2017.11.22 世界を旅する建築会社
インドネシア

新しい仲間と巡る、建築事業部のルーツのある土地インドネシアへ

カジャデザイン代表 大熊 英樹

建築事業部「カジャデザイン」のルーツ!!! ~インドネシアへの旅〜

一年ぶりに当社の建築事業のルーツともいえるインドネシアへと旅に出ました。ナチュラルなリゾートの空気感を体感しスタッフに継承するために、建築事業部「カジャデザイン」スタッフ(営業部・工事部・積算)5名とカメラマンの金 洋秀(yansu KIM)さん<TwitterInstagram>と面白法人カヤックのライター日野原良行さんそして、建築家山田達也先生と私の男ばかり全9名の旅となりました。

お客様にリゾート空間の素晴らしさを正確に提案するために、ナチュラルなリゾートの空気感に触れるための旅!!!

今回、インドネシアへの旅は初めてという人が多かったこともあり、王道のルート・バリ島からジャワ島へと旅してきました。インドネシアの気候は4月~10月が乾季、11月~3月が雨季に分かれる赤道直下の熱帯性気候で今回は、もう少しで雨季に入る微妙なタイミングで雨も覚悟の旅でした。

スタッフより一日前に出発した自分は台風の影響で6時間ディレイ・・・先が思いやられるはじまりになりました。

バリ島に到着したのは、深夜12時を回るそんな時間でホテルからの送迎も終了してしまいタクシーでひとり寂しくホテルに向かいました。宿泊先は南部ブノア地区の「amanusa」!!! 自身このホテルは5年ぶりの宿泊でした。

AMAN HOTELSの中でも比較的歴史のあるこのホテルは、インド洋に突き出た地形を巧みに利用し贅沢にデザインされたヴィラスタイルのホテルです。

深夜のチェックインでしたが、スタッフが笑顔で迎えてくれました。
何年たっても全く変わることのない佇まいにほっとさせてくれます。理想を継続的にしっかり確保しています。
さすが、AMANクオリティ・AMANスピリッツです。

ゲストルームに案内していただきました。
ディレイで待たされたこともあり、疲れていたのでシャワーを浴びあっという間に寝入ってしまいました。

目が覚めると雨季寸前とは思えぬ晴天!!!最高に気持ちの良いの天気でした。

ホッとさせられる変わらぬ景色、変わらぬ空気に包まれ何時ものレストランで美味しい朝食!
フレッシュジュースに心癒されます。

プルメリアが綺麗な宿泊していたヴィラの入り口です。

スタンダードなタイプのヴィラですが比較的広めで、窓からは気持ちの良い光と本当に美しい生き生きとした緑の植栽や花々が目に飛び込んできます。十数年前に初めて宿泊したころと全く変わらぬインテリアやスタッフの笑顔その他多くのサービスや空気感にほっとさせられます。

高めの茅葺天井に大きな天蓋ベッドが印象的なゲストルーム!!!に心癒されます。

ベッドリネンは、とても肌触りが良く、色感も心落ち着くベストなチョイスでした。

洗面・バスルームエリアです。
少し沈み込んだバスタブが印象的なバスルーム!背面は植物と水盤で開放感たっぷりです。
背景のシーンが床に写り込み、朝のバスタイムは癒される特別な時間です。

外のデイベッドでは、周りの自然を感じ鳥の声を聞きながら読書をしたり、昼寝をしたりと多目的に寛ぐこともでき、夜には満天の星空を眺めながらお酒をいただく!!!
心にゆとりを感じるそんな時間を演出してくれます。

共有部分です。

シンメトリーにデザインされ、茅葺でできた大屋根が印象的なレセプション。
夜とはまた違った印象で、この贅沢な空間を通り抜けていく風が最高に心地良いです!!!

ただのアプローチですが、柔らかな光が差し込む陰影!!!しっかりデザインされています。

インド洋に面したレストラン棟!!!
日中は透き通るような青い空と青い海を臨み、日が傾く夕暮れには幻想的な風情。
遮るもののないこのビューポイントは、じぶんの人生の中でもベスト10に入る「心癒される場所」です。

プールもほとんど貸し切り状態でした。バリ島の強い日差しを避け木陰で冷たい飲み物をいただきながらのんびり、本当にのんびりしてきました。

この大自然を、ドローンで空撮してきました。
撮影してくれた金さんも、この壮大な景色の空撮を楽しんでいました。

動画は後程、違う場面で配信していきます。お楽しみに!!!

一日遅れで到着したスタッフを空港までホテルスタッフと一緒に迎えに行きました。

スタッフが宿泊するamanusaの隣に位置する「THE BALE」のスタッフさん。

無事、何事もなく定刻に到着したスタッフ! テンション高めでした(笑)

THE BALE」に到着です。

このホテルは、何度も何度も紹介しているのには、いくつか理由があります。
まず一つは、じぶんがリゾートスタイルの建築事業「カジャデザイン」を始めようと決意した2つの空間の1つがこのホテルの空間、空気感だからなんです!!!!!
このホテルは、16歳未満は宿泊できないこともあり大人がゆっくり休むための環境がナチュラルに整っています。
空間としての色感やサイズ感そして自然を丁寧に取り込んでいる開放感!申し分ありません。
何度宿泊しても飽きの来ない「心休まる空間」は、住空間に置き換えて想像してみると理想的な「場」なのかもしれません。

もう一つは、このホテルの大半をつかさどる空間構成に採用されているマテリアルがライムストーン(石材です)で当社カジャデザインが提供させていただいているリゾート住宅のメインマテリアルと同じだからなんです!!!!

なので、バリ島に海外研修に来た際には必ずこのホテルにスタッフと一緒に時間を共にし、カジャデザインをスタートさせた理由やイズムを同行スタッフにしっかり伝え、体感してもらった上で共有するようにしています。

また、カジャデザインのメインマテリアルのライムストーンで構成されたこのホテルの空気感の心地良さを肌身で感じてもらう事、そして、ライムストーンで空間構成されたこのホテルのデザイン性や素材感・質感の素晴らしさをしっかりと心に落とし込んでもらう事を最重要課題としています。

カジャデザインの住空間が何故リゾートスタイルで心地よくあるべきなのか???
この旅を通してこのホテルの空気感・空間の素晴らしさを体感し、スタッフ個々がカジャデザインの家づくりに、この体感を経てしっかりと落とし込んでいけるようになるための旅であり、ホテルチョイスなのです。

では、「THE BALE」の空気感じていただきましょう。

陰影が美しいアプローチの左奥がレセプションデスクになっています。

「Selamat Datang di Bali」ようこそバリ島へ!!!優しい笑顔とジンジャーティーで迎えてくれます。
長旅の疲れも忘れホッとするひと時です!

チェックイン後に、優しいキャンドルライトの中おじさん9人で夕食をいただきました(笑)
テンション高めで、話も盛り上がり、ついつい飲み過ぎてしまいました。

翌朝です。

カメラマンの金さんが、早起きして撮影して来てくれたホテル近郊の街の朝の様子です。

そして、宿泊したヴィラの朝の様子です。

宿泊したのは2ベッドルームヴィラ!

バリ島の伝統的な建築様式の茅葺の屋根に落ち着いた色調の壁に木窓で構成されています。
ヴィラの前にはバスルームから直接飛び込める専用プールがあり、プルメリアの樹に芝生、そして、大きな東屋が配された贅沢な空間構成になっています。
カジャデザインの考える理想の住空間を想像するのには本当に分かり易い空間がこのヴィラ内に広がっています。

正面が専用ブールで左手には大きな東屋があります。

透き通る様な白を基調とした、ゆったり空間ゲストルームです。
天蓋ベッドが、リゾート感をより濃く演出しています。

開放的なバスルーム!!!

バスサイドの演出も、きれいなお花にキャンドルと定番ですがホテルの丁寧な心遣いには頭が下がります。

レストランサイドのメインプールです。

水面がキラキラと照らし出され、食事をしているとこの光景が目に飛び込んできます。
こんな朝食が自宅でできたらどんなに幸せだろう!この時間を空間ごと切り取り日本に持ち帰りお客様にご提案すべきだろう! そんな思いにさせてくれるリゾート空間です。

そしてそのレストランで朝食をいただくスタッフと面白法人カヤックのライター日野原さん(右奥)。

そのレストランで働く陽気なスタッフのみなさん

そして美味しい朝食の数々!

朝からハンバーガーを食すスタッフもいたりして・・・(笑)

ホテル内をしばし散策し午後は、バリ島南部のウルワツに位置する「BVLGARI RESORT BALI」へ

このホテルは、海抜150メートルの傾斜地に建設されたトラディショナルバリとイタリアンスタイルが上手くミックスされたインド洋を望むリゾートホテルです。

レセプションには、カジャデザインのリゾート住宅に採用している「ヴィエラストーン」が使用されています。

大屋根が印象的なレセプション棟!!!階段を上がるとインド洋が眼下に広がります。

レセプションからのインド洋!絶景です!!

景色に見惚れる者いれば、建築構造やマテリアル使いを論ずる者もいます。
自由な感じですが、このレセプション棟には住宅建築に生かせる多くのヒントがあります。

建築家の山田先生と現地ガイドのプトゥさん・・・英語と日本語のミックスみたいなおもろい会話でしたが、バリ建築についてしっかり意思の疎通も取れ、濃い話ができていました。

予約していたインドネシアレストラン「サンカール」へカートで移動しました。

断崖に建設されているこのレストランからの景色は見渡す限りブルーの海と空!
時おり大型船が往来し、その風情をのんびり眺めていると頭が空っぽになっていく感覚に陥ります。

レストラン内は、黒グレーを基調にデザインされていてオレンジのラタン???でできたランプが差し色としてアクセントに使われています。
食器やグラスの細部まで拘りを感じるインテリアコーディネーションはさすがブルガリと言ったところでしょうか?

ロブスターのランチコース料理をいただきました。
インドネシア料理と説明されましたが???想像と全く違う料理でした。
イメージとは、良い方に違っていたという意味です・・・美味しかったです。

男9人に加え現地ガイドのプトゥさんとドライバーさんも一緒に全11名でランチをいただきました。みんな満足顔!!!特に積算の木村君(左手前)はこの料理が気に入ったようで、じぶんの分も半分おすそ分けしました(笑)

食後海辺を見ると、藤のバスケットを編んでいる女性スタッフがいました。

現場監督の坂田が片言の英語でコミュニケーション!
楽しそうな二人・・・眼下のインド洋、見上げて澄んだ青空、絵になります。

坂田「あげるよって・・もらってきました。」製作途中でもらってきてどうするの???

男9人で巡るカジャデザインのルーツ!!!インドネシアへの旅は順調にスタートしました。

「AMANNUSA」~「THE BALE」~「BVLGARI」いかがでしたか?
王道で、知っているよ! という方も多くいらっしゃると思いますが、今回はインドネシア初心者が大半なので許してください。
しかし、トラディショナルバリもこのクラスになると世界の高級リゾートと比較しても引けを取りません。
何故なら、限りなく澄んだ海や空、そして生き生きとした木々の大自然を丁寧に取り込むようにデザインされ
インテリアコーディネーションもナチュラルで洗練された空間にアクセントで個性的な差し色が採用されています。
余白も贅沢に確保されていて、心の底から住んでみたいそんな思いにさせてくれるバリ島のリゾート空間は
じぶんにとっての「心を休める空間」です。

まだ旅は始まったばかりですが、同行スタッフにもしっかりとこのリゾートで暮らすという意味や自然と共存しているリゾート空間の心地良さが伝わっているようです。

また、インドネシアから自社で輸入しているオリジナルマテリアルが実際にホテル建築に使用されている空間に
直に接することにより、マテリアルの質感の素晴らしさや、質感のもたらす「やさしさ」のような感覚が心に落ちたようです。

カジャデザインのご提案するリゾート住宅の心地よさが、同行スタッフに少しずつですが共有できたのではないかと感じられる「時」が始まりました。

今回は、建築事業部カジャデザインの事業部長1名・営業スタッフ2名・工事積算スタッフ2名・建築家1名・カメラマン1名・ライター1名と自分の9名のやや大所帯の旅です。

行動パターンが様々でとても個性的な面々・・・
先が思いやられるようなシーンにも何度も遭遇しましたが、笑顔で乗り切っていきます(笑)

そして、みんなで共有した「時」・「場」を日本に持ち戻りしっかりとカジャデザインのリゾート住宅に落とし込んでいきたいと思います。

男9人で巡るカジャデザインのルーツ!!! インドネシアの旅  まだまだ続きます。