Works 60 磨き抜かれた家 東京都
Works 60
磨き抜かれた家
奥行きのある傾斜地に位置する本邸宅では、地理的な条件を踏まえたうえで、
いかに室内の開放感を感じる空間にするかが大きなテーマでした。
都心ならではの奥行きのある空間に、視覚的な広がりを感じさせる設計のこだわりが随所に光ります。
オーナーの趣味を反映した洗練されたインテリアでまとめあげ、家族が心地よく過ごせるリゾート住宅を実現しました。
ライフスタイルに合わせた
オーダーキッチンのデザイン
キッチンは奥様の生活スタイルを詳しくヒアリングしてデザインしました。ダイニングへの効率的な配膳動線や、パントリー、バスルームなど、家事全般の動線も考慮した回遊性のあるデザインを採用しました。また、ご多忙の中での時短アイデアとして、シンク両脇に食洗機を2台導入しました。洗浄量の増加し、また交互使用することで日常使いの食器類の収納作業を省くことを可能にしました。家電類も全て収納できるように設計し、暮らしの中で生活感を出さない工夫がなされています。グレーとウォールナットを基調とした、モダンで落ち着いたキッチンに仕上げました。
生活感を感じせない背面収納のデザイン
生活動線を考慮した回遊性のあるキッチン
全体と調和しつつ、
存在感を放つチェコのガラスランプ
アイランドキッチンと並びで置かれたダイニングテーブルは、バックセットの面材と同系統の木天板をセレクト。ダイニングチェアはベースの木材と座面の張り地をグレーで合わせ、インテリア全体の調和を計りました。ダイニングスペースで一際目をひくのが、チェコの照明ブランドbommaのLanternシリーズです。ガラス張りの階段室に隣接した位置に設置しても存在感を放つ、繊細かつ大胆なデザインが空間を華やかに演出します。照明や小物は、ファッションがお好きな奥様がバッグやアクセサリーを選ぶ感覚でコーディネートを楽しみました。
トータルコーディネートしたデザイン
存在感を放つペンダントランプ
視線を広げる
ガラス張りの階段室
階段を上がった2階に位置するLDKは、ダイニングからテラスに向けて奥行きのある『縦』の空間となっています。そうしたLDKの形状の中で、できるだけ横幅の広がりをつくりたいと考え、ダイニングに隣接する階段室をガラス張りにし、その奥に観賞用の中庭を配置しました。LDKからは、階段越しに屋外空間へと視線が抜ける開放的を感じられます。視界の妨げにならないよう、ストリップ階段を採用。さらに、踏み板やスチールは壁面や床材と同系色で合わせることで視線の抜けを強調しています。中庭の塀にはウッドルーバーを採用し、外部からの視線を遮断しつつ、自然光を室内に取り込む効果を持たせました。
LDKと一体型の階段室
視線が伸び開放感を感じる
素材の組み合わせが
豊かな表情を生むリビングスペース
リビングルームは、単一的な印象にならないよう素材づかいにこだわりました。造作のTVボードの壁面には天然石材モンスターストーンを採用しました。空孔が複数ある多孔質の石材で、より自然な風合いを空間にもたらします。隣接するテラスにも同石材を張り巡らし、屋内外の一体感を意識したデザインとなっています。ペットと暮らすオーナーは、LDKからつながる階段室を完全にガラスで仕切り、安全性を配慮した設計としました。
明るい日差しの入るリビング
リビング内にあるスタディスペース
暮らしの中で楽しむ
アウトドア空間
リビングと繋がるテラススペースも、家族が心地よく過ごすための工夫がなされています。室内のテラスに面した壁面は、できる限り視線が抜けるよう、大型のガラスサッシを随所に配置し開放感を演出しています。テラスを囲む壁はリビングと同じモンスターストーンを贅沢に張り巡らしました。壁の高さを高めに設定することで、周囲からの視線を遮りプライバシーを確保すると同時に、ペットを屋外でも遊ばせられるという優しいデザインとなっています。
開放感を与えるテラスの奥行き
リビングとテラスが一体となる素材使い
ゆとりある空間が
優雅な印象を与えるエントランス
エントランスに入ると、正面にヒタムを用いたアイキャッチのアクセントウォールが現れます。ニッチに間接照明を取り入れ、空間を彩るオブジェを飾れるスペースを設けました。階段に向かうためのコーナー部分は、アール壁を採用し、さらに空間の広がりを感じさせます。玄関の広さを優先してシューズクロークではなく、壁一面に造作したシューズボックス形式を採用しました。靴だけでなく、コートなども収納できるよう奥行きを確保したことに伴い、ベンチスペースも確保することが可能に。ご両親が頻繁に訪れるオーナーの生活にとって、最適なエントランスデザインとなりました。
壁一面の収納とベンチスペース
アールを使った伸びやかな空間
シャープな形状に
自然素材のアクセントが効く外観
プライバシー性や安全性の観点から、開口部を極力少なくした外観デザイン。そこで、閉鎖的な印象を与えないために、中央部分に木製ルーバーを取り入れることで、素材の質感と抜け感を表現しました。モダンでシャープな外観に彩りを与えるのが、石材と植物を贅沢に配置した植栽スペースです。そのデザインを幻想的に浮かび上がらせる、ライティングプランにもこだわり、存在感のある佇まいを実現しました。
ライティングで際立つ夜の外観
高級感を与える木製シャッター
ヒアリングを重視し
提案意図までしっかりと伝える
今回、オーナーが特に重視したのが家づくりのパートナー選びでした。大切な家づくりを安心してお任せいただけるよう、ヒアリングの段階で十分に時間を取り、オーナーのライフスタイルや好みのスタイルに合わせた提案をしてきました。その提案意図を十分にご理解いただくことで、方向性にブレのない家づくりが実現しました。そうした、細やかなコミニュケーションを欠かさないことで、互いに信頼できる関係性を作り上げたことで完成した、理想のリゾート住宅です。
ゆったりとした時間が流れるリビング
すっきりとしたスタディスペース
落ち着いた時を過ごすスタディスペース
こだわり抜いたインテリア
家族で集まれるリビング
ホテルライクに仕上げた造作バスルーム