オリジナル石材「HITAM (ヒタム)」が創り出す空間
なぜ世界遺産に使われる石材を家づくりに採用しているのか
当社で家づくりに欠かせないオリジナル石材の一つ「HITAM(ヒタム)」の紹介です。
当社は、十数年にわたりインドネシアとのかかわりを大切に事業を進めています。
そんなインドネシアは、火山国で火山の噴火とは切っても切り離せない歴史があります。
この「ヒタム」は、火山が噴火し流れ出た溶岩が固結し出来た地盤を採掘し生成されています。
下の写真は、インドネシアのジャワ島中部に位置するユネスコ世界遺産に登録されている世界最大級の仏教遺跡「ボロブドゥール寺院」です。
この寺院は、小高い丘の上に「ヒタム」をメインマテリアルとして建設されています。
780年頃から建設が始まり、792年に完成されたと言われています。
1220年以上もの長き年月を経て、この地を見守り続けてきたそんな歴史ある石材を時を超え、国境を越え、日本での家づくりに取り入れたら「KAJADESIGN」が目指すオリジナリティーや上質なリゾート空間の構築に繋がるのではないか???????
と、考え取り入れた訳です。
インドネシアへの旅、ボロブドゥール寺院での一コマです。
こんなローカルで地道な体感が大切です。映像を見ただけでは伝えきれない「空気」を感じる事を最重要であると考え、スタッフと「本物に触れる旅」を続けています。
「HITAM(ヒタム)」は、どのようにして出来上がるの?
インドネシアのジャワ島中部の街はずれの石材工場で製作管理していただいています。工場の様子です。
ではどのように石材が出来上がるのか????? 現地の石材工場の様子を一部ご紹介します。
最初に、石材の塊を荒切りします。
石材を切断するカッターのもの凄い音が、工場中に響き渡ります。
この工場とも、随分長いお付き合いになりました。
数百人の職人さんが働いています。みんな丁寧な仕事に心がけていて、いつも笑顔で挨拶してくださいます。当社の家づくりには、欠かすことのできない大切な場所がこのインドネシアにあるのです!!!!!!!!!!
仕上がった「ヒタム」の質感です。
溶岩が固まってできた石材なので、噴火した時期や場所によって「表情」がかなり異なります。
天然素材に興味のあるお客様には良い部分でもあり、あまり興味のないお客様には悪い部分!
ウィークポイントでもあります。
施工に携わる職人さんにも、現地で生産場所・生産工程・特徴やクオリティーを見て頂きデザイナーと打ち合わせした上で、工事に着手しています。
石職人の熊谷さん、通称「くまさん」とデザイナーが現地で密に打ち合わせをしている様子です!!!!!
国を越えたくさんの人たちが、当社の家づくりを支えてくれています。
インドネシアを訪れるたびに、この国の人々に感謝し、手間のかかるデザインや施工に協力してくださる、職人の皆さんそして当社のスタッフに感謝感謝です!!!!!!
「HITAM(ヒタム)」を取り入れた住空間て?
お引き渡しが完了している空間をいくつかご紹介します。
ご覧いただけたでしょうか?
「HITAM(ヒタム)」は、リビング等の室内でも外壁等のアクセントにもオールマイティーに幅広くご使用いただけるマテリアルです。
天然石のため、色感や表情に多少ムラがあります。このムラが好きなっていただけるようにデザイン性や施工性に工夫を凝らし、日本の住環境に溶け込むそんな印象を持って頂ける様日々努力を重ねていきます。
「HITAM(ヒタム)」新商品
アクセントウォールに採用するために仕入れてきた新商品です。
商品のクオリティーチェック、デザイン・施工方法もチェック済みで、年末にインドネシアから到着予定です。
手仕事で、一つ一つ丁寧に張り合わせていきます。とても根気のいる仕事です。
まとめです。
オリジナル石材「HITAM(ヒタム)」を紹介させていただきました。
安易に、ただカッコいいね!でマテリアルを採用すると想像しえぬトラブルや弊害が生じますがだから既製品だけで安全を担保しています!!! そんな心持では、上質な心休まるリゾート空間をデザインし生み出すことは不可能です。
資源の生産背景を理解し、その国の文化や伝統を尊重し美意識を高めていくために現地を繰り返し旅することが大切です。今回ご紹介した「HITAM(ヒタム)」も含めたオリジナルマテリアルを日本の住空間に取り入れることが叶うのも、この旅と旅で出会った現地の人々のおかげです。
数千キロ離れた国で火山の噴火により生まれた石材が、住宅建材となり日本に到着し、その石材の特性を理解したデザイナーが描いた最高のプランに合わせ、職人が手足を動かし理想の空間をお客様にお届けすることが叶います。
便利さや豊さを高めるのではなく、「豊かさを深める」ことが大切だと考えています。
こちらの石材に興味ある方はお気軽にお問い合わせください。