2017.12.20 世界を旅する建築会社
インドネシア

ライステラスが美しいウブドと、独特の空気をもつジャワ島

カジャデザイン代表 大熊 英樹

建築事業部「カジャデザイン」のルーツ!!!~インドネシアへの旅 3

今回は、バリ島ウブド~おとなりジャワ島のジョグジャカルタへの移動の様子をを中心にご紹介します。
田園風景の美しいウブドとバリ島とはまた違う空気を持ったジャワ島の雰囲気を感じていただけると幸いです。

男8人で巡るカジャデザインのルーツ!!! インドネシアの旅 3の始まりです。

お世話になったサンタニウマラスをチェックアウトし北東部の田園風景が綺麗なウブドへ!!!
インドネシア初心者を数多く率いてやっとウブドまでたどり着きました。
昨年の旅でもご紹介しましたが、古き良きバリの風情を忠実に再現しているRitz-carlton bali mandapaから紹介します。

まずは、ライステラスを臨むゲストルームからご覧いただきます。
このホテルはヴィラとヴィラの距離もあり起伏も激しいのでホテル内の移動にはバギーが欠かせません。

入口に到着です。
バンブーでセパレートされたアプローチに歩みを進めます。

ゲストルームは眼下にライステラスを臨む絶景の贅沢なプール付きのヴィラです。
海のロケーションとは違いますが、ウブドの原風景でもある濃い緑のライステラスも目にやさしいホッとするロケーションです。

多くの熱帯植物にセパレートされたゲストルームの窓からの景色は絵画のようです。
大自然、そしてこの景色で目覚めるわけですから、この上ない幸せな「時」!!!
穏やかな一日のスタートです。

開放感のあるバスルームとミラーtoミラーのラバトリースペース。
このラバトリースペースにみんな揃って反応???興味津々で写真を撮りまくっていました。
多くのシーンが映りこむミラーの絶妙なバランスと、あえて水場に木製でデザインされた洗面ボールを使用していること。そして、その洗面ボールがお洒落でクオリティーも高く防水等の機能面もしっかりしているところに、フォトグラファーも建築家も現場監督も営業部スタッフも積算部スタッフも心躍らされたようです。

写真では空気を伝えられないのが本当に残念だと感じた瞬間でした。

※この洗面ボールは、産地を探しあてオリジナルでデザインし来春には手元に届く予定です。
現在積算部の木村が現地とキャッチボール中です!!!
お楽しみに・・・

プールサイドの東屋もここに住めるよね???とスタッフの声が・・エアコン完備で贅沢にスペースが確保されたいてインテリアもお洒落でした。

お腹がすいたので、みんな揃ってランチへ。

メニューはインドネシア料理でしたが、リッツのシェフの手にかかると見た目も鮮やかなオリエンタルなお洒落ランチになるんですね。
勿論、見た目だけではなくとても美味しかっです!

フォトグラファーの金 洋秀(yansu KIM)さん<TwitterInstagram>とじぶんがお洒落だと思ったシーンやトラディショナルバリを感じたシーンをピックアップしてみました。
ご覧ください!

好き勝手にたくさんの写真を羅列させていただきましたが、このホテルの空気を感じていただけたでしょうか?
ビーチサイドのホテルがどんどんモダンになっていく中、決してアクセスが良いとは言えないウブドの田園地帯で、トラディショナルバリを忠実にデザインし田園風景や渓谷の自然を丁寧に取り込んでいるこのホテルの心休まるリゾートスタイル空間には頭が下がります。

そして、このホテルがまだオープンして3年しか経過したいない事にも驚かされます。
もう何十年も経過したかのような落ち着いた佇まいを創り出しているデザイン力と工事能力のクオリティーの高さ広さ!!!!!!

当社、カジャデザインも見習わなくてはなりません。
新築住宅でも落ち着いている空気が漂う佇まいってなんだろう?????
日本に持ち戻って、社内でしっかりブレストして形にしていきたいと思います。

このRitz-carlton bali mandapaの中で自分が感じた「心休まる場所」を紹介します。
レセプションの左奥にあるデスクが一つだけポツンと置いてある場所です。

今までご紹介してきた「何もしない幸せ・・・」な場所とはちょっと違ってこの場所なら、仕事が気持ちよくストレスなく捗るだろうな???と感じた空間です。
オールドチークでシンプルにデザインされたデスクとチェアー! そして、この空間を抜けていく優しくて肌ざわりの良い風そして、水の音・鳥の声そして最高のロケーション!!!!!

こんなワークスペースがほしい! こんな「場」で仕事がしたい! 本気で叶えたいと思った瞬間でした。
眠くなっちゃうかもしれませんが・・・(笑)

こんなきれいな渓谷の景色を背に次の目的地へと向かいました。

Ritz-carlton bali mandapaから程近くにあるGaya Ceramic and Designへ!

昨年も立寄りましたが、このショップの作品は世界的に高い評価を受けていて多くのラグジュアリーホテルでこのショップがデザインした食器やオブジェに出会います。

オフィスが新しく改装されていました。色感がとても素敵な上に壁面のリースをイメージ?しているような焼き物のオブジェとのバランスや質感が最高でした。

何々スタイルなんてものではなく、オリジナリティーとカラーバランスの大切さ教えられたような感じがしました。当たり前のように、新しいものをデザインし生み出し、空間にバランスよく落とし込んでいくGayaさん! 素敵ですね!!!

作品を販売しているショップです。
床の素焼きのタイルのカラーバランスやサイズ感抜群ですね・・・
これから世の中に出ていくオリジナル作品の一部だそうです。

Gayaの作品の一部です。(Gaya:Instagramoより参照

オブジェ・食器等を購入し外に出ると工事部「坂田」が何やらスケッチしていました。
Gayaさんのショップの外観に興味を持ったらしく何時もになく真剣な表情でスケッチブックに書き留めていました。

ウブドからデンパザール空港に車を走らせました。
渋滞もほとんどなく、空港につきチェックイン!次の目的地ジョグジャカルタへ
1時間少々のフライトです・・・かと思いきや、いつも通りディレイ(涙)

バイバイBALI

2時間遅れで次の目的地ジョグジャカルタに到着です。
空港には、「KAJA INDONESIA」のLIZAとANDYがいつもの笑顔で迎えてくれました。
何千キロも離れたこのインドネシア・ジャワ島の地に十数年も一緒に仕事を共にし成長し続ける人たちがいることに感謝感謝です。二人の笑顔を見るとホッとします(笑)

フライトの疲れも見せずスタッフも元気元気です!!!

ジョグジャカルタに上陸

ホテルにチェックインして、恒例のANDYレストランに向かいました。

バリ島とジャワ島は宗教も違えば主産業も全く違います。
スタッフに、そんな雰囲気や空気を感じてもらうにはこのANDYレストランが最高に分かり易い「場」だと考え、絶対にここにきてジャワの皆さんと一緒に、日本で言う同じ釜の飯を食うという事を大切に実践し続けています。

バリ島のお洒落レストランに慣れ切っていたスタッフ!
最初はここに座るんですか?でしたが、ジャワ島の地に腰かけフライトが遅れお腹ペコペコだったこともあり完食でした。

この「時」を経て、同じ「志」・「価値観」でリゾートスタイルの「心休まる空間」を創り出すスタッフがまた増えたことを嬉しいと思うと同時に「重さ」の様なものを感じた瞬間でした。

会ったばかりでしたが、建築家の山田先生とLiza意気投合!!!
食事をしながら、ジャワ島の習慣や魅力をレクチャーしてもらったようです。
ヨーロッパファーストだったはずの山田先生が、どんどんアジアの魅力に引き込まれていく魅了されてしまったような瞬間を目撃しました。

歌を歌って生計を立てている人もいます。ジョグジャカルタの原宿?と呼ばれているこの場所!

「Ritz-carlton bali mandapa」~「Gaya Ceramic and Design」~フライトを経てジャワ島「YOGYAKARUTA」の入り口までご覧いただきました。いかがでしたか?

昨年と同じようなルートですが、スタッフ同士の共通認識を高めるためにも外すことのできない「道」です。

記憶をバリ島に戻して、リッツカールトンはバリ島の雰囲気が好きな人にはなまらない空間、インテリア感、ロケーションのホテルです。宿泊費用は多少高額になりますがホテル自体の価値とリッツの心温まるサービスはそのコスパをはるかに超えていると思います。

ガヤも同様にあのデザイン性や商品自体の質感・クオリティー・独自性は商品の価格を超える価値だと思います。

価格ってなんだろうと考えた時に、一番に頭に浮かぶのはそのものの価値を目に見える数字に変換した結果なんだと考えています。

カジャデザインの提供する「住宅」という商品がお客様の満足いただける価値レベルに相当しているのか?

リッツカールトンホテルズが世界で高い評価をされている理由は宿泊してみれば誰でも等しく感じると思います。そしてまた宿泊したいという選択するんだと思います。
しかし、その価値やクオリティーを確保し続けることは簡単なことではありません。これだけの情報社会において何でも数字化されてしまう社会において、現状維持は後退しているという評価に直結します。

成長しながら変化しづけることは簡単なことではありませんが、リッツカールトンホテルズはそれが全世界で実践されているんだと思います。

カジャデザインは、それほど大きな企業規模・産業を目指し家づくりをしているのではありません。
企業理念として、事業をシステマ化して量産して収益を確保していく、そんな方向には全く興味がないのです。

企業としての未来像は、カジャデザインの創り出す「住宅=空気」の価値やクオリティーの「高さ」を成長し変化し続けながら、お客様に満足いただける高いレベルを目指しています。成長し変化し続ける企業であることが使命だと考えています。

その為に、「世界を旅する会社」としてまだ見ぬ世界の素晴らしい「空気」を感じ取り、また素晴らしい「空気」には繰り返し触れ、その変化を感じ取りながらカジャデザインの「住宅=空気」にしっかりと落とし込んでいく「努力」を惜しみなくより個性的を大切に継続していくべきであると考えています。

男8人で巡るカジャデザインのルーツ!!! インドネシアの旅 は次回、建材仕入れ~ボロブドゥール寺院へと続きます。