2023.12.19 「注文住宅」を知る

地鎮祭とは?用意するものや当日の流れ・マナーについて

注文住宅の計画を進めており、着工日などが決まったら、地鎮祭を行うかどうかを施工店から聞かれることがあります。とはいえ、地鎮祭とはどういったものなのか具体的にはわからず、本当に必要なのか疑問に思われている方もいるでしょう。
そこで、今回は地鎮祭とはどういったものなのかに加え、地鎮祭の必要性を解説します。さらに、当日用意しなければならないものや、マナーについても併せて、解説しています。

地鎮祭とは

地鎮祭とは、家を建てるときや大きな建築工事を行うときに、安全を祈願する儀式です。工事を始める前に、土地を守る神様に対して、土地を使うことや工事を行うことの許しを願う儀式であり、着工前の安全祈願として行われています。
とはいえ、習慣的な側面も強いため、本当に行う必要があるのか疑問に思われている方もいるでしょう。ここでは、地鎮祭の必要性や、いつ行うのが最適かを詳しく見ていきましょう。

必要性は?

地鎮祭は、工事の安全祈願を願う儀式であり、古くから行われています。施工店が計画し、神主を招いて儀式を行うのが一般的です。ただ、必ず行わなければならないというわけではなく、あくまでも施主の希望に委ねられています。
昨今は、地鎮祭を行わないケースも増えてはいるものの、慣例としてまだまだ地鎮祭を行うことの方が多いでしょう。安全に工事が進むことやこれから終の棲家として暮らしていくための祈願として、地鎮祭を行うケースが多いです。

いつする?

地鎮祭は着工前に行うのが一般的です。ただ、儀式を行う日はいつでもよいというわけではありません。地鎮祭は、建築における縁起のよい日に行うことが一般的で、十二直をもとに吉日から日にちを決めます。
建築における吉日は、建、満、平、定、成、開があり、六曜が大安であっても、十二直が閉、破などの凶日である場合は、地鎮祭の日取りとしてふさわしくありません。したがって、地鎮祭の日程を決めるときは、
施工店を相談し、十二直で建築に適切な日取りを相談しましょう。

地鎮祭で用意するもの

地鎮祭は着工前に工事の安全を祈願する儀式です。カジャデザインにおいても、工事をはじめる前に安全祈願のための地鎮祭を行い、地縄によって配置を確認します。さらに、近隣住民への挨拶も行い、工事中のトラブルが起きないように配慮します。
なお、地鎮祭では、いくつか用意しなければならないものがあるので、ここでは、どのようなものを用意しなければならないのか、具体的に見ていきましょう。

初穂料(玉串料)

地鎮祭では、神主に渡す初穂料を用意する必要があります。初穂料の相場は3~5万円ですが、金額については、それぞれの施主に委ねられています。のし紙に「初穂料」または「玉串料」と書いて、お金を封入します。
ただ、金額やのし紙の書き方は、地域によって異なるので、正確な書き方については施工店に聞きましょう。

お供えもの

地鎮祭では、初穂料のほかに、お供え物も用意しなければなりません。一般的なお供え物は、お酒、塩、お米が挙げられます。お供え物にかかる費用の相場は1万円程度ですが、初穂料同様に金額の規定はありません。
ただ、施工店によっては、お供え物を用意してくれることがあり、建築費用にお供え物の金額が含まれていることもあります。そのため、お供え物を用意するまえに、施工店の担当者に確認しておくことをおすすめします。

粗品

地鎮祭を行うときは、近隣住民への挨拶を併せて行うことが多いです。近隣住民に挨拶するときは、粗品を渡すことが多く、事前に準備しておかなければなりません。
粗品の相場は、1軒あたり500~1,000円が相場です。ただ、地域によっては、1軒あたり2,000円程度の粗品を用意することもあるので、どのくらいの金額のものを用意するかについても、施工店に確認しておいた方がよいでしょう。

地鎮祭当日の流れ

地鎮祭は家を建てるときに行うことが多く、はじめて経験される方がほとんどでしょう。そのため、どのような流れで進めるかを正確にはわからない方も多いのではないでしょうか。
ここでは、地鎮祭当日の流れを詳しく見ていきましょう。

地鎮祭当日は、祭壇の設営やお供え物の設置などを行う必要があります。ただ、祭壇の設営は神主や施工店が行ってくれることが一般的なので、自分で祭壇を設営する必要はありません。
また、お供え物を並べるのも、神主が行うことが多いので、地鎮祭当日は設営が完了するのを待っていれば問題ないでしょう。
すべての準備が終わったら、地鎮祭がはじまります。まず、祭壇や参列者を清める「修祓の儀」からはじめるのが一般的です。そして「降神の儀」「献饌」を進めていきます。
通常は、修祓の儀から閉会の辞までで10項目を行い、そのあとに簡単な食事会を行うこともあります。ただ、昨今は地鎮祭を簡略化するために、食事会を省くことも少なくありません。
そして、地鎮祭中の「地鎮の儀」では、施主が神主から鍬を受け取って、砂を掘り起こします。そのほか「玉串奉奠」では、祭壇に玉串を置いて、二礼二拍手一礼を行います。

地鎮祭では、神主が儀式を進めるのが基本ではありますが、いくつか施主が参加しなければならないところがあるので、あらかじめ流れを理解しておくことがポイントです。また、閉会の辞では、挨拶を求められることもあるので、簡単な挨拶文を考えておくとよいでしょう。
なお「四方祓」では、土地の四隅に米や塩をまいて、土地を清めます。近年は地鎮祭を行わないケースもありますが、この「四方祓」だけを簡略的に行うことも少なくありません。

地鎮祭のマナー

地鎮祭は、神主を招いて行う安全祈願の儀式です。そのため、服装や近隣への挨拶などのマナーを確認しておいた方がよいでしょう。
ここでは、儀式のマナーを紹介するので、ぜひ参考にしてください。

服装について

地鎮祭は古くから伝わる伝統的な儀式であり、正装が求められることが多いです。男性であればスーツ、女性であれば落ち着いた色のワンピースなどを着用することが多いでしょう。
また、学生の場合は制服を着ることが一般的です。ただ、昨今は、普段着で出席するケースも増えつつあります。とはいえ、しっかりとした儀式ではあるので、あまり派手すぎない落ち着いた色や柄の服を選ぶのがよいでしょう。

近隣への挨拶について

地鎮祭と併せて、近隣への挨拶を行うのが一般的です。これから工事をはじめるなかで、重機や工事車両の往来、さらに騒音で迷惑をかけてしまう可能性があります。近隣に挨拶を行わずに工事を行うと、あとからトラブルに発展するケースも珍しくないのです。
とくに、騒音や工事車両の往来はトラブルになりやすいでしょう。とはいえ、工事中はどうしても音が発生してしまい、音を立てずに工事をすることはできません。
そのため、工事がはじまる前に、どれくらいの期間、工事を行うのか、そして音が発生することや工事車両が往来することなどを、近隣住民にしっかりと説明しておく必要があります。
また、近隣への挨拶に際、粗品を用意しておきましょう。あくまでも粗品は気持ちなので、金額や粗品の種類にルールはありませんが、1軒あたり500~1,000円程度のものを選ぶことが多いです。

昨今は、タオルやラップ、洗剤やティッシュなどを粗品として渡すことが多いでしょう。なお、近隣に挨拶をするときは、粗品と併せて、簡単な工事内容を記した書面を渡すのもおすすめです。
工事期間や時間、騒音や工事車両で迷惑をかけてしまうこと、お詫びの文章、さらに気づき点があったときの連絡先などを記載した書面を渡すことで、近隣に対して配慮している気持ちを伝えられます。
また、クレームなどがあったとしても、施工店が窓口になってくれるので、連絡先や工事担当者の氏名などが書かれていることが好ましいでしょう。なお、万一、近隣からクレームを言われても、自分では対応しない方がよい場合があります。
クレームに対して自分が対応すると、逆効果で相手が激高してしまうことがあり、トラブルが深刻化してしまうケースがあるのです。そのため、近隣住民からクレームを言われたときは、まず施工店に相談することが大切です。

そして、可能であれば、施工店の担当者から近隣住民へのお詫びと、説明をしてもらうようにしましょう。とはいえ、事前にしっかりと担当者と一緒に挨拶しておけば、トラブルにつながることはほとんどありません。
そのため、工事がはじまる前にしっかりと挨拶することが大切です。

まとめ

注文住宅の計画を進めるなかで、地鎮祭という言葉を聞いたことがある方もいるでしょう。地鎮祭は、工事をはじめる前に、安全を祈願するための儀式であり、着工前に行うことが一般的です。
地鎮祭では、初穂料やお供え物、さらに近隣住民への粗品を用意する必要があるものの、地域によって初穂料の金額違いがあることも珍しくありません。
注文住宅を得意としているカジャデザインでは、着工前の地鎮祭はもちろん、地縄による配置確認、近隣へのご挨拶をしっかりと行っています。家づくりがはじめての方でも安心していただけるように、サポートしています。
これから家づくりをはじめられる方や注文住宅を検討されている方は、ぜひカジャデザインにご相談ください。