Works 67 研ぎ澄まされた家 東京都渋谷区
Works 67
研ぎ澄まされた家
開放感と安定感を両立させた空間を目指した本邸宅の家づくり。
高天井や室内外の繋がりを意識した設計や素材の使い方で、開放的な住まいを都心の住宅地で実現しました。
また、オーナーが仕事や趣味に没頭できるガレージと一体型のオフィスもこだわりのひとつです。
デザイン面と機能面にこだわり、ラグジュアリーで洗練された空間に仕上げました。
高天井と水平ラインが創る
開放感と安定感
階段を上がると広がる、明るく開放的なLDK。3.3mある天井高が贅沢な空間のゆとりを創り出します。LDKに隣接する形でテラスを配置することで、視覚的な奥行きを演出しました。天井にぐるりと間接照明を配置することで水平ラインを強調し室内を広く魅せるテクニックを施しました。また、テラスとの段差部分にはモールテックス仕上げのL字型のベンチを造作し、間接照明とリンクするような水平ラインでさらなる安定感を与えます。

インテリアはArmani Casaでトータルコーディネート

間接照明とペンダントランプで夜を演出
抜け感を重視し
緻密な設計をしたバルコニー
バルコニーの壁は圧迫感を感じない高さにし、気持ちの良い抜け感を重視しています。ただし、周囲からの視線などを気にせずくつろげることも必要な条件でした。そこで、隣地建物を高さを注意深く観察し、バルコニーでくつろぐ際には視界が気にならず、立った時にはある程度抜け感がある絶妙な高さとしました。室内で使用している、大判のタイルをテラスまで連続させることで、空間の全体の広がりを演出しています。

植栽やアウトドア家具が空間を彩る

空の広がりを感じられるバルコニー
家全体を整える
オーダーメイドの壁面収納
ダイニングスペースからキッチンまで一体で計画した壁面収納は魅せる収納と隠す収納のバランスを考慮しました。魅せる部分はウォールナットで木の温かみと風合いと表現し、隠す収納扉はチャコールグレー系の塗装でシンプルに仕上げ、バランスの取れたコーディネートとなっています。

爽やかな光が心地いいダイニングシーン

ディスプレイが際立つ造作収納のデザイン
気品に満ちた
美しいキッチンデザイン
キッチンはアイランド型のカウンターと壁つけのL字型をくみあせたデザインとなっています。水回りとガスコンロを分けることで、それぞれのスペースを広く取れ、効率的な作業を可能にします。カウンターとキッチンボードには、DEKTONのタガを採用。大理石の結晶の縞模様を持つグレーがかった色調は、天然石の特徴を維持しながら、今のトレンドを反映させています。 ダークグレーの塗装で仕上げた扉面材とのコーディネートでモダンで気品に満ちたキッチンを実現しました。

セラミックタイルの艶やかな質感が高級感を演出

バーカウンターを兼ねたアイランドキッチン
居心地と機能性に特化した
ガレージとオフィス
オーナーにとって、オフィスも多くの時間を過ごすプライオリティの高い空間です。背面収納はLDKの壁面収納とリンクさせつつ、扉面材を高級感のあるセラミックタイルとすることで、よりラグジュアリー感がありつつプリンターや大量の仕事書類も納まる機能面も充実させた書斎としました。ガラス張りで繋がるガレージには、趣味である愛車を鑑賞できるようになっています。デザイン性と機能性、そして遊び心を取り入れた特別な空間に仕上げました。

ガレージと一体化するオフィス

地下階の駐車場でも開放感を感じる設計
重厚なマテリアルを多彩に合わせた
外観デザイン
色調をグレートーンでまとめつつ、RC打放ち、石材ヒタムモザイク、大判タイル、鉄製門扉などを組み合わせています。どれも重厚感のある素材ですが、その分量や使用箇所のバランスを計算し、表情豊かで程よい抜け感のある外観を実現しました。その洗練された佇まいに、植栽やライティングで華やかさを加えています。

石材ヒタムモザイクがリゾート空間へと誘う

効果的に計画された外観のライティング
吹き抜けと中庭で実現する
視界が開けるエントランス
エントランスは階段上部を吹き抜けとし、正面に中庭+鉄骨階段を設ける事で平面・断面両方向に抜けをつくり、地下階だけど明るく開放的なエントランスを目指しました。中庭にはアプローチ壁でも使用したヒタムモザイクを貼り上げて、親和性を意識しました。吹き抜け部分のbocciのシャンデリアがより天井高を強調し、中庭の植栽がグレートーンのモダンな空間に彩りを与えます。
落ち着きのあるインテリア
視線の抜けが気持ちいいLDK
収納力もしっかりと備えた美しい壁面収納
様々な用途で使えるバルコニー沿いのベンチ
洗練されたインテリアアイテム
様々な自然素材が織りなすラグジュアリーなオフィス
近代的な鉄骨階段のデザイン
日常でリゾートの空気感を堪能



