ポートランドで気づいた笑顔の絶えない暮らしやすい「距離感」
全米で一番住みたい街ポートランド~Street of Dreamsへの旅
本物を提案するために、本物を知るための旅!!!
今回はアメリカ西海岸オレゴン州のポートランドからカリフォルニア州ロサンゼルスを当社のインテリアデザイナーとカメラマンの4人で旅してきました。
今回の旅から、カメラマンの 金 洋秀(yansu KIM)さん<Twitter/Instagram>に同行してもらう事にしました。
彼の撮る透明度の高い写真に惚れ込んだじぶんが無理にお願いしました。
これからも続く旅を、少しでも多くの皆さんに写真という素晴らしいツールを通じてその「場」の素敵な空気をしっかりお伝えしたい・・・
そんな思いから実現しました。
はじめに、全米住みたい街NO.1のポートランドのサマータイムのご紹介です。
横浜市ほどの小さな広さのこの街にどんな魅力があるのだろうか?
特に、素晴らしい観光地や名所があるわけでもなく、雨が多く降る事でも有名なこのポートランドの魅力は????
空港からタクシーで宿泊予定のホテルに向かい、この街に足を踏み入れた時に感じたのは自然が多く暮らしやすそうなサイズの街だなという印象でした。
チェックイン後、スタッフと散歩しながらホテル周辺の街の中心部を見て回りました。
ほど良く街が整備されていて、中心部にも緑がしっかり残っている。
また歩道や自転車のレーンが広めに確保されていて、路面電車やバス等の交通網も丁度良いぐらいに発達していて、動きやすそうな雰囲気を感じました。
ただただ便利を追求しすぎてメカニカルなダサい街ではない事!
環境を大切にすることばかりに着目し、不便で暮らしにくい街でもない!
人が暮らしていく上で、必要なものが丁度良いバランス「案配!」で形成されているシンプルな街なんだという印象でした。
中心部ダウンタウンの街並みです。
空もクリアーでとても綺麗です。
この日の気温は40℃近くあったのですが、日陰に入ると心地良いぐらいの感じで東京の真夏日とは全く違い、さわやかな風を感じる気候でした。
こんな自然が多く気持ちの良い気候が、住みやすい街として選ばれる要因の一つなのだと思います!!!
街の中心部だというのに公園が多くあり、水場もオシャレにデザインされています。
大都市と比べてコンパクトな暮らしやすい街が形成されて、徒歩や自転車で公園やオシャレなカフェに行けたり、ショッピングができたりと、当たり前のことが負担なく、より心地よく、気持ちよく、おしゃれに暮らせる、そんなスローライフな暮らしをこの地方都市で手に入れることが出来るからこそ、このポートランドが全米一住みたい街に選ばれる理由の一つなんだと思います。
中心部から5分も歩くとウィラメット川に出ます。
歴史を感じられるような橋が多く現存しており、しっかりとメンテナンスされていてどこか懐かしいこの建造物の風景がしっかりと街に溶け込んでいいます。
川辺を散歩したり、サイクリングしたり、ボートセイリングしたりと思い思いのスタイルでのんびりのんびり余暇を過ごしている!!! 羨ましかったです・・
住みたい街に選ばれる理由がここにもありました!
次に車で15分ほどの、より緑の濃い郊外の街の様子です。
郊外の住宅は、セルフビルド「DIY」カルチャーが根付いていて住宅街の真ん中にリサイクルショップ、アンティークショップ、大型のホームセンターが多くあり自分の家は自分で修理する、おしゃれにリノベすることが当たり前にし易い環境が整っていました。
かわいいカフェやテイクアウトスタンドがあちらこちらに見られます。
リサイクルショップやホームセンターの様子です。
商品を購入に来たゲスト、そしてそこで働く人々、みんなフレンドリーでとても楽しそう!
英語勉強しないと!!!!! いつも思うのですが。。。
店内はユーモラスに、そしてしっかり整理されていて商品もとても探しやすく楽しい空間です!
地方都市の小さな街にコンパクトに丁度良いサイズで設計されている・・・そんな印象のポートランド。
贅沢なものなど何もありませんが、環境と人をとことん大切にそして、ちょっとオシャレにそんな心がけでこの街が全米NO.1になったのでしょう。
無駄なエネルギーや無駄な仕組みをとことん排除して、自然を大切にしながら過度な熱量を排出せず暮らす!!!
「歩いて暮らすこと」を究極突き詰め行政も市民もお互い納得し、それを素晴らしい事としている潔さがこの街の心地よさを現在~未来へと継続的に演出してくれるのでしょう。
正直、もっとオシャレなスポットが多くあり、リノベーションされた空間が滅茶滅茶オシャレ!
そんな勝手なイメージでこの街を訪れたのですが、「自然体」みたいなものの心地よさを目の当たりにして、そして体感して、飾らなくても幸せに暮らし続けることのできる空間を街という大きな空間で感じました。
そして、そこで感じた空気を最高に心地よいと思いました。
ディズニーリゾートもユニバーサルスタジオもありませんが、楽しく過ごすことが出来ました(笑笑)
このポートランドに降り立って、当社が理想としているデザイン住宅・リゾート住宅の表現方法の振り幅が拡張した感じがしました。同行したスタッフ(デザイナー)ともこの感覚を共有できました。
笑顔の絶えない暮らしやすい「距離感」を日本に持ち帰り、社内で共有し、カジャデザインの考える理想のデザイン住宅をしっかりと形にしていこうと思います。ポートランドに負けない様に(笑)
次は、郊外で開催されていた「Street of Dream」です。