際展示会「CERSAIE(チェルサイエ)」に足を運び、新作商品や最新のトレンドをチェックしてくれました。バスルームのコーディネートの要となる水栓を中心に、今年のトレンドをまとめてくれました。
ディテールまでこだわり、自分だけの空間づくりが出来る時代
もはや近年のバスルームトレンドを支配していると言っても過言ではない水栓。水栓と言えば昔からあるシルバー色、クロムメッキの色を思い浮かべるのでは?
ところが近年はゴールドやブロンズ色、そしてブラックやホワイト、さらには様々なカラーや仕上げが登場しています。水栓のカラーにリンクさせるために排水の栓まで同じメーカーが提案しているという徹底ぶりです。
水栓のデザインも進化中。以前は機能性や利便性の面からもシングルレバーの混合栓一択でしたが、ホテルライクなバスルーム作りの影響もあり最近は2ハンドルのトレンドが復活。
しかも形状や仕上げだけでなくハンドル部分にマーブルやクリスタルを使うなど徹底的に凝ったものも。そしてシャワーブース需要の多いヨーロッパではシャワーにまでカラーのトレンドが!お風呂時間が楽しくなりそうな、面白い提案が沢山ありました。
進化が止まらない水栓ですが、カラーの波はタオル掛けやソープディスペンサーといったバスアクセサリーに至るまで押し寄せています。バスルームで使われているありとあらゆる金属部分のカラーが統一できるようにと、益々バリエーション豊富になっているから「そこまでする!?」と、驚きです。
バスルームのアイテムがよりバリエーション豊富になり、様々なテイストから選ぶことが出来るようになりました。服を選ぶようにセラミックのアイテムを選ぶ、アクセサリーを選ぶように水栓を選ぶといったように、よりファッションに近い存在になったと思います。もはやバスルームはパーソナルなものとして、自分だけの空間づくりが出来る時代なんだと思います。
最新のバスルームデザインの世界、いかがでしたか?
僕もボローニャからミラノの自宅に戻って改めてバスルームを見たら、なんだかとてもリノベーションしたくなってきました。まずは「ウォシュレット」を探すところから始めます!
それではみなさん、最後まで読んでくれてありがとう、ルカでした!