自邸を新築するスタッフの家づくりレポートVol.6 「ついに完成!お引き渡しの特別な日」
2024年2月の地鎮祭から、約半年の施工期間を経て、ついに高橋邸が完成!
10月下旬、カジャデザインから高橋ファミリーに新居の“お引き渡し”が行われました。
お引き渡しは、鍵を渡したり、契約を交わすなど重要な流れがあります。
喜びいっぱい高橋ファミリーのお引き渡しの様子をレポートします。
お引き渡しの前に行われる完成現場立ち会い
今日は待ちに待ったお引き渡しの日。ラッピングシートがはずさると、建物が現れました。2種類の天然石を用いた重厚な外観の住宅が、角地でひときわ存在感を放っています。
お引き渡しは建物が完成し、施工会社からお施主様へと建物の所有権が渡され、正式にお施主様の家となる初日です。実際に立ち上がった空間を目の前にすると、喜びもひとしお。誰もが、これから新居で始まる暮らしに胸を躍らせることでしょう。
実は、お引き渡しの日にはさまざまな手続きや流れがありです。この2週間ほど前には「完成現場立ち会い」が行われます。完成現場立ち会いは、工事が完了した後、お施主様と施工会社の設計担当や現場場監らとともに、外構も含めて完成した建物に不具合がないかをチェックする重要な検査の工程です。
希望通りの仕様や設計になっているか、キズや汚れ、不具合はないかなど、図面や仕様書を見ながら一つひとつ確認していきます。時間をかけて建物の隅々までチェックしてまわります。もしも、不具合などがあった場合は記録しておき、施工会社がお引き渡しまでの10日から2週間で補修を行います。
今回は、自らが設計、現場監督、施主という立場である高橋が日々工程や仕上がりをチェックをしていたので、完成住宅立ち会いの代わりにお引き渡しの日に家族みんなにお披露目といった形をとったそうです。
お引き渡し当日の流れ
お引き渡し当日は、完成現場立ち会いでの不具合があった箇所を再度お施主様に最終チェックをしてもらい、その後防犯設備やキッチン、全館空調など、各設備や機器についてメーカーや業者の方から具体的な説明があります。お引き渡しは、正味2時間ほどで終わります。
まずは、キッチンメーカーの担当者がキッチンの機器の使い方やメンテランスについて説明。キッチンはIHヒーターやレンジフード、食洗機など機器が多いため、奥様も真剣に聞きています。
高橋邸のキッチンは、彼がこれまでの現場の中で一番使いやすいと思ったプランを参考にしたもの。大きなアイランドキッチンが置かれ、収納もたっぷりあります。
「長女は最近お手伝いをしてくれるようになり、大きくなったらクッキーをつくったり、一緒にお料理をできるといいなと思っていました。これだけ広いキッチンなら食材や料理を置けますし、お料理もスムーズに進みそう。下の子がまだ小さいので、キッチンで料理をしながら、リビングで遊んでいる様子を見ることができるので安心ですね」と奥様。
オープンキッチンなので、リビングやダイニングから見て雑多な印象にならないよう、家電などが収納できるよう計画されています。キッチンカウンターの下には炊飯器の引き出しがあり、壁面収納の一部は扉がスイングアップし、トースターや電子レンジなどが収納できるようになっています。
高橋夫妻のこだわりが詰まった洗面室
1階の洗面室は通常より広々した空間で、3.4mのカウンターに洗面ボウルも2つあります。これは高橋が「長女が大きくなったとき、洗面が取り合いにならないように」とのやさしい配慮から。
奥様からのリクエストでアームミラーも設置し、大きなミラーの後ろは収納になっています。「開口から光が入って、自然光のなかでお化粧できるのでうれしいです」と奥様。
洗面室と脱衣室を分けているので、洗面を使う人とお風呂に入る人のタイミングが重なっても大丈夫。奥様はアパレル関係で働いていたそうで、アイロンをかける頻度が高いことから、脱衣室にはアイロン台が備え付けられています。ここで洗濯・乾燥、その後アイロン掛けまで終え、1階ベッドルーム横のウォークイン・クローゼットに収納。1階で洗濯の家事動線が完結するよう工夫されています。
いよいよ契約と鍵のお渡し
ひと通り説明が終わると、いよいよ契約と鍵のお渡しとなります。契約内容の説明を受け、契約書にサインし判子を押して契約完了!
その後、メインエントランスやガレージなどの鍵について説明を受けます。最後にカジャデザインからお祝いとしてまな板と靴ベラのプレゼントが渡されました。
家づくりを振り返って
カジャデザインのホームページを見て、石を使ったリゾート感のある空間に憧れていたという奥様。LDKは丸見えにならないよう2階のテラスを壁で囲み、ヒタムモザイクスをリビングからテラスの壁まで連続して貼っており、トイレの中の壁まで石張り。
「家づくりは基本的にプロである夫を信頼して任せていましたが、トイレの中まで石を貼ってくれていて驚きました。実際に完成した家を見て感動しました」と奥様。多様な石の種類と貼り方を採用しているのは、カジャデザインで現場監督の経験を積んできた高橋ならではと言えるでしょう。
インテリアの色やファブリックは奥様の担当で、話し合いながら選んだそうです。「図面を見ながらサンプルを見て色を決めたり、家づくりはこんなにやることがたくさんあるんだと当初が驚きましたが、とても楽しかったですね」と奥様も話します。
注文住宅による家づくリは多くの人が関わり、長い時間がかかるからこそ、より思い出深く、愛着のわくものとなります。家はできたら終わりではなく、これからが始まり。10年、20年と家族と共に時を重ねていくなかで、メンテナンスやリフォームが必要となる時もあります。
お施主様と一緒につくることを大切にするカジャデザインとなら、家づくりのなかで信頼関係はさらに深まり、長く安心して暮らしていけるでしょう。
家は家族の暮らしと歴史を見守ってくれる頼れる存在。これからここで、高橋ファミリーの賑やかで温かな暮らしが始まるのです。
文 / 植本 絵美 ( Editor / Writer )
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