Works 65 自然体で居られる家 東京都世田谷区
Works 65
自然体で居られる家
自身のライフスタイルに寄り添い、大胆な間取りで実現した仕切りのない大空間。
室内外の連続性や吹き抜けで繋がる上下階など、家全体が一体空間として感じられます。
素朴さの中に洗練されたセンスが光るインテリアデザインで、
気取らずに自然体で過ごせる、エフォートレスな暮らしを実現しました。

期待感を高める
豊かな暮らしへのアプローチ
本邸宅は、全面道路からアプローチを通りエントランスに入る旗竿敷地となっています。広く取ったステップを互い違いに配置し植栽を点在させることで、本来一直線である通路にリズム感を創り出しました。
左右の塀の高さを取るための控え壁も、あえて視界を阻み、プライベートな空間へと入り込む期待感を高めるデザインに。建物の外観全体が見えない旗竿敷地だからこそできるリゾートの演出です。

家のスタイルを表現する
洗練されたエントランス
玄関ポーチから連続するライムストーンモザイクの壁と、それを照らす間接照明が、室内空間への導入となっています。木製の玄関ドアを開けると、正面にあるライトコートの植栽が目に入る、明るく解放的なエントランス空間としました。素材と色調を統一した洗練されたデザインが、他の空間との一体感を感じさせるエントランスです。

1LDKにまとめた
圧倒的な開放感を得る大空間
広い敷地を1LDKという贅沢な間取りにしたのは、オーナーのライフスタイルに寄り添ったもの。家族とペットがのびのびと過ごせる広い室内と中庭が一体となる開放感あふれる空間を創りました。日常的に窓やカーテンを開け放った生活をイメージしていたことから、中庭を高い壁で囲み周囲からの視線をカットしプライバシーを確保しています。
また、中庭との繋がりを生むために、室内で使用しているモールテックス仕上げの床や板張りの天井材、天然石ライムストーンなどの素材を外部まで繋げる工夫を取り入れました。


LDK全体に日差しが降り注ぐ

引き込みを取り入れたシームレスなサッシ
素材の組み合わせを楽しむ
ハイデザインなインテリア
西側に窓があるため午前中は光が入りにくいことから、吹抜けを作り高窓から光を取り込む計画をしたリビングスペース。インテリアには、漆喰壁や木製サッシ、天然石材と有機的な素材を中心に構成されています。
TVボードから階段へと繋がる壁面には、仕上げの異なる2種類のライムストーンを使ったデザインウォールとなっています。明るい色調の石材にブラックチェリーの木目の質感をアクセントとして加えました。
また、床は全面モールテックス仕上げにすることでインダストリアルな印象をプラス。素材のコントラストを効かせたハイレベルなインテリアデザインとなっています。



空間の雰囲気を柔らかくする木製サッシ

洗練された印象を与えるモールテックスの床材

室内との境界線を曖昧にした
アウトドア空間
ペットが自由に走りまわれる広い芝生の中庭。緑化地域に指定されていたため、一定量の樹木を植えなければならなかったため、植物好きのオーナーと農園まで足を運び、気に入った樹形の木をひとつひとつセレクトしました。遊び心のあるアウトドア家具も空間のアクセントになっています。


大開口で一体となる室内外

多種多様な植物に囲まれたアウトドア空間
細やかな工夫で実現した
ワンランク上のダイニング
リビングより一段天井の下がったダイニングスペースですが、2.9mと十分な高さを確保して開放的な印象を保ちました。この天井高は、木製サッシの高さである2.9mに合わせることで、サッシの上に余分な壁を作らずに済み、より中庭との繋がりを感じられるように意図しています。LDKの入り口からは、エントランスのコートヤードを望むように設計してあり、中庭の植栽を絵画のように楽しむ工夫がなされています。


リビングと中庭が見渡せるダイニングスペース

木製サッシにぴたりと合わせた天井高
理想の世界観を表現する
フルオーダーキッチン
料理が好きなオーナーはキッチンもフルオーダーでこだわりました。デザインは、LDK全体のインテリアイメージに沿ったブラックチェリーの扉材を採用。カウンターにはステンレスを合わせ、有機質と無機質を掛け合わせた洗練されたスタイルでまとめ上げました。
その明確なイメージを壊さないために、レンジフードの位置や手元の照明、収納計画などの機能的側面をデザインに落とし込みました。


間接照明を効果的に取り入れた照明プラン

ブラックチェリーとステンレスの組み合わせ
インテリアと調和する
階段デザイン
リビング内に存在する階段も、空間のイメージをより高めるデザインを取り入れました。厚みのある踏板を床と同材のモールテックスにすることで、空間の一部としてLDK全体と調和させます。1段目と2段目をゆったりと広めに取り、おおらかさを表現しました。さらに2段目のみ、テレビ台背面にも使用したブラックチェリー材とし対面の壁まで延長することで、階段デザインの重要なポイントとなっています。


ガラス入りの手すりで安全面を確保

ベンチ代わりにもなるステップのデザイン
暮らしにあると嬉しい
柔軟で自由なスペース
大胆に空間を繋げるとこで実現した開放的な住まいですが、プライベートな時間を過ごせるスペースも設けています。リビングを見下ろす吹き抜け部分に、趣味の植物や読書など、自由な使い方ができるフレキシブルな空間を取り入れました。フロアが分かれていることでプライベート感はありつつ、個室で仕切られていないので家族の存在を何気なく感じられるという、オーナーにとって心地の良いゾーニングに辿り着きました。


明るく開放的なプライベートスペース

一体感を損なわない緩やかなゾーニング
独自のスタイルを貫く
家づくりへのこだわり
理想のスタイルを明確にもっていたオーナーが、そのイメージを貫いて創り上げたリゾート住宅。デザイン的にかっこいいだけでなく、ペットへの配慮や機能性も備えた思いやりのある住まいとなっています。光や風、自然素材の使い方など、細部にまでこだわりをもってデザインしたからこそ、より豊かで満ち足りた暮らしを実現する住まいが完成しました。

高級感と温かみを感じる木製サッシ

自然体で居られる空間

心が安らぐロマンチックな照明計画

全体のインテリアと統一した洗面デザイン

外観のライムストーンモザイク

素材感を際立たせるライティング

インテリアのアクセントになる盆栽

世界観に合わせた家具をセレクト

一枚板のテーブルと名作チェア

中庭からみた室内