出会いから約半年··· 木製洗面ボウルを仕入れるまでの道のり 出会いから約半年··· 木製洗面ボウルを仕入れるまでの道のり
2018.6.1 スタッフ
スタッフブログ

出会いから約半年··· 木製洗面ボウルを仕入れるまでの道のり

広報 郷 奈美子

仕入れまでの道のり

インドネシアでの木製洗面ボウルとの運命的な出会い、、、
インドネシア研修に行ったメンバー、その中でも仕入れの責任者でもある木村は、その美しさに完全に一目惚れ状態でした。

「Mandapa A Ritz-Carlton Reserve 」の洗面ボウル

決して楽ではない、工房探し

この洗面ボウルを、KAJA DESIGNのリゾート住宅に取り入れる!
そんな想いから、日本に帰国後、早速仕入れをするべく行動開始。

しかし、、、
まずこれがどこで製造されたものなのか、そもそも売っているものなのかというところからのスタートでした。インターネットで『木製ボウル』を検索しても食器用のものが出てくるばかり。諦めずに検索言語を変えながら探していくと、数か所でその洗面ボウルを製作しているところがわかってきました。

原産国はインドネシア。
インドネシアでは、地産地消の考え方が浸透しており、多くの建築物にインドネシア国内で取れる材料を使って製作されたものを採用しています。十数年インドネシアを拠点に仕入れをしているKAJA DESIGNですが、その木製ボウルの工房を探し、仕入れまで漕ぎ着けることは容易ではありませんでした。

そこで力を発揮してくれるのが、KAJA indonesiaのスタッフ。
海外と日本では排水金物の形状が違うので、日本仕様に変換できるのかなどクリアしないといけない課題がたくさんありました。
また、見たものをそのまま仕入れるのではなく、KAJA DEISGNの目指す空間にあったデザインを検討し、日本の住宅にあったサイズでオーダーをしていきます。そのあたりの細かな要望を現地スタッフが工房に説明、交渉し、ようやく製作が開始するのです。

真剣に商談をする現地スタッフANDY

オーダーから数ヶ月、、、海を超え日本に到着

発見、リサーチ、仕入れを一貫して行った積算の木村は、
「通常だとすべて荷卸しが完了してから検品という形なのですが、木製ボウルの箱を確認してすぐ開封をしてしまいました。」と興奮気味に話しました。

日本に届いたばかりの洗面ボウル

丁寧にクリーニングをし、細部及ぶ検品ののち、破損や傷、
形のゆがみもなく仕事も丁寧に行われているのを確認。

その洗面ボウルを、実際に洗面スペースに置いた様子がこちら!

KAJA DESIGNハウスギャラリーシャワールームの洗面台

なんと美しい仕上がり!!
あのホテルで出会った洗面ボウルが、この吉祥寺のハウスギャラリーで見事に再現されています。

もう一種類、カラーと質感を変えたものもオーダー。
ナチュナルなカラーと、さらりとしたマットな質感がシャビーシックな空間にもマッチしそうです。
明るい色味の左官仕上げのカウンターなどにおすすめです。

オリジナルアイテムへの商品化に向けて行うこと

今回ご紹介した木製洗面ボウルは、まだ試作品。
実際のスタッフ宅と、ハウスギャラリーのお手洗いに設置し、使用上の問題がないかを検証していきます。
ただ、『カッコいい』だけでは、採用することはできません。
それが、しっかりと機能して初めて、オリジナルの商品として発売されます。

このように、一つのオリジナル商品が製品化するまでには、実に長い道のりがあります。
実際に、リゾート地を訪れ、本当に素晴らしい商品やアイデアを得る。
日本のメーカー品から新しい商材を見つける方が、よっぽど効率的かもしれません。

ただ、KAJA DESIGNが目指すのは、他にはない本物のリゾート住宅を提供すること。
そのための労力を惜しむスタッフは一人もいません。

実用化まであと一歩!
新作発表のお知らせを乞うご期待です!