注文住宅を建てると決めてから完成するまでの期間について解説!
注文住宅を建てようと決めてから引き渡しまでの期間は、その家庭の状況や季節などによって大きく変わってきます。
そのため、必ずしもこのくらいの期間がかかる、と断言することはできませんが、状況に応じた注文住宅を建てるための期間についてここで考えてみましょう。
展示場や見学会参加から契約までの期間
まず、注文住宅を建てようと考える時間については、当然ながらそれぞれの家庭によって違いがありますので、そこは除きます。
それこそ5年前から考えているご家庭もあるでしょうし、注文住宅を建てようと決めてから、1ヶ月で理想の家を考えつく人もいるでしょう。
本格的に住宅建築を検討し、ハウスメーカーを比較して、契約するまでの期間はだいたい1ヶ月から2ヶ月ほどのことが多いようです。
土地探しから着工までの期間
ハウスメーカーや工務店と契約をしたら、どんな家を建てたいか綿密にヒアリングをし、その情報をもとに間取りを決め、設計に入ります。
それと並行して、土地探しをして土地の調査を行ないますが、家づくりにおいてもっとも時間がかかるのはこの期間です。
もちろん、建てたい家が決まっていればその分時間が短縮されますが、構造の問題で建てたい間取りにできないことも多く、その場合は折り合いをつけながら間取りを決めていくので、やはり時間がかかります。
土地探しについても、土地を探してから法規約制限を調べ、理想の家を建てられるかどうかの調査を行わなければならないので、こちらも簡単ではありません。
すでに土地を所有している場合は別ですが、新たに土地を購入する場合は、ハウスメーカーに問い合わせをする前に、土地のチェックはしておいたほうがよさそうです。
とはいえ、運命的にこれだという土地に出会えるケースもあり、この場合はあっという間に決まることも。
土地との出会いは運も大きいといわれていますので、できるだけ長い期間を見ておくほうが安心です。
着工から引き渡しまでの期間
間取りや設計、土地探しをクリアして、いよいよ工事が着工するというとき、ハウスメーカーと工務店では工期が変わってきます。
まったく同じ条件だった場合、ハウスメーカーでは3ヶ月ほどで工事が完了しますが、工務店の場合は5ヶ月ほどかかる場合が多いです。
これは、ハウスメーカーが自社工場で部品を組み立てた上で建築現場に部品を運び、組み立てていくためです。
大手であればあるほど、工期は短くなると考えてよいでしょう。
ただし、繁忙期などはやはり工期が延びますので、必ずしもこの期間で完成するというわけではありません。
工事中にトラブルがない場合にこの程度の期間がかかるということで、何か問題が発生すれば、ここからさらに時間がかかります。
まとめ
注文住宅を建てる場合は、子どもの入学などに合わせて建築したいと考える人が多いと思います。
この場合は繁忙期になりますので、ゆとりを持って期間を設けることが望ましいです。
展示場を見に行ったり、見学会参加から引き渡しまでに半年程度見ておけばよい場合もありますが、繁忙期に合わせて建築する場合は、1年ほど見ておいたほうがよいかもしれません。
3月ごろに引き渡しを完了させたいのであれば、その1年以上前に展示場や見学会に参加し、建てたい家のイメージを作り始めましょう。
また、家づくりはこだわりが強いほど時間がかかりますので、ご自身の希望がたくさんあるようなら、それに合わせてやはり時間を多く見ておくようにしたいですね。