Works 34 視線が繋がる家 東京都練馬区
Works 34
視線が繋がる家
住まいの中心となるキッチンからは、リビングやダイニング、そして吹き抜けで繋がる各個室が見渡せます。
ご夫婦と3人のお子様が暮らすこの住まいは、どこにいても家族の気配を感じることができ、
安心感をもてる設計がポイントです。子どもたちが思う存分のびのびと遊べ、かつ大人がゆったりとくつろげる。
そんなオーナーご家族の理想の暮らし方を、こだわりの注文住宅で実現しました。
お互いの気配を感じ、
さりげなく気を配るために
今回の家づくりの中で、ご夫婦ともに共通の想いがありました。
家事、仕事、勉強、遊びなど、日常生活の中で「いかに家族がお互いに気を配ることができるか」ということでした。単にすべての空間を見渡せる間取りにすることは容易ですが、その中でそれぞれのプライバシー性やパーソナルスペースを確保することも考慮して間取りを決めていきました。その結果、回遊性のある間取りに行き着きました。その回遊動線の中で、子どもたちが滞留する場所、駆け抜ける場所、仕事をする場所などを明確に分類しました。そうすることで、それぞれの行動に集中しつつも周囲の状況も感じ取れる空間が実現しました。
それぞれの場所で自由に過ごせる暮らし
キッチンとダイニングを繋げ家事動線を効率的に
縦横に空間が広がる、
開放的なリビング
リビング部分は高さ5.4mの吹き抜けになっていて、その開放感は圧倒的。上下に設置した大きな窓は、明るい日差しを室内に届けます。吹き抜けの壁2面に天然石材クインを張り上げ、自然素材の豊かな風合いと高級感を演出します。隣接する中庭の窓は、全開口サッシを取り入れ室内外の一体感を強調します。天気のいい日には、家族でテーブルを囲み食事をしたり、子どもたちが活発に遊び回れる空間になりました。
すべての空間が心地よく繋がる設計
LDKからクローゼットや家事室へと回遊できる
奥様が家族を盛り上げる、
「キッチンが私のDJブース」
とても明るく快活な性格の奥様が、家族の中心となり家族を盛り上げます。
そんな奥様が打ち合わせの中でおっしゃった「キッチンが私のDJブース」というフレーズが印象的でした。
1階のリビング、ダイニング、中庭、そして2階の子供部屋まで見渡せるキッチンは、観衆(家族)を盛り上げ、楽しませるステージとなりました。家事をしながら家族を見守り、そして盛り上げる。そんなオーナーご家族ならではの暮らしがあったからこそ生まれたプランです。
全体の空間を見渡せるキッチンスペース
キッチンという名のステージ
家事動線を優先した
回遊性のある間取り
1階は家事動線を優先し、回遊性のある間取りが採用されました。
ウォークインクローゼットからサニタリールーム、バスルームが一続きになっているので、家族全員が効率よく生活できます。動線の中に、あえて奥様専用のクローゼットを設け、好きなものに囲まれる空間を取り入れました。家事をしながらでも、自分だけの空間に触れることで、いつでも前向きに日々を過ごせます。出入り口の上部にR加工を施したり、クローゼット内の色調をワントーン落とすことで『入り込む』という感覚を一層引き立てます。
奥様専用のクローゼットの入口
クローゼットはバスルームに繋がる
玄関の奥にはゲスト用の洗面台
カプリ島を思い出させる、
清潔で爽やかなサニタリールーム
イタリアのカプリ島に行かれた経験から、そのイメージを内装に取り入れたいと考えていたご夫妻。そこで、サニタリールームでカプリ島の空気感を想わせるデザインにすることにしました。白を基調とした空間に、シェル素材やブルーのモザイクタイル、ガラス素材を組み合わせ、明るく爽やかな印象のサニタリールームに仕上げました。
白を基調としたバスルーム
海を想わせるシェルモザイク
濃淡のあるブルーのモザイク
シェルペンダントランプ