2018.12.20

こんなにお客さまの満足にコミットできるとは思わなかった。デザイナー・筒井由佳

田中 嘉人

ライター

ひと口に「リゾート空間」といっても、捉え方はさまざま。

これまではインドネシア・バリ島に代表されるようなアジアンリゾートを得意としてきたKAJA DESIGNですが、今後は新たな「リゾート空間」にも積極的にチャレンジしていきたいと考えています。

そこで今回ご紹介するのが、都内の閑静な住宅街に佇む一軒のお宅。

これまでのKAJA DESIGNが手がけてきた物件とは少しテイストの異なる、アンティーク家具が目を引くまるで映画のセットのような住まいです。

デザイナー筒井が内装デザインを担当した「アンティークが活きる家」

こちらの内装部分を中心に手がけたのが、デザイナーの筒井由佳。KAJA DESIGNにとって新たなチャレンジであった住まいに、彼女はいかにして取り組んだのでしょうか。彼女の奮闘の日々を振り返ってみます。

ルールがない環境で、悩んでいても始まらない

– 本題に入る前に、KAJA DESIGNへの入社経歴から教えてください。

前職はハウスメーカーのデザイナーでした。建築業界に憧れて、未経験で入社。最初は図面も読めなかったけど、実務と並行して独学でインテリアコーディネーターの資格も取得して、少しずつ知識と経験を積んできました。
KAJA DESIGNへ転職したのは、2017年2月。もともとKAJA DESIGNのことは知っていて、「お客さまファースト」の姿勢にはすごく共感していました。同時に、自由度が高い環境に憧れもあった。ちょうど関わっていたプロジェクトが手を離れるタイミングだったので、意を決して転職を決めました。

– 入社から2年近く経ちましたが、当初不安はありませんでしたか?

もちろんありました。「自由度が高い=ルールがない=どこから手をつけるのかも自分で考えなければいけない」ですから。これまでと真逆の環境に戸惑ったのは事実です。
ただ、自由度が高いので、自分たちで正解を導き出さなければいけないんですよね。きっとプロジェクトごとに同じような不安や戸惑いとは向き合うことになる。そう思ったら「悩んでいても何も始まらない」と思うようになって。常に模索しながら、お客さまの理想の住まいを追求していく決意をしたら気持ちがラクになりましたね。

– 逆に、入社してよかったと感じたことは?

先日、研修でインドネシアへ行ってきたんですが、KAJA DESIGNのルーツとなったリゾートを実際に見れたのはよかったですね。私の知る限り、視察目的でデザイナーを研修へと連れて行ってくれる会社なんてなかなかありませんから。
たとえば石材ひとつを見ても、色味が写真とは若干違うんですよね。すると「こういう使い方をしてみたらどうだろう?」というような新たな発想が生まれることもある。インドネシアの研修は、私にとっての引き出しを増やすまたとない機会となりました。

2018年10月インドネシア出張 アマンジウォ
2018年10月インドネシア出張 アマンジウォ
2018年10月インドネシア出張 石材工場視察
2018年10月インドネシア出張 石材工場視察

お客さまと二人三脚で取り組むおもしろさ

– では、本題に入ります。今回の物件に関わることになったのはいつですか?

入社後すぐです。打ち合わせで内装の話が出てきたタイミングでアサインされました。
正直、リゾート空間の右も左もわからないような状況。しかし、お客さまの要望が「アンティーク家具と暮らす」だったので、「KAJA DESIGNらしさ」みたいなものは一旦横に置いて取り組みました。だから、特に違和感みたいなものはありませんでしたね。
逆に、クロスまわりはこれまでも手がけたことがあったので、苦手意識みたいなものもなく。お客さまの満足を追求することばかり考えていましたね。

– KAJA DESINGに染まってないタイミングだったことが逆に功を奏した、と?

そうかもしれません。ただ、もちろん難しいこともありました。
たとえば、壁のクロス。一般的にはビニールのクロスを使っているのですが、お客さまの要望で布のクロスを探すことになったんです。
ビニールのほうがバリエーションも豊富でリーズナブル。かつ施工性も高いんです。布だとデザインのバリエーションも限られたものしかつくれないし、値段も高い。しかも生地が分厚いから失敗が許されないという職人さん泣かせな一面もある。でも、布のクロスを貼った部屋は音の響きが柔らかくなるし、光の反射も美しい。ビニールのクロスには出せない風合いがあるんです。

– なるほど……お話をうかがうと、布のクロスのほうがアンティーク家具の雰囲気とマッチしそうですね。

そうなんです。ただ、布のクロスの市場は縮小傾向。そのなかでお客さまに喜んでいただけるものを探さなければならなかった。商品ラインナップにはあったとしても、実際に連絡してみたら欠品だったこともありましたね。
だから、ローラー作戦で片っ端からリサーチして、連絡して……を繰り返しました。クロスを取り寄せたら、何十枚も机の上に並べて、お客さまと一緒に触りながら選んで……でも、全然ツラさを感じることはなくて。
というのも、今回のお客さまの家具やクロスに関する知識がすごかったんです。プロのインテリア職人たちも驚くほど。私自身、勉強になることがすごく多かった。お客さまと一緒に住まいづくりに取り組むことのおもしろさを知ってしまいましたね。

– そのあたりは前職とは少し違う部分ですか?

お客さまとの関わりが多いですからね。当然、関係性も深くなるし、提案の幅も広がる。そして、意思の疎通もしやすくなります。「ここからここまでが私の仕事」という考え方はできないし、業務マニュアルみたいなものもないけれど、だからこそお客さまの満足を追求できているんじゃないかと思います。

– 今回の住まいを通じて、筒井さん自身に変化があるとしたら?

やはり、興味関心の幅は広がりましたよね。あとはやはりKAJA DESIGNの表現する「リゾート空間の」幅も広がったと思います。自分の関わった住まいを通じてKAJA DESIGNに新たな可能性が生まれたのだとしたら嬉しいですね。

– お客さまからは、「もし次に建てるとしたらそのときもKAJA DESIGNにお願いしたい」というお話も出ているようですね。

とてもありがたいお話です。こんな出会いはなかなかありませんから。お客さまの要望に対して知恵を絞って向き合っていくことは大変だけど、その先にある喜びを共有し合えるチームでよかったと、心の底からそう思います。もし実現できたら全力で関わらせていただきたいですね。

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