Works 12 こだわりが形になった家 東京都杉並区
Works 12
こだわりが形になった家
閑静な住宅地のさらに奥まった敷地。そこにひっそりと佇む本邸宅。
シックでクールな印象の外観と解放的で重厚感のある内装。
オーナーのこだわりが集約された、唯一無二のリゾートハウスが誕生しました。
白い壁がない、
日本の住宅らしくない住宅
日本の住宅を思い出す時にイメージする白い壁面は、空間を明るく広く見せる効果があります。そんな白い壁をベースに、建具やアクセントウォールなどで個性やこだわりを表現することがよくあります。
しかし本邸宅には、白の要素がほとんどなく、多くの面積を占めるベースのクロス(壁紙)には、ベージュがかった凹凸のある製品が使われています。
そのクロスが、オーナーこだわりのヴィンテージ感のあるダークブラウンの床材や、随所に使われている表情豊かな石材をまとめる『つなぎ役』を果たしてくれます。
ダークな色でまとめた空間も、リビングの高い吹き抜けや中庭に面した壁一面の窓など、設計を工夫することで開放的かつ明るい空間を実現しました。
空間にスパイスを、
タイのハンドメイドアート
リビングに入ると目に飛び込んでくるのが、宙に浮かぶように設置されたウォールアートです。
このアイアン製のウォールアートは、カジャデザインの取り組みである『旅する建築会社』でタイを訪れた時に見つけたアートスタジオの作品です。
以前カジャデザインの吉祥寺ハウスギャラリーに飾られていた同アートをベースに、設置場所に収まるよう、サイズ、カラー、デザインに変更してオーダーをした特注品。
シックな空間に対して、スパイスを効かすような存在です。
「カッコイイ」を実現する、
家づくりのチーム力
もともとインテリアデザインに対して強いこだわりと豊富な知識をお持ちだったオーナー。
以前お住まいだったマンションでも、家具などのインテリアには特に気を使っていたそうです。
そんなこだわりを注文住宅で実現するため、初めてカジャデザインに来訪された時には、ご自身の要望をまとめた「プレゼン資料」を持参されるほどでした。
その情熱、そのこだわり一つ一つに一貫して言えるのは「とにかくカッコイイ」ということ。
オーナーはモダンでスタイリッシュ、ダークで落ち着いたカラーの中に、木、石、アイアンの質感を取り入れたデザインが理想とされました。
どのスペースにも抜け目のない、
徹底した空間デザイン
本邸宅はどのスペースにも抜け目のない、徹底した空間デザインがされています。
エントランスには、コールテン鋼と間接照明でアクセントウォールにあしらい、空間を立体的に仕上げました。
またエントランス、リビングに使われているカジャデザインのオリジナル石材『ヴィエラストーン』を、1Fの洗面スペースにも貼り、そこに大きな木化石の洗面ボウルを設置することで個性ある高級感を演出してます。
寝室の天井には植物で作った「編み目」が張り込まれたクロス(壁紙)に化粧梁が渡されています。ベッドに横たわり天井を見上げると、リゾートのヴィラに滞在しているような、解放的な気分を味わえます。