2020.4.17 スタッフ
スタッフブログ

『プールサイドの家』インテリア解説

企画開発部 郷 奈美子

『おうち時間』。今、家にいる時間をどう過ごすのか、改めて注目を浴びています。
お仕事がテレワークになったり、プライベートではオンライン飲み会を開いたり、自宅に居ながらにして仕事仲間や友人とつながることが当たり前の毎日になってきた方も多いのではないでしょうか。

長い時間家にいると、過ごし方もそうですが、その部屋が自分の好きな空間、落ち着く空間かということが気になってきます。思いっきり大掃除をしたり、少しだけ家具の配置を変えてみたり…この機会に自宅のインテリアに目を向けることも素敵な『おうち時間』になりそうですね。

今日は、先日アップしたばかりの最新施工事例『プールサイドの家』のインテリアコーディネートについて紹介したいと思います。

抜け感を大切にした、リビングコーディネート

その名の通り、プール付きの中庭を中心としたK様のご新居。
ガラス窓で中庭をコの字型に囲んだ1Fのプランは、抜け感のあるとても開放的な空間です。そこで、その『抜け感』を邪魔しないようなインテリア選びがポイントになってきます。

リビングに選んだのは、イタリアで生まれたブランド『GERVAZONI(ジェルバゾーニ)』のアイテムです。

ソファ MORE06/22L

今回K様のコーディネートに採用した『MORE』シリーズは、数種類の形状のソファを自由に組み合わせることのできるユニットソファです。部屋の広さや間取りに合わせてカスタマイズできるのがユニットソファの最大のメリットです。

大開口で中庭へと続くリビングスペース。ソファで過ごす時間や奥のキッチンにいる時でも屋外との繋がりを感じる空間にするために、全体的に高さが低めのソファをセレクトしました。

右側の少し変わった形状の片側アームソファ(MORE22R)。大人2人が座れるほど広いスペースの角を削り、広さを保ちつつ中庭側に向かって緩やかなカーブを描いています。

そのアームソファに合わせたのはアームのついていないストレートタイプのソファ(MORE06)。アームがないことで中庭への視界を遮ることなく、抜け感を演出してくれます。『アームの高さくらいで変わるの?』と思う方もいらっしゃるかと思いますが、その小さな違いで印象は全く変わります。開放感を大切にするK様のご自宅だからこそ、こだわったポイントの一つです。

サイドテーブル IRONY 50/60/70

ソファに合わせたサイドテーブルは、アイアンをゆるく編み込んだようなデザインの『IRONY』です。3種類のサイズを組み合わせることで空間に動きを出し、程よいアクセントにもなってくれます。こちらもやっぱり『抜け感』を意識してセレクト。
本や飲み物を置く程度の用途であれば、このくらい潔いデザインのアイテムを取り入れても良いかもしれません。そして、大人一人で持ち運びができるくらい軽量なので、中庭に持ち出したり、お花用の台として使ったりシチュエーションに合わせて使い方をアレンジができます。

ウッドチェア CARVE 07 / サイドテーブル NEWS108

K様こだわりのプールサイドにセレクトしたのは、なんともユニークな形状のチェアとサイドテーブル。一人がけの大きなチェアは、木製で背もたれからアームにかけて手作業で穴が開けられています。合わせたサイドテーブルは、ボディの部分が新聞紙で作られています。木でもない、アイアンでもない独特の質感と綺麗なブルーがアクセントに。
こちらは実は屋内用家具で、撮影のために特別に外に置かせていただきました。屋内も室内も、オブジェのようにユニークな形状の家具を取り入れる、遊び心のあるスタイリングを楽しんでみてはいかがでしょうか?

樹齢180年、一枚板の魅力

今回ダイニングテーブルに使用したのは、『WONDER WOOD(ワンダーウッド)』の一枚板のダイニングテーブル。

WONDER WOODは日本に2人しかいない木挽職人が材木の選定を行なっている一枚板を専門に取り扱うブランドです。『BACK TO THE NATURE』自然を信じ、自然を表現し、自然から学び続ける、そんなコンセプトのもと、人と環境に寄り添ったプロダクトを製作しています。

K様のご新居にセレクトしたのは、樹齢約180年のアサダ桜の一枚板。ナチュラルにほんのりピンク味がかった色合い、表面はなめらかで穏やかな木目が特徴です。時を経て徐々に色味が濃くなっていき、艶と色味が深まり美しさが増していく経年変化が楽しめるそう。

樹形をそのまま残したユニークなフォルムも魅力的。モダンなデザインの住宅に合わせることで、空間に表情をつけ他にはないオリジナルな雰囲気に仕上げてくれます。

実は、K様のご自宅は大きな公園に隣接していて、春には窓から満開の桜を望めるそうです。そこで桜の木を使った一枚板のテーブルが室内にもあったら素敵だな、と思いこちらのテーブルを選定しました。

そんなこだわりのテーブルに合わせたのは『KAJA(カジャ)』のWinchester(ウィンチェスター)アームチェア。背もたれから緩やかなカーブを描きアームレストにつながる洗練されたデザイン。脚の部分は線の細さを引き立てるアイアン製です。すっきりした直線デザインにブラックウッドの組み合わせがスタイリッシュな空間にぴったりです。
オンラインショップでの販売も行なっていますので、ぜひチェックして見てください!

家づくりは、インテリアも一緒に進めるのがオススメです

日本の家づくりはまだまだ建物を建てることが先行してしまう傾向にあります。もちろん、家が完成してからゆっくりじっくりインテリアを選ぶ楽しみもあると思います。
ですが、建築プラン中にインテリアプランを立てることで、「欲しい家具が置きたい場所に入らない」「この家具だったら壁面は、別のデザインがよかったかな」なんて失敗を防ぐことができます。

カジャデザインでは、プラン検討時にそうしたインテリアのご提案も承っています。ご提案するアイテムは全て実際にご購入いただけるものばかり。実際にインテリアも含めたトータルコーディネートでお引渡しをしたお客様からは、完成と同時に家具が入っていると、意外に引越しも楽だ、というお話も伺います。ですので、打ち合わせの時に建築の要望と合わせて、好みのインテリアのテイストなど詳しくプロデューサーや設計士に伝えて見てくださいね!

お問い合わせ資料請求もお待ちしております。

お問い合わせの際は、ぜひコンシェルジュ神成(かんなり)宛にお問い合わせください。ご要望をじっくりとお伺いしたうえ、ベストな人選で家づくりのメンバーをご紹介いたします。