2018.4.12 世界を旅する建築会社
スリランカ

スリランカの旧市街地と、デザイナーが作るハイセンスなホテル

カジャデザイン代表 大熊 英樹

非日常的な空気に抱かれる穏やかな休息の地

3rdでは、ランチで立寄った世界遺産の街ゴール旧市街の様子と最終日に宿泊したホテル、パラダイスロード・ザ・ヴィラ・ベントータを中心に一部建材の買い付けの様子も交えながらお伝えします。

カジャデザインのお客様にスリランカの自然豊かな穏やかで心休まる空気感を伝えるための旅 3の始まりです。

ゴールの旧市街へはガイドさんの勧めもあってオールゲートから入りました。
大航海時代の面影を残すコロニアル調の建物が多いそんな第一印象でした。

この街に着いてお腹ペコペコのカジャデザインスタッフは最初にホテル「アマンガラ」でランチをすることにしました(笑)

アマンガラは、1684年オリエンタルホテルとしてオープンしました。
何世紀にもわたり長い年月を経ていますが丁寧にリメイクしてきていることが一目見て分かるほどアンティークで装飾され磨き上げられた室内は伝統が息づくリラックスできる場所でした。
次にスリランカを訪れるとしたら、絶対に宿泊したい外せないホテルです!!!

腹ペコのじぶんは、隣のテーブルで欧米のゲストがクラブサンドを美味しそうに食べているのを見て、同じものをオーダーしました。日本人ぽいですね。
味は間違いなく、とても美味しかったです。異文化の名残でしょうか???

笑顔で食事を待つ建築事業部のツートップ!!!
日本ではなかなか見かけないレアなツーショットです。

旧市街の様子です。教会も多く見かけました。
仏教徒の多い国には見えませんよね。ポルトガル~オランダ~イギリスに統治されていた歴史的背景からこのような街並みが今現在も色濃く残っているのでしょう。

街のアンティークショップでお洒落な骨とう品を購入しようと入店し、めぼしをつけていくらですか?と聞いたらここには売り物はありませんと・・・

無料の街のミニ博物館のような場所でした。
入り口にいたスタッフに笑われてしまう始末・・・恥ずかしかったです。

ゴールの街は半島を囲むようにできているのでどこを抜けても海に出ます。
カモメに灯台に綺麗な海に潮風!気持ちよく暮らすための最強のコンビネーションです。
歴史ある街並みとそこを吹き抜ける海風がとても心地よかったです!

ゴールの街の印象に残ったシーンの切り取りです。
オシャレなワンシーンや古き良き街並みはどこを切り取っても絵になる異文化を強く印象付けられた歴史を感じる素敵な街でした。

続いてゴールの街からベントータにあるジェフリーバワ氏設計のブティックホテル ー パラダイスロード・ザ・ヴィラ・ベントータに向かいました。

前が見えないほどの突然のスコール!

スリランカに入って初めての雨でした。
すごい雨でしたが移動中である意味ラッキーだったのかもしれません。

日が沈む前に何とかパラダイスロード・ザ・ヴィラ・ベントータに到着。

パラダイスロードはスリランカのデザイナー、シャンタフェルナンド氏が1987年ブティックをスタート。
その後、レストランやホテル経営へと事業を拡大し、今ではスリランカ有数の人気ブランドとして認知されている。
また、雑貨や小物類もシンプルにデザインされていてとても人気があります。

カジャデザインのギャラリーでお客様にお出しする飲み物のグラスやお皿、またディスプレイ用のインテリア小物を、パラダイスロードで購入してきました。

アジア色を取り入れたモダンでシンプルな印象のレセプションです。

宿泊した天蓋ベッドが印象的なゲストルーム。心地の良い色感でした。

翌日は快晴!!!気持ちの良い朝の目覚めでした。

ジェフリーバワ氏設計とパラダイスロードのインテリア感が上手くシンクロして個性的な空気感が生まれていました。

メインプールサイドです。朝日が映り込んで綺麗な陰影でした。

ホテル内には、共用スペースにアウトドアリビングが多くあります。
ラタンの家具やお洒落なファブリックがシーンのアクセントになっています。

通路・アプローチも独特のインテリア感でまとめられていてとてもおシャレにデザインされていてとても気持ちの良い空間構成になっていました。

ホテル内の気になったインテリアシーンです。

このホテルとは、一泊でお別れ・・・もう少しゆっくり宿泊していたかった。

冷えたアイスコーヒーでひとしきりブレイクし暫し建材チョイス。
スリランカ産のタイルと石材をチェックしてきました。

石材・タイルともコスパは悪くありませんが、特徴があるかと言うとそうでもない見慣れたマテリアルが多くカジャデザインのお客様に喜んでいただけるようなパフォーマンスはあまり感じられませんでした。

対照的なゴールの街とベントータのパラダイスロードをご紹介させていただきました。
多くの国から統治されていた歴史が色濃く残る港町ゴールとビーチを背にアジアン色を色濃く残すパラダイスロード・ザ・ヴィラどちらがお好きでしたでしょうか???

シンプルに歴史のあらすじを表現するとゴールの様な街並みになるのかも知れませんね。
伝統が息づくリラックスできる落ち着いた空気感、特にアマンガラはもう一度行きたいエレガントでコロニアル調な空間でした。

また、パラダイスロードは独特のインテリアや庭に広がる緑に癒される心が解き放される様な隠れ家的なヴィラ空間でした。コンパクトヴィラですが、各々特徴的なデザインのゲストルームやゲストルームをつなぐ階段やアプローチはバランスがとてもよくパラダイスロードのセンスの良さが設計された休む心を表現したような空間でした。

レストランでの食事もとても美味しくお勧めですが、唯一早朝四時台からホテルの目の前を電車が通り、目覚まし時計代わりに起こされることは勘弁してもらいたい(笑)
そんなホテルでした。

建材は、岩盤が基礎地盤の割にはあまり面白いものはありませんでした。(残念)

最後に、ゴール旧市街では一味違うスリランカにふれることができました。
語り尽くせないぐらいの優美で自然と一体となった時とともにその表情を変える「GALLE」の街!!!!!
多くの気づきがありました。