スタッフブログ
Iさまの新築旅行 -ALILA VILLAS ULUWATU, BALI-
企画開発部
郷 奈美子
卒業旅行、新婚旅行。私たちは人生の節目に、大切な人と旅に出ます。
そこに「家を建てる時」も加えてはいかがでしょうか。
カジャデザインは、第３の旅として「新築旅行」というサービスを始めました。
今回『新築旅行』に行ってきたのは、Iさまご家族です。
お引渡しを目前に控え、新築旅行の様子を振り返りたいと思います。
家づくりの旅の始まりです。
Iさまが思い描くリゾートの姿
今回『新築旅行』に行ってきたのは、0歳児の赤ちゃんがいるIさまご家族。現在、カジャデザインで新築に向けてプラン中です。
行き先は、インドネシア。
プロデューサーの私市は考えました。数ある素晴らしいインドネシアのリゾートホテルの中でI様にぴったりのホテルはどこだろう。
もともと、いわゆるアジアンリゾートスタイルには興味のなかったというIさまご夫婦。
「洗練されたモダンスタイル、だけど冷たい印象になりすぎない」というのが当初からI様がお持ちのイメージでした。
オフホワイトのグラデーションの中に木や水、石といった自然の要素を取り入れるなど、どういったバランスで理想のデザインを実現するか、日本での打ち合わせの中で考えていました。
この旅を通して、実際に新居へのアイデアを具体化するため、設計を担当する八巻有里先生を旅のメンバーに加えました。
そこで私市が選んだのが、ALILA VILLAS ULUWATU,BALI – アリラ・ヴィラ・ウルワツ・バリ。
初めてそのホテルに足を踏み入れた感想を、ご主人はこう述べました。
「まさに、ドンピシャです。好みにあったホテルを選んで頂いてありがとうございます。」と。
ALILA VILLAS ULUWATU,BALIはカジャデザインでも何度か視察に訪れたことある人気のリゾートホテルです。このホテルは、全体的にライムストーンを使用され、白を基調とした明るい印象のデザインで構成されています。
洗練されつつ、自然が共存する空間
ご主人はホテル内を散策しながら、石の感触を確かめ、ご自身の家のイメージに想いを巡らせます。
家のどの部分に、どんな貼り方をしたらこの気持ちの良い空間を実現できるだろう…設計士の八巻さんと私市は、Iさまの想いを一つひとつ丁寧に掬い上げていきます。同じ空間で、同じ時間を過ごしたからこそできるイメージの共有です。
ライムストーンの白で構成された空間には、生き生きとした鮮やかな植物や、味わいのあるアイアン素材、清らかな水をたたえる水盤などがバランスよく配置されています。アジアンリゾートの要素も取り入れながら、どこか洗練されいてスタイリッシュ、まさにIさまがイメージされる空間がそこにありました。じっくりとホテル内を周り、設計を担当する八巻先生と共に打ち合わせを重ねました。
一緒に旅に参加している０歳のエミリちゃんは、
さりげなく空間を彩るプルメリアに興味津々です。
奥様も、「洗練されているけど、自然もちゃんと共存している。自分の好きなスタイルを再確認することができました。」と話されました。
本当に必要なライティングとは…
日が暮れて、夜になると暗闇の中に建物全体が美しく浮かび上がります。
建物の内部は決して明るすぎず、だけど必要な所はしっかりと照度が保たれていて、滞在するゲストを優しく包み込んでくれます。
この日は、風もなくホテルの周囲を囲む水盤に建物と景色が映り込み、幻想的な光景を目にすることができました。
日本の住宅は生活に必要な照度を保つために、若干過剰なライティングをする傾向にありますが、本当に心地よい空間を実現するために必要のない明かりを削ぎ落とすことも、この旅の体験で得ることのできた成果です。
本物の体験をインプットして、アウトプットする
こうして、ご自身の新居のイメージに近いホテルに滞在することで、プランで取り入れたいアイデアがどんどん浮かび上がります。
そして、同行するプロデューサーの私市と八巻先生が、そのアイデアを掬い上げます。全てをお客様のご要望の通りにするのではなく、Iさまのコンセプトに合わせてアイデアを具体化していきます。もちろん、旅で得た発想を日本に持ち帰り、コスト面の確認や整合性の検証をすることも欠かしません。実際に、使用する石材や外構のデザイン、様々な要素がプランに反映されていく形になりました。
