2018.8.10 世界を旅する建築会社
日本

お客様といくリゾートの旅、候補地は日本のアマネム?

企画開発部 郷 奈美子

お客様と一緒に同じ空間で同じ時を共有する。

弊社代表の大熊がKAJA DESIGNのこれからでも語っている、『お客様といくリゾートの旅』。カジャデザインが家づくりにおいて大切にしていることは、お客様と関わるスタッフ、職人が同じ方向を向いて家づくりをすること。

そのために考えた手段が、【お客様と旅に出る】ということでした。同じ空間で、同じ時を過ごすことで、相手の考えや趣向を無理なく自然に知ることができるのでは、と考えたのです。

カジャデザインは世界を旅する建築会社として、世界中のリゾートを体感し、それを家づくりの提案に取り入れています。しかし、お客様と行く旅となると、スケジュールや安全面、ましてや海外の旅となるとさらに慎重に考えなければなりません。

そこでこんな声が上がりました。
「日本にも本物のリゾートを体験できることろがあるんじゃない?」

そこから世界を旅する建築会社〜日本編〜がスタートしました。

まずは候補地の視察から。

コンシェルジュとしてお客様の窓口を担当する神成。スリランカに続き、日本のリゾートのホスピタリティを取得するためにメンバーに選出されました。そんな神成に、詳しく話を聞いてみたいと思います。

Q.今回、お客様といくリゾートの旅の第一弾としてアマネムが選ばれましたが、なぜアマネムだったのですか?

A.カジャデザインの原点のひとつが、インドネシアジャワ島のアマンジウォ。そこから、世界各地のアマングループのホテル視察を進めています。アマンの持つ魅力、ホスピタリティ、居心地の良さ、そしてまだ見ぬ日本のアマンを体感せずして、という意図でアマネムが候補となりました。

Q.今回の旅のメンバーの紹介を!それぞれの役割も教えてください。

A.弊社代表大熊:我らがボスです。インドネシア、スリランカ、アメリカ各地のアマンを知る、アマンのヘビーリピーター、いわゆる「アマンジャンキー」です!お連れするお客様の視点と、アマンジャンキーの視点から世界を旅する建築会社としての最終ジャッジを行う役割です。

事業本部長宇津木:建築事業部カジャデザインのリーダーです。実際のお客様をお連れする旅を控えているにあたり(この模様は近日公開予定)、より具体的なシミュレーションの元、安全にお客様をご案内出来るかどうか、チェックする役割です。

コンシェルジュ神成:日常業務でお客様窓口を担う事から、お客様をお連れする旅の、いわゆる【コンシェルジュ】としてご案内する役割です。実際のお客様を海外にお連れする旅を2か月後に控えているので、その事前シミュレーションを兼ねる目的がありました。

Q.東京からだと、結構遠いと聞きましたが、実際にどのくらい時間がかかったのですか?

A.東京駅からホテル着まで含めて4.5時間です。

うん、なかなかの長旅ですね。世界中にアマンホテルは、正直アクセスが良いとは言えない、人里離れた所に立っている、この先に本当にホテルがあるの?と疑ってしまうような場所に突如現れると聞いたことがありますが、日本のアマンにも通づる部分があるのですかね。

さすが。アマン流のおもてなしに、サプライズ。

Q.長旅を経て、アマネムに到着した時の感想をお願いします!

A.あいにくの雨模様というのと、座り続けていた少しの疲れから、迎えの車から降りた瞬間は、ホッとしたのが正直なところです。その瞬間ですが、代表大熊が、ウォーって(笑)!!何事かと思いきや、過去にインドネシアバリ島のアマヌサにいらした女性スタッフの方が、代表側の座席の扉をオープン!何年も前ですが、成田からの飛行機が遅延し、アマヌサに到着したのが深夜だったという事があったそうなんです。その時お出迎え頂いたのが、その日本人スタッフIさん。深夜到着にも関わらず、とても丁寧なお出迎え、フロントではなく、お部屋でのチェックイン、とすぐに身体を休められるように対応頂いたとのこと。そのIさんとの数年ぶりの再開。これがさりげないアマン流のおもてなしなのか、と一気にテンションが上がりました。

Q.アマネムの全体的な雰囲気はどうでしたか?今までカジャデザインで訪れたアマンホテルと共通する部分、異なる部分はありました?

A.アマン東京と近しい印象です。それもそのはず、アマン建築の代表的なデザイナーの一人、ケリー・ヒル氏のデザイン。直線的なライン、白木に近い優しい木目。伊勢神宮に影響を受けたと言われていますが、日本家屋にも通じる屋根デザインが個人的には印象的でした。

Q.アマネムで内装や素材、デザインで家づくりに活かせそうな要素はありましたか?

A.フローリングの板の目と、壁から天井に掛けて貼られている羽目板の目を揃えていたところ、こだわりを感じました。和室の設えや和テイストを重視されるお客様には、引き戸のデザイン、引手のデザインも取り入れられるのではないかと思います。

Q.神成さんのAMANEMのお気に入りスポットを教えてください。

A.ヴィラのテラスです。リビングに繋がる屋外空間ですが、庇が掛かっているので、雨も全く気にならず。合歓の森のグリーンと、その奥にある英虞湾の絶景を眺めながら、テラスのソファーでリラックス出来ました。

旅をして、特別な場所で特別な想いを語り合う意味。

Q.今回は実際にお客様と行くことを想定したシミュレーションということでしたが、もしお客様が一緒だったと仮定して、どんな時間を過ごしたいと思いましたか?

A.非日常という空間で、全力でお客様の声をお伺いできる場にしたいですね。ホテルラウンジ、プールサイドのテーブル、ヴィラのリビングルーム、レストラン等々時間帯によっても、そのホテルの持つ居心地の良い空間は変わると思いますので、リラックスした空間で、そのお客様の背景、お住まいづくりへの想いをお伺いし、ご期待をはるかに上回るプレゼンに繋げて行きたいです。

Q.これから家づくりをお考えのお客様に、旅する会社カジャデザインの魅力をプレゼンしてください(笑)

A.はじめはずっとお話をお伺いする時間です。それは、お客様が言葉になさらないお好みまで、捉えたいからです。そんなことまで聞くの?と思われるかもしれませんが、我々にはその情報が鍵。しっかりとプレゼンテーションに活かしていきます。
旅を経験することで、その感度の高いスタッフが、お客様のお住まいづくりをはじめから最後まで対応させて頂く。ご期待を上回る住まいづくりに自信があります。

今回は、実際にお客様と行くリゾートの旅を想定したシミュレーションでしたが、多くの気づきがあったようですね。

お客様と旅をするということは、多少のリスクを伴う手段でもあります。ただ、それを恐れず、リスクを極力減らせるようにこうして事前に社員が視察にも行きます。それだけ本気で家づくりをしているカジャデザインと一緒に旅をしてみたい、家づくりをしてみたい、と思っていただけるお客様との出会いを心待ちにしています。

もちろん、一緒に旅にいけないお客様にも他にはない、リゾートを体感できる家づくりの提案にも力を抜きませんよ。

次は、どこに旅に出ようか。
スタッフたちも同じ方向を向いて進んで行きます。