2025.1.15
【風雅に佇む家】オーナーインタビュー後編

理想をすべて詰め込んだ男の趣味部屋

広報部 植木 宇幸

母屋と離れを完全に分けたプランによって、離れはご主人の理想を追求する趣味部屋に。

本格的なゲーム機を導入した大人が集うゲームセンターが完成しました。
サウナや友人が泊まれるロフトも完備するなど、ご主人にこだわりがすべて詰めこんだ離れについてお話を伺いました。

コンセプトは「最強のゲームセンター」

離れは本格的なゲーム機が置かれていますね!設計の小林さんには、どのような希望を伝えたのですか?

ご主人

最初に小林さんにお伝えしたコンセプトが「最強のゲームセンター」。
ゲームセンターにある筐体(ゲームセンターにある本格的なゲーム機のこと)、麻雀の全自動卓、サウナなど、自分が好きなものを全部詰め込みたいと思いました。
筐体を4台持っていたのですが、新築に際して2台追加購入し、小林さんには6台が入るように設計してもらいました。

以前の借家では庭のプレハブ小屋を趣味部屋にしていましたが、トイレは母屋に行かなければならず、ちょっと気を遣いますよね。
そこで離れには、友人が泊まれるようにロフトとお風呂、トイレもつくってもらい、離れで完結するようにつくってもらいました。

小林

お話を聞いて「絶対に大人の格好いいゲームセンターにしたい!」と思いましたね。壁側に筐体が6台ぴったりと並ぶように設計しています。

離れに完備したサウナ
上部のロフトには友人たちが泊まれるようになっている

こだわりがすべて詰まった空間かとは思いますが、そのなかでも特にこだわった点を教えてください。

ご主人

実際のゲームセンターのような雰囲気をつくってもらったことですね。

一般的にゲームセンターが薄暗いですが、それは筐体の画面に照明が映り込まないようにするためなんです。
そこで、離れは天井を黒く仕上げて、照明を映り込まないよう工夫してもらいました。
とはいえ、照明は必要なので、照明の位置を工夫してもらっています。当初は筐体の上部に設けた棚に間接照明を仕込み、棚にはゲーム基盤を置く予定でした。

しかし、計画途中で私がフィギュアを集めるようになり、収集癖があるのでたくさん増えてしまって…。そこで小林さんが、棚をフィギュアの陳列用に変更し、上からスポットライトで当てる照明に変えてくれました。

奥様

母屋もそうなのですが、小林さんは照明コンサルタントの資格を持っているので、光の演出が秀逸。リビングもシーンに合わせて光を演出できるようにしてくださっています。

棚にフィギュアがずらりと並ぶ

ほとんど音漏れのない高い防音性能

しっかりと防音もされたとお聞きしました。

ご主人

ゲーム機の操作音はガチャガチャとうるさいですし、ゲームをしているとつい大きな声を出してしまいますよね。
家族やご近所に迷惑をかけることなく、夜も気兼ねなく友人とゲームに没頭できるよう、小林さんが防音の素材や厚みを吟味し、しっかりと防音してくれました。

窓も最小限なので、音漏れもほとんどありません。おかげでゲームセンターのような薄暗い雰囲気にもなり、非常に格好いい最高の趣味部屋にしなりました。離れにして本当によかったです。

驚きの速さで「テトリス」をクリアするご主人

奥様

10人ほどでゲーム大会をやっても、まったく外にゲームの音や騒いでいる声が聞こえないんです。

離れには駐車場側から直接アクセスできるので、主人の友人たちが来ても、母屋を経由することはありません。離れにはトイレもお風呂もあるから、友人たちが泊まっても大丈夫。

離れと母屋を分けたおかげで、互いに気を使わなくてすみ、ノーストレスです。

プランを分けたからこそ、それぞれの時間を思う存分楽しめる

ここでどのように過ごされているのですか?

ご主人

平日は夕飯を家族と食べ、子どもたちが寝静まると、趣味部屋の方に来て過ごすこともありますし、サウナはほぼ毎日入っていますね。

週末は月に2回ほど、友人たちが来て、ゲーム大会をしています。通常のゲームセンターではお酒が飲めませんが、ここならお酒を飲みながらゲームを楽しめる。まさに大人のゲームセンターです。

ゲーム機は初心者向けから上級者向けまで揃えており、お金も入れずに何度もプレイができるので、子どもたちも大喜び。夏休み中の間はしょっちゅう子どものお友だちが泊まりに来たがるんです。

奥様

私は母屋に友人を呼んでお茶をしたり、お互いに好きな時間にそれぞれの友人を同時に呼べます。
2棟に分けたことで、どちらも我慢することなく、お互いの時間をそれぞれ楽しんでいます。

妥協せず、要望をしっかり伝えること。夢は諦めなくていい

これから家づくりを行う人に伝えるとしたら、どのようなことをアドバイスされますか?

ご主人

妥協しないことではないでしょうか。
もちろん金銭面や空間的な制約はあるとは思いますが、自分の要望やイメージをしっかりと伝え、そのなかで、自分が叶えたいことをすべてリストアップして、一度ハウスメーカーや設計の方に投げてみることですね。それに対していただいた提案から、優先順位を決めて削っていけばいいのだと思います。

私たちの場合は夢のほとんどを実現してもらえたので、遠慮せず、やりたいことすべて素直に伝えて良かったなと、今振り返って思いますね。
できるかできないかはプロにしか判断できないこともありますから。

最初から妥協するのではなく、全部実現する方向で進む姿勢も大事だと思います。

奥様

私たちは母屋も離れもどちらもお互いに妥協せず、両方の夢を叶えることができました。
これから家を建てる方にアドバイスするなら、カジャデザインのように提案力が高く、センスがいい会社を選ぶことをお勧めします。

大工の丁寧な仕事と現場の美しさに納得

家がつくられる現場にもよく足を運んでいたそうですね。

奥様

以前の住まいが近いので、よく現場を見に来ていたのですが、大きな家をほぼお一人の大工さんが建てていたことに驚きました!

その方は宮大工をされていた方で、とても丁寧で、テキパキと作業をされていて、現場が整理整頓されて、散らかってないんです。美しいものをつくる人は、つくっている姿や現場も美しいんですね。

家を建てる前にリサーチしていた時、ネットには「せっかく建てた家に瑕疵があった」や「孫請けの業者が施工して要望通りにならなかった」などといったネガティブな情報もありましたが、カジャデザインの大工さんは丁寧な仕事ぶりで、安心しました。

ご主人

家は高い買い物ですから、誰しも夢を抱きつつも、一方で不安を抱えていると思います。私たちはホームインスペクターに依頼して、建設工程をチェックしてもらったのですが、カジャデザインは万全の体制で取り組んでくださっていたので、問題もなく建設過程も安心して見ていられました。

カジャデザインはおしゃれなデザインだけでなく、安心性や性能など、バランスの良さが素晴らしいと思います。

最後に、2年経って、改めて感想をお聞かせいただけますか?

ご主人

私たちがコンセプトを伝えていなくても、尋ねてきた友人たちが「リゾートホテルみたいだね」と言ってくれるのは嬉しいですね。

本当に住みやすくて、デザインも素晴らしく、これから家を建てたいと言っている友人に、自信をもって勧められます。

奥様

よく「家は3回建てないと、理想の家はならない」と聞きますが、私たちは1回目で理想通り、大満足。

子どもたちも友達をよく呼んで楽しそうにしていますし、家族みんなで「カジャデザインで家を建てて本当に良かったね!」と言っています。

Aさまのインタビューからは、ご夫妻それぞれが夢を叶え、また現在の暮らしに大変満足されている様子が伝わってきました。

理想をとことん追求したご主人の「夢はほとんど叶えてもらえた。夢は諦めなくていい」という言葉に、設計担当の小林さんも「とても勇気づけらた」と感動していました。

今回は素敵なお話をありがとうございました。

文 / 植本 絵美 (Editor / Writer)

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