Works 68 調和を楽しむ家 東京都

階段を上がった先に広がる開放的な吹き抜けとなっているリビングスペース。上下階を繋ぐストリップ階段やガラス手摺り、ウッドルーバーなど、空間に広がりを魅せるデザインのテクニックが光ります。吹き抜けの天井は板張りとし、シーリングファンを取り入れ、空気を室内全体に循環させ、リゾートの優雅さを演出しています。

リビングに隣接するテラススペースは、上下に大型のサッシを取り入れ視界の奥行きと抜けを創り出しました。壁材と床材、庇(ひさし)の板張りをリビングと同素材で繋げることで、室内外の区切りを感じさせないシームレスな空間として暮らしを豊かにします。都心の住宅地という立地条件で、テラスの壁の高さを慎重に考慮することで、プライベートな時間を心ゆくまでくつろげるアウトドア空間を実現しました。

エントランススペースの広さと奥行きを強調するため、玄関に入った時に視線を奥へと誘うよう上階の階段正面にライトアップしたアートウォールを設けました。アートウォールはオリジナル石材を立体的に組み合わせたベルリアンヒタムを採用。自然素材の豊かな表情が周囲との調和を図りながら程よいアクセントとなります。