2018.2.20 「注文住宅」を知る

注文住宅で『ガレージハウス』はいかが?

ライター 横内 信弘
郊外の広い土地にはもちろん、都心の狭い土地でも工夫次第で建てられるガレージハウス。注文住宅をお考えのあなたに、今回は、趣味を楽しんだり限られた敷地を有効活用できるガレージハウスについて紹介していきたいと思います。

そもそも、『ガレージハウス』って?

そもそも『ガレージハウス』ってどんな家? ガレージハウスとは、そのまま、 『ガレージ』=『駐車場』 『ハウス』=『家』 『駐車スペースがビルトインされている住宅』のことです。もっとわかりやすく言うと、『家の中に駐車場がある住宅』です。インナーガレージ、ビルトインガレージ、と呼ばれることもあります。ここで大切なのは、『イン』と言う言葉。『中に駐車場がある』と言うことなのです。建売住宅などでは、まずありえない住宅の形なので、注文住宅の醍醐味を味わえるプランと呼ぶこともできます。愛車と一つ屋根の下で過ごすガレージハウス。ドライブが趣味の方も、通勤や日常生活で車が必需品と言う方も、一緒にガレージハウス について、勉強していきましょう。

『ガレージハウス』のメリットって?

まずは、愛車を家の中に駐車できるガレージハウスの魅力、メリットをいくつかご紹介します。

【1】車の劣化を抑える

耐久性がある車といえども、外で雨や風などに晒されれば、やはり傷がついたり見えない痛みが出てくるもの。ただでさえ雨で汚れる度に、洗車をするのもとても大変です。でも、車を家の中で駐車できるガレージハウスであれば、季節や天候に左右されず、大切な愛車を守ることができます。 洗車の回数も必然的に減らすことができるでしょう。車は家と同じく、とても高いお買い物。なるべく長く、大切に乗りたい愛車を、しっかりと清潔に、守ることができます。ここ数年の温暖化で、昨今の天候はさらに予測しにくくなりました。急な豪雨災害なども増え、よりガレージハウスの需要は高まっています。

【2】天候に左右されず気軽に外出できる

例えば、室内からガレージへ直接行き来できるように出入り口を設けることで、雨の日でも外に出ることなく車へ乗り込むことができます。また、昨今の猛暑では、屋外に停めた車の室温が50℃近くになることも珍しくありません。太陽光を遮り、外出前に社内エアコンをつけておけば、そんな猛暑日でも汗一つかかずに車に乗り込むことができます。 また、介護が必要なご家族と同居の方には、車で家の中まで入ることができるので、歩く距離の負担を無くすことも可能です。車による「外出→帰宅」を今まで以上に気軽に行うことができます。 日常的な負担であればあるほど、それが解消された暮らしは、大変快適なものです。

【3】安心・安全

車を傷つけるのは自然災害だけではありません。悪意を持った人も、時に車を傷つけることがあります。故意にコインなどで愛車を傷つけられるのは言うまでもなく許せませんが、故意ではなくてもミラーに体が当たってしまい歪んでしまうことも。 そして何より、盗難されるリスクを格段に抑えることもできます。 昨今では、屋外に停めた車のリモコンキーが発する電波を傍受して、無傷で車を解錠する新手の盗難手段も出てきているようです。車がシャッターの閉まった室内にあれば、こうした犯罪に遭うこともないでしょう。

【4】駐車スペース以外の機能

ガレージハウスは「家の中に駐車場があるだけ」ということだけはありません。例えばガレージの壁を一部ガラス張りにして、リビングに居ながらにして、車の様子を眺めることができるプランをつくれば、愛車をまるで家族の一員のように迎え入れることができます。 また、車をカスタムするピット機能や、車を眺められる書斎・趣味室の機能、さらに少し 広めのガレージを設けてDIYコーナーを設けることも。大人の趣味を楽しんめる遊び心を 演出することもできます。

『ガレージハウス』のデメリットは?

ここまでガレージハウスについての「メリット」を挙げてきましたが、次はあえて想定される「デメリット」もご紹介したいと思います。

【1】居住スペースが削られる

駐車場が家の中にあるということは、必然的に居住スペースがその分減ってしまうことになります。さらに車の間口(出入り口)を確保しなければいけませんし、シャッターなどのメンテナンス費用も通常の住宅より必要になります。居住スペースは、上の階層を積み上げていくことで確保することはもちろん可能ですが、敷地の法規制によっては高さを確保できない場合があり、仮に3階・4階と増やすことができても、当然その分の建築費用が増加することになります。

【2】後々、駐車スペースを変更できない

駐車スペースの区画を家の中に確保するので、小さいサイズでつくってしまうと、車のサイズアップなどが困難になります。車の数を増やす際も同様の問題に直面します。将来を見据えたスペースの確保が必要です。しっかりと家族で話し合い、計画・準備することが大切です。

【3】換気や照明設備も

趣味を満喫するために、車のピット機能や書斎スペースを併設する際は、照明計画や冷暖房設備を屋内と同じく設置する必要があります。またその場合、屋内でエンジンをかけることに対応できる、換気設備をしっかり整える必要もあるでしょう。要するに、屋内と同じ環境をガレージ内にも求められるため、それに乗じて建築コストも上昇することになります。

【4】ガレージ部分が法律上の「延床面積」に算入される

また【1】の居住スペースのデメリットとも一部関係ありますが、屋内のガレージは法律上の延床面積に算入されます。住宅建築は、建築される自治体の敷地に応じて、建てられる建物の広さ(延床面積)が法律により定められています。それが、建蔽率や容積率といわれるものです。屋内のガレージ部分は、居住スペースとして算入されてしまうので、建蔽率・容積率の規定が厳しいエリアでは、思いのほか実際の居住空間が狭い住まいに仕上がってしまう場合があります。 また、建物の固定資産税でも、屋内のガレージは延床面積に算入されるため、その分高く判定されてしまいます。ちなみに、屋外にある駐車場は、上記のような「延床面積」には算入されません。 何れにせよ、ガレージハウスをご検討される場合は、自分たちにとって何が優先されるの かをしっかり考慮して計画を立て、後悔の無い住まいを実現してください。

まとめ

ここまで、ガレージハウスの『メリット』、『デメリット』などを挙げてきましたが、こうして見ていくと、理想のガレージハウスを手に入れるためには、豊富な知見や技術を持つ住宅会社が必要不可欠だと改めて感じます。住宅会社のサイトには、今までの実際の施工例が載っています。気になる施工例や気に入った会社が見つかったら、実際に問い合わせて見学したい旨を伝えてみましょう。 カシャデザインでも、ガレージハウスの実績は豊富です。皆さんの納得のいく理想の注文住宅づくりのために、私たちの経験と技術を役立ててください。