2025.1.15
「風雅に佇む家」オーナーインタビュー前編

夫妻それぞれの理想と思いを同時に叶えた家づくり

広報部 植木 宇幸

2022年6月にお引き渡しをした、A様ご家族が住む「風雅に佇む家」。

母屋と離れに分けた完全文棟型のプランは、奥様の「リゾートホテルのような雰囲気」と、ゲーム好きのご主人の趣味部屋の2つを実現するために生まれたもの。

改めて家づくり当時を振り返っていただき、思い出深いストーリーや2年住んで実感していること、感想などについてお聞きしました。

カジャデザインのセンスに一目惚れ

家づくりのパートナーとして、カジャデザインとはどのような経緯で出会ったのでしょうか?

奥様

土地が見つかる前から、さまざまハウスメーカーのウェブサイトを見たり、展示場に足を運んだりして、1年ほどリサーチしていました。そんななか、カジャデザインのウェブサイトを見て、ビビッときたんです。今思えば、一目惚れですね。

実は、その前に別のハウスメーカーのモデルハウスを展示場で見た後、内覧会に行ったのですが、展示場の家と実際に建っている家のギャップを感じてしまって…。

まずは、私一人でカジャデザインの内覧会に伺ってみることにしました。内覧会で実際に建った家を拝見して「なんて素敵な家なんだろう!」と驚きました。想像以上に素晴らしく、「カジャデザインなら間違いない! 安心してお任せできる」と確信に変わった瞬間でした。

ご主人

妻が率先して土地やハウスメーカーを探してくれていて、妻がカジャデザインの内覧会から帰ってきて、「すごく素敵だったよ!」と感動冷めやらぬ様子で話してくれたんです。

私も別の日の内覧会に伺ったのですが、その招待状に載っていた写真のようなCGのパースにまず驚きましたね。さらに現地に行って見たら、CGと同じ家が本当に建っていて、「カジャデザインに任せればこんな素敵な家が建つんだな」と実感しました。

カジャデザインに依頼する決め手は何でしたか?

奥様

漠然と「素敵な家に住みたい」と思っていても、私たちは素人なので、具体的なイメージを描くことはなかなか難しく、素敵な家を建ててくれるセンスの良いメーカーにお願いしたかったんです。

内覧会でカジャデザインのおしゃれでセンスの良い空間を見て、お任せしたいなと思いました。

ご主人

写真やCGを見たら、他のメーカーとセンスが違うのは一目瞭然でしたね。リゾートホテルを思わせる石の使い方や異国情緒のような雰囲気など、独自性のあるデザインが印象的で、目を引きました。

カジャデザインなら、私が希望した趣味部屋と、妻がイメージした「リゾートホテルのような素敵な家」という2つを両立してくれるだろうと思いました。

ヤシの木や外壁の花ブロックなどがリゾート感を演出

プレゼンでは精緻なCGパースだけでなく、リアルな模型も

最初のプレゼンを見た時の感想はいかがでしたか?

ご主人

カジャデザインを含め3つのメーカーにプレゼンをお願いしていましたが、カジャデザインのCGは写真のように精緻で、私たちのなかでおぼろげだったイメージが見事に具体化されました。

期待をはるかに超えたものを提案してくれたので、私たちの夢が現実になるんだなと、実感した瞬間でした。

奥様

しかも、設計の小林あさみさんがリアルな模型までつくってきてくれて。
模型の屋根を開けると、中は小物までちゃんと細かにつくってあり、センスだけでなく、その熱意にも感動しましたね。

小林

プレゼンでのお二人の驚きが、今まで見たお施主様の中でも1、2位ぐらいの反応で、私も嬉しかったです。

母屋と離れ、完全に分けてプランにした理由

母屋と離れに分けたのはなぜですか?

ご主人

ゲームを楽しむ趣味部屋をつくることが私の一番の希望でした。
当初は3階建てにして、最上階を趣味部屋にする案も考えたのですが、音の問題もあり、下階に影響がないか心配していました。それと同時に母屋と離れの2棟に完全に分ける案も考えていたんです。

購入した土地が3階建てを建てることがNGだったため、2棟に分ける案を採用することになりましたが、結果として大正解でしたね。

奥様

離れは主人、母屋は私と、担当を明確に分けました。比較的土地が広く、建ぺい率にも余裕があったので、お互いの満足いく面積を確保できたのも良かったです。

母屋のリビングからは中庭越しに離れが見える

母屋は奥様のご担当だったそうですが、間取りについて特にこだわった点を教えてください。

奥様

やはりリビングですね。
3mの天井高の広いリビングがほしかったんです。それと同時に和室も希望していて、小上がりにすることも検討したのですが、ルンバで掃除をするので、最終的にバリアフリーにして正解でした。和室が家族の団欒の場所になっています。

小林

和室は床座なので、天井が高いとアンバランスになってしまうので、落ち着けるように天井を低くしました。

ご主人

天井高のある開放的なリビングと、落ち着いた雰囲気の和室のギャップがすごくいいですね。リビングは広々として快適で、ソファでは家族みんなでゴロゴロしながら動画を見たり、和室ではヨギボーやコタツを置いたりして、家族みんながリラックスして過ごしています。

天井高のある開放的なリビング
グレーの琉球畳を敷いたモダンな和室

キッチンを中心とした、回遊できる効率的な家事動線

キッチンは広々として収納も多く、使いやすそうですね。動線はどのような工夫をしたのですか?

奥様

収納が多く、パントリーもしっかりとあるおかげで、キッチンもリビングも散らかりません。
小林さんが女性目線の収納や動線を考えてくださって、キッチンからパントリー、ランドリールーム、洗面、お風呂まで家事動線がぐるりと回遊動線でつながっているので、非常に効率的で使いやすいんです。

グレーでコーディネートしたスタイリッシュなキッチン
大容量の収納。奥の扉がパントリーにつながる

室内の延長のように楽しむ中庭

リビングと和室に挟まれた中庭も心地よさそうな場所ですね。

奥様

内と外が繋がるような空間にしたかったんです。リビングとフラットにつながっているので室内の延長のように使っており、バーベキューをしたり、夜はここでお酒を飲んだり、子どもたちは夏にプールを出して遊んだりしています。

この大きな開口もお気に入りですね。日当たりがいいのは嬉しいけど、「カーテンを閉めっぱなしにするのが嫌」と小林さんに伝えたら、目隠しの壁を提案してくださって。カーテンを開けたままでも周囲の視線を気にすることなく、快適に生活できています。

ご主人

中庭は洋の雰囲気にするなら、絶対シンボルツリーにヤシの木を入れたいと思っていて、実際に植木屋まで足を運んでヤシの木を選びました。
ただ、壁を建てた後だったので、ヤシの木をクレーンで吊って搬入したのは、びっくりしました。

夜にライトアップされた様子もキレイで、とても気に入っています。

ライトアップされた夜の中庭
室内と中庭のデッキがフラットに連続

外観やリビングにカジャデザインオリジナル石材「ヒタムモザイク」と「クイン」を採用されていますね。これらの石材を選んだポイントを教えてください。

奥様

やはり石はカジャデザインの象徴ですし、内覧会や吉祥寺のカジャデザインのハウスギャラリーでも実際に見て憧れていたので、ぜひ使いたいと思っていました。

ご主人

外観の重厚感のある「ヒタムモザイク」も気に入っています。凸凹感のある石なので、アッパーライトで照らされると素材感が出て、昼とは異なる表情になります。

小林

ご夫妻が平屋のような佇まいを希望されたので、ヒタムモザイクを外観の一部に用いることで、平屋のような水平のデザインと重厚感を表現しています。

住んでみて実感する、性能の大切さ

デザインだけでなく、性能にもこだわったとお聞きしました。

奥様

しっかり断熱と気密をしてもらったので、夏は涼しく冬は暖かく、本当に快適に過ごせています。断熱・気密性能を素晴らしさは、住んでみてから実感しましたね。
47㎡のLDKにはエアコンを2台設置していますが、断熱・気密性能が高いので、一台を稼働させるだけで十分快適なんです。

ご主人

耐震等級も最高ランクの3なので安心です。本当にしっかりしたつくりで、小さな地震だったら気づかないぐらいです。家づくりはデザインだけでなく、構造や断熱など目に見えない部分も重要ですね。

家づくりの過程の中で、行き詰まったり、悩んだりしたことはありましたか?

奥様

2週間に1回の打ち合わせは毎回楽しみでした。行き詰まったことはあまりなくて、壁紙や色、照明、水栓など、家づくりには決めなくてはいけないことがたくさんあることに驚きましたね。

小林さんは私の好みを理解して、ピッタリのものを提案してすごく安心できました。出来上がった空間を見るとさすがだなと思います。

ご主人

それを日常の仕事や家事の合間に決めなくてはいけなくて、しかも迷うんですよね…。
そんな時は小林さんにすぐ相談して、具体的なアドバイスをもらいました。時々私たちの要望が変わることもあったのですが、不満顔一つせず真摯に対応してくれ、ありがたかったです。

前編では、Aさま夫妻に家づくりに至るまでのストーリーや、母屋の間取りやデザインのこだわり、現在の過ごし方、住んでから気づけたカジャデザインの良さについてインタビューしました。

後半では、ご主人の趣味部屋である離れについて詳しくお聞きします。

文 / 植本 絵美 (Editor / Writer)

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