3年ぶりに訪れたLucaの故郷、サルディーニャ島の魅力
カジャデザインの海外パートナーであるイタリア在住のデザイナーLucaから、最新レポートが届きました。
今回は、Lucaの故郷である地中海に浮かぶリゾートアイランド『サルディーニャ島』の魅力をたっぷりと伝えてくれます。
3年ぶりになる帰省で、改めてその素晴らしさを実感したようです。ぜひ、みなさんも今後のご旅行の参考にされてみてはいかがでしょうか。
故郷で家族と過ごす、特別なクリスマス
みなさん、明けましておめでとうございます!
イタリア在住のルカです。
年末年始はどう過ごされましたか?僕はクリスマス休暇で実家のあるサルデーニャ島に行ってきました。パンデミックの影響で冬のこの時期に帰るのは実に3年振り!イタリア人にとってクリスマスは家族と過ごす大切な日、「クリスマスは家族と、年越しは一緒に過ごしたい人と」という格言のようなものまで存在します。
実際クリスマスを家族と過ごした後は海外や国内旅行で年越しする人も多く、大晦日はレストランで特別メニューを食べながらニューイヤーパーティーを楽しみます。日本は除夜の鐘が鳴り厳かなイメージと聞いていますが、イタリアはその逆。花火や爆竹さらには銃声なども鳴り響く中、賑やかな新年を迎えます。
僕は3年振りということもあり、クリスマスから年が明けた後も1週間、ホリデーが終わるギリギリまで実家で過ごすことにしました。
サルデーニャ島はイタリアの南西にある島で、エメラルドグリーンの美しい海や手付かずの自然がいっぱいのリゾート地としても世界中から注目を集めています。
島ならではの独特の文化も残されており、言語や郷土料理や民族衣装などもイタリア本土と異なることから、外国人だけでなくイタリア人にとっても人気のリゾート地となっています。
海と山を思う存分堪能できる、サルディーニャ島の大自然
パンデミック以降僕の趣味となったトレッキングをこの島でも楽しもうと、シューズやジャケットを持ってきました。クリスマスからお正月にかけて毎日美味しいものを食べ過ぎてしまったので、適度に運動できる良い機会でもあります。
今までは実家に帰ると夏はビーチで一日中過ごし、冬は家で食べて飲んでのんびりすることが多かったので、この島で冬をアクティブに過ごすのは初めての経験です。比較的温暖な冬となった今年のヨーロッパ、日中は毎日20度を超えていたこの島ではビーチで日光浴をする人、中には海に入って泳いでいる人も見かけました!
いつもは北イタリアの湖水地方の山々をトレッキングしますが、ここは島。山というよりは海沿いの断崖絶壁の淵や低木の間の獣道を進みます。
猪が土を掘った形跡がいっぱいあるので出会わないように祈りながら、野生の花や木の実、時には動物といったこの島独特の自然を匂いと共に堪能しながら歩きます。
そして何よりこの美しい海!入り組んだ海岸の形状で次から次へと変わっていく風景を楽しみながら進んで行くとどんどん歩けちゃうから不思議です。
いつもとは違うクリスマスホリデーを過ごし、大満足でミラノに戻ってきました。今年もイタリアの色々なことをお伝えできるよう好奇心旺盛に行きたいと思います。皆さんにとって素敵な一年になりますように!