人生を豊かにする、家族のベースづくりの始まり
2022年3月に、念願だった家づくりの完成を迎えたU様ご家族。
長年に渡り、ご自身の理想の家づくり、家族の幸せな暮らしについて考え続けたオーナーU様の想いが、見事に結実しました。
お引き渡しから1年半が経過したU様のお住い「視線が繋がる家」で、その特別な家づくりのストーリーをお伺いしました。前篇では、家づくりのパートナーとしてカジャデザインに出会うまでの道のりや、プランやデザインの落とし込み方など、具体的な内容をお伝えします。
共に家づくりをするパートナーを選ぶまでの道のり
ーまず初めに、本格的に家づくりを検討した際、注文住宅にしようと思った理由はどこにありましたか?
奥様
私は、結婚した時からお家に対しての想いが強く、趣味でインテリアや住宅関係の雑誌をよく読んでいたんです。「こんな家にしたい」や「こんな暮らしがしたい」などの妄想を、常に膨らませていました(笑)。
長男が小学校に就学するにあたり、夫婦で「そろそろお家を建てようか」となったときに、やっとその夢が叶えられると、とてもワクワクしたことを今でも覚えています。
せっかく家づくりをするなら、自分たちのやりたいことを細部まで実現したいと思っていたので、自然と注文住宅で建てるという考えになっていました。
ーそこはご主人も共通のお考えをお持ちだったのですか?
ご主人
そうですね。私は仕事で日中は家を空けることが多いですが、妻や子供たちは生活をする上で、家で過ごす時間が長くなりますよね。なので、その意見を全面的に尊重したいと考えていました。
ーそれでは、どのようにして一緒に家づくりをする建築会社を選んだのですか?
奥様
初めは、大手ハウスメーカーからデザイン設計事務所まで、様々な種類の会社をピックアップして、直接話を伺いに行きました。初めての家づくりだったので、私たち家族が理想とする住まいのイメージをまとめたスクラップブックを持参して、その想いを精一杯伝えました。
ですが、会社によっては、難しい反応を示されたり、旗竿地ということに対してマイナスな意見を言われたりしたこともありました。何社か回る中で、本当に心が挫けそうになった瞬間もありました。
そこで、カジャデザインを訪ねた際に話を聞いてくれた神成さんが、「すごくいい土地じゃないですか!!」と言ってくださったんです。本当に涙が出るほど嬉しかったですね。
この土地を活かすにはどうしたらいいのか、費用はいくら位で建てられるのかなど、全くわからなかった私にとって、すごく安心できる言葉でした。その時に、カジャデザインなら、一緒にやりたいことを実現する方法を考えてくれるなと感じました。
ご主人
初めの会社選びは、基本的に妻にお任せしていたのですが、カジャデザインから帰ってきた時の妻の顔が明らかに違ったのが印象的でした。それまでいくつかの会社を回った中で、一番いい顔をしていましたね。
家族が集まる空間で感じる、それぞれのリゾート
ー具体的に家づくりがスタートした時に、どのような希望や要望を出しましたか?
奥様
一番希望していたことは、リビングが広くて、大きく吹き抜けていて、中庭と繋がっているということでした。そして、外から帰ってきた時に一番初めに目にする空間が、そのリビングであるという事がとても重要でした。
家の中心が一番広くて気持ちのいい空間になれば、そこに自然と家族が集まるようになると思うんです。逆を言えば、その他の細かい仕様は後回しというか、そこだけ抑えてあれば何とでもなると思っていました。
家族みんなが「ただいま」「おかえり」を言い合える場所が家の中心であって欲しかったんです。
ご主人
私は、もともと旅が好きで、海外リゾートにも良く行っていたのですが、リゾート地に行ってもあまり出かけず、お気に入りのホテルでのんびり過ごすのが好きでした。なので、自宅がそのような場所だったらいいだろうなと思っていました。
奥様
そうですね。旅行は好きですが、そう頻繁に行ける状況ではないので、家をいかに快適で楽しい場所にするかはとことんこだわりました。ただ、寝るだけの場所にするのではなく、家で過ごす時間がベースにある人生を送りたいと思っていました。
ーご自宅にいて、どんな過ごし方をしている時にリゾートを感じますか?
ご主人
仕事が終わって帰宅してから、ダイニングで食事をとった後に、ソファで寝そべって過ごす時間ですかね。子供たちは、すでに寝ていることが多いので、大人だけでゆったりと贅沢な時間を過ごしています。
奥様
私はもともと家の事をやるのが大好きだったんですね。家事もそうですし、インテリアの模様替えやお掃除など。そういった、日常生活の全てをスペシャルなものにしたかったので、それが実現できるリゾートな家づくりを目指しました。
家族の声が届き、笑顔が見える空間構成
ー今回の家づくりで、空間構成や生活動線にもこだわりがあったとお聞きしました。具体的にはどのような点にこだわったのですか?
奥様
はい。中でも特に大切にしたことが、キッチンからの視線と視界でした。先ほども言いましたが、私は家の事をするのが好きなので、家にいるときはほとんどの時間キッチンに立っているんです。
以前住んでいたマンションは、キッチンが独立型で、料理中は一人でこもっていたし、リビングにいる子供達の様子もわからなかった。なので、今回の家づくりでは、絶対にオープンキッチンにしたいと考えていました。
ー確かにキッチンに立つと、リビングダイニングはもちろんですが、中庭や吹き抜けになっている2Fの個室まで、視線が通るような構成になっていますね。
奥様
そうなんです。私がキッチンにいて、家族がそれぞれの時間を過ごしていても、その気配をちゃんと感じとることができるんです。そして、キッチンからは私の声が届き、みんなのお顔が見えるという点をとても重視していました。
ーそして、キッチンの横には奥様専用のクローゼットが隣接していますよね。一般的にクローゼットって、寝室の近くや比較的目立たないところに配置されると思うのですが。
奥様
そこも、とてもこだわった部分です。
子供が3人いるので、朝の支度をいかに効率よく進めるかがすごく重要なんです。キッチンで朝ごはんとお弁当を作り、そのまま自分のクローゼットに行って身支度を整える。その延長線上に子供達のクローゼットを配置することで朝の支度を一連の流れで進めることができます。
さらに、クローゼットの先には、バスルームや洗濯室があるので、衣類の収納などもその一つの動線で気持ちよくする事ができます。
ーなるほど。忙しい朝の準備に必要な動線に、無駄な動きがないように計算されているんですね。
奥様
そうですね。実は私、出かける前に「あ!あれを忘れた」とかも良くあるんです(笑)。だけど、家を出る時に必要なものが、全て1Fにあるので、時間のロスを最小限に抑えることができるようになりました。
LDKをより広くするためには、クローゼットを2Fに配置することもできたと思いますが、これから長い時間生活をしていく中で、そういったストレスを軽減することも大切だと思い、この間取りを採用しました。
ーすごく具体的に生活をイメージして間取りを決めたんですね。
奥様
デザインやテイストの好みって、将来的に変化する可能性があると思うんですね。なので、そこを全ての基準にして考えてしまうと、後々「あれ?」って部分が出てきてしまうかもしれません。
ですが、その家で家族とどう過ごしているか?自分がどう過ごしたいか?そこを、できるだけ具体的にイメージして、細かく行動にまで落とし込むことで、とても満足いく結果に繋がるんじゃないかと思います。