自分たち以上に家族のことを考えてくれる建築会社でした
もしかしたら、今の時代では珍しいのかもしれません。
毎日のように家族が一緒に食事をして、一緒にテレビを見て、一緒に時間を過ごして……という風景が。
なかなか見かけなくなった家族団らんの風景が、この住まいにはあります。
2018年、新たな生活をスタートしたN様ご家族。その住まいの特徴は、間取りにあります。居住スペースの2階部分に足を踏み入れると、目の前には広がるワンフロア。
仕切りのないスペースで、N様ご家族は暮らしていました。この「0LDK」の住まいはいかにして生まれたのか。N様ご家族(ご主人さま、奥さま、ご長男さま、ご長女さま)に聞いてきました。
子どもたちと一緒につくりたかった
– まず、家を建てたきっかけから教えてください。
ご主人:
生活が落ち着いてきたことが大きいですね。長男が中学校3年生、長女が小学校6年生になって、子育てはひと段落したタイミングだったので。
子育てのための家というよりも、子どもたちと一緒に「暮らし」を楽しむような家を建てたいと思ったのがきっかけです。
奥様:
「子どもたちと一緒に」がポイントなんです。
中学校3年生と小学校6年生ぐらいになれば、意見を言えますよね。子どもたちが幼いと、ついつい夫婦主導で決めてしまいがちですが、私はイヤだったんです。
私は「子どもは親の言うことを聞くだけ」の親子関係をつくりたくなかったので、子どもたちの意見も取り入れたかった。実際、打ち合わせにも参加してくれて色々意見を言ってくれて良かったなって思ってます。
– 発言できるだけの家づくりに対する「想い」があったってことですね?
奥様:
長男は建築が好きで、長女はインテリアが好きなんですよね。長男に至っては「建築家になりたい」と言っているくらいで。
ご長男:
両親に勝手につくられるのはイヤだったんで 笑
– すごいですね 笑。ご家族一丸となった家づくりへのスタンスは、仕切りのないお住まいにも現れている気がするのですが、なぜこういった間取りに?
ご主人:
最初は、現在のような間取りになる予定はなかったんです。
もともと広々とした空間が好きだったのですが、スペースは限られている。だったら、デスクやクローゼットを各部屋に分散させるより、機能別にまとめた方が有効に使えると思って……検討を重ねているうちに「0LDK」になってしまいました。
日本のリゾート住宅を牽引する存在だからこそ
– では、なぜ今回カジャデザインを選んでいただいたのでしょうか?
ご主人:
端的にいうと、「リゾートに興味があったから」ですね。
仕事の関係で、シンガポールに長く住んでいたんです。シンガポールにはリゾートがたくさんあって、休みになると欧米の人たちがプールで遊んで、夕方になるとバーベキューを始めて……みたいな場面を何度も目の当たりにしました。美味しそうに焼けるステーキの匂いを嗅いでいるうちに「いつかは自分も……」という気持ちが芽生えたみたいです 笑。
奥様:
私たちは家族で一緒にいるのが好きなので、家がリゾートになったら最高じゃないですか。そう思ってカジャデザインにお願いしました。
– 他の建築会社や設計事務所などにもお声をかけたと伺いましたが、決め手は何だったのでしょう?
奥様:
私としては最初にお会いしたコンシェルジュの神成さんの印象がよかったことですね。
神成さんにご紹介いただいたプロデューサーの私市さんをはじめとするみなさんも本当に素敵な方ばかりで……迷いはなかったですね。
ご主人:
私たちの要望を全て受け止めてくれたのは心強かったです。
考えれば考えるほどこだわりが強くなってしまったのですが、「できません」と一蹴するのではなく「どうすれば実現できるか」を一緒に考えてくれた。こんな建築会社はなかなかないですよ。
奥様:
主人はこだわりが強いだけではなく、本物志向なんですよ。「せっかく家を建てるなら本物にしたい」というタイプ。だからこそ、カジャデザインのデザインや素材へのこだわりは心に刺さったんだと思います。
ご主人:
その通りですね。あとは、日本の建築業界に先駆けて前例のないリゾート住宅にチャレンジしている点も頼もしかった。チャレンジし続ける姿勢があるなら、絶対にいいものをつくってくれるだろう、と。
優しさと厳しさを兼ね備えたスタッフチームが支えだった
– では、実際に工事が始まってからはいかがでしたか?
奥様:
職人のみなさんもお会いするまでは寡黙で怖い印象があったけど、実際にお話ししてみたら仕事熱心で、丁寧。そして品があるんですよね。
ご主人:
しかもきちんと厳しさも兼ね備えている。僕が暴走しても、私市さんはちゃんとストップをかけてくれるんです 笑。
– 印象に残っているエピソードはありますか?
ご主人:
そうですね……やはり一番は天井の木材でしょうか。
お風呂まわりにも使用しているチーク材という木材なんですが、個人的には塗装しないほうが明るくていいんじゃないかと思っていました。しかし、私市さんや現場監督の高橋さんから「他の石との相性や照明の明るさなどを考慮したら塗装したほうがいい」とアドバイスをいただきまして。
完成系を見据えたうえでご提案いただいたのはありがたかったですね。
奥様:
今では、インテリアについても私市さんにアドバイスしてもらってるくらいですからね。すっかり頼りっぱなしです 笑。
– インドネシアへの視察にも行かれたんですよね。
ご主人:
やはり子どもたちにも本物を見せたかったので。インドネシアへ行ったのは初めてでしたが、すごくいい経験になりました。
ご長男:
クインの石を見れたのはすごく嬉しかったです。僕は途中で体調を崩してしまったので、将来AMANJIWOにひとりで行きたいと思っています。
奥様:
私はこういう機会がないと行くことはないと思ったので思い切って行ったんですが、よかったですよ。心が変わる。AMANJIWOにはずっと居てもいいと思いました 笑。
ご長女:
ホテルのロビーに吹く風がすごく気持ちよかったです。ひんやりしていて。
「家に帰るのが楽しみになりました」
– 住まわれてから数ヶ月経ちました。住み心地はいかがでしょう?
奥様:
正直、そんなに時間が経っている感覚がないんですよね。我ながらすごく優雅な日々を過ごしていると思います。
私、本当は家事が好きじゃないんですけど、この家に住むようになってからキッチンで食事をつくるのも楽しくなりました。自然と大事にしたくなる家だと思います。
ご主人:
もちろん現段階でも気に入っているんですが、天然の素材をたくさん使用しているのでこれからの経年による変化が楽しみですよね。こだわりぬいて建てたからこそ、思い入れもすごく強いです。
ご長男:
僕は家に帰るのが楽しみになりました。ちょうど受験シーズンなので塾へ行くとみんなギスギスしているんですよ。でも、僕にはこの家がある。だから、いつも急いで帰ってきています。そのくらいこの家が大好きです。
奥様:
ありがたいことに雑誌「モダンリビング」でも紹介いただけたこともあって、読んだ友達からも「素敵な家だし、素敵な旦那さんだね」と声をかけてもらえるようになりました。
この家のおかげで家族の距離もグッと縮まったので、これまで以上に仲良く楽しく暮らしていきたいですね。
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