Works 53 感覚を呼び覚ます家 東京都
Works 53
感覚を呼び覚ます家
今回の家づくりでは、敷地内の高低差と道路の傾斜を活かし、スキップフロアを取り入れた計画を採用しました。
プライベートゾーンとパブリックゾーンを、平面計画だけでなく高低差でも区別するゾーニングプランとなっています。
中庭に囲まれた開放的なLDKは、都心であっても非日常のリゾートを体感できるような空間が広がります。
モダンラグジュアリーの中に、素朴で温かみのある自然素材を融合させ、様々な感覚を刺激する特別な住空間を実現しました。
異素材の組み合わせでリズムを生んだ
ファサードデザイン
外観には主に、グレーの塗り壁、大判タイル、天然石材を使用しています。素材ごとのスクエアを重ね合わせることで、シンプルながらリズムのある個性的なデザインに仕上げました。また、下部に行くにつれて重厚な素材になっていくことで、安定感のある印象に。道路側の間口が広い敷地だったため、建物のボリュームをあえて低く抑えることで横長で重厚感のある外観としました。夜になると、ライティングにより素材の質感を豊かに表現し、幻想的な印象を与えます。
素材感をアクセントにした外観
石材の凹凸を強調するライティング
プライバシーが守られた、
贅沢なエントランス
エントランスは、アプローチからポーチの間に重厚な門扉を設置し、家族のプライバシーと安全を確保するデザインとなっています。門扉を進むと、開放的なポーチが現れます。暗くなりがちなプランだったため、上部から光を取り込む隙間を設け明るさを確保し、更に視線を惹きつける石材を大胆にあしらいました。玄関扉の両サイドをガラス張りにし、ポーチから続く石材を内部にも使用することで、室内外のつながりを演出しています。玄関の正面に、アイストップとなる坪庭を設ける事で地下空間でも明るく開放的なエントランスに仕上げました。
伸びやかに繋がるポーチとエントランス
プライバシーを守る門扉のデザイン
2つの中庭に囲まれた、
風通しの良いLDK
スキップフロアの高低差を活かして、3.9mもの天井高を実現したLDK。北側はゆったりとしたアウトドアリビング、南側には観賞用の中庭が存在します。ゆとりのある天井高と、アウトドア空間に繋がる全開口のサッシやハイサイド窓を効果的に配置し、視線の抜ける、開放的なLDKを実現しました。正面の壁面には、艶やかな大盤のセラミックタイルを貼ることで、品よく洗練された印象を与えます。さらに、板張りの天井は軒先まで繋がっていて、伸びやかな空間を表現しました。
抜け感を楽しむリビングスペース
伸びやかに広がるLDK
様々な視点から楽しむ、
アウトドアリビング
LDKの北側に位置する、広さ27畳のアウトドアリビング。地下階から階段を上がったスペースに、目線の高さで中庭を望める窓を設けました。1階のLDKから直接アクセスでき、ゆったりとくつろげるアウトドア家具を配置しています。さらに、開口部のサッシは、全開口の引き込み式になっていて、開放することで室内外がシームレスに繋がります。プライバシーを確保する塀には、ワイルドな質感のラバグレイモザイクを張り上げました。天然石材なので、手前の植栽をより鮮やかに引き立てます。
上階から見下ろすアウトドアリビング
スキップフロアを活かしたユニークな視点
水音と光を楽しむ
ウォーターフォールのある鑑賞庭
南側に配置した観賞用の中庭には、リゾートの重要な要素の一つである「水」をウォータフォール(滝)で取り入れました。ウォーターフォールには、インドネシアから直輸入している石材を使用。ボーダーの細かい溝をつたって滴る水が、爽やかなきらめきと心地の良い水音を奏でます。夜には照明が灯り、ラグジュアリーで非日常の空気感を演出します。
天然石材を取り入れたオリジナルのウォーターフォール
ライティングによって幻想的な雰囲気を演出
全方向、どこから見ても美しい
ダイニングキッチン
360度どの角度から見ても美しいオーダーキッチン。横幅3mの贅沢な作りのアイランド型を採用し、オープンで機能的なデザインに仕上げました。アイランド部分は、ゆったりとしたシンクと広々としたカウンターを有し、ゆとりのある作業スペースやバーカウンターとして利用できます。LDKのインテリアに合わせて、グレーとブラックを基調とした、シックな印象にまとめました。また、天然石材や間接照明を効果的に取り入れ、インテリアの一部として空間をラグジュアリーに演出します。ウォーターフォールの中庭に面したダイニングスペースは、非日常の特別な時間を暮らしの中に取り入れます。
デザイン性と機能性を両立したキッチン
特別な時間をもたらすダイニング
室内が一体となるシームレスな設計
細部までこだわったデザイン
爽やかなひと時を過ごすダイニング
設計のコンセプトに合わせた
インテリアデザイン
建築設計と並行して、家具や小物を含めたインテリアデザインにもこだわりました。リビングの中心となるソファは、Minottiの「GOODMAN」を採用しました。フレキシブルな組み合わせができるソファは、様々な方向から座れ、多方面に視線を向けることができます。リビングの両サイドに中庭のある本邸宅には最適なデザインでした。上質なファブリックや自然素材に、光沢のあるコーヒーテーブルやキャビネットを取り入れることで、異なる素材感が心地よく融合した、洗練されたインテリアコーディネートになっています。
全方向を見渡せる贅沢なソファ
全体のバランスを考慮したインテリアコーディネート
光や風を感じる心地の良いリビング
照明デザインを駆使した落ち着く空間
非日常の癒しを与える
オーダーバスルーム
在来工法(造作バス)により、自由自在なデザインを楽しめるバスルーム。壁や床、そして浴槽周りを大判のタイルで統一し、高級感のあるデザインに仕上げました。エアブローや水中のLEDライトなど、様々な機能を搭載し、贅沢なバスタイムを演出します。バスルームの奥にはバステラスを設け、開放的で心地の良い空間に。ゆったりとした洗面スペースは、生活感を感じさせないホテルライクなデザインとなっています。
生活感を感じさせないホテルライクなデザイン
ドレッサーも兼ねた洗面スペース
ライフスタイルを反映させた
プライベートスペース
LDK以外にもオーナーのこだわりが詰まったスペースが存在ました。モダンな和室は、エントランスの坪庭とメインの中庭を望むことができ、日常生活に静かで落ち着いた時間を与えます。また、単独で設けたランドリースペースは、効率よく家事をこなす工夫がなされています。さらに、家族でスポーツを楽しむためのプレイルームには、ゴルフシュミレーターを導入するなど、心地よい生活とアクティビティを両立させた家づくりが実現しました。
アウトドアリビングで読書
オーダーキッチン
趣味を楽しむプライベートスペース
効率的なランドリースペース
空間に動きをつけるスキップフロア
モダンな和室
洗練されたインテリア
ゆとりのあるキッチン
表情豊かな石材
水音を楽しむ鑑賞庭
レストランのような空間