モロッコ海外研修01 世界を旅する建築会社カジャデザインが向かう新たな国
海外を旅し、その国のリゾートや建築、文化、空気感に直接触れることは私たちカジャデザインのアイデンティティでもあり、また私たちの家づくりには欠かせない活動です。
その経験があったからこそお客様と通じ合えた感覚や共通言語、また頂戴した信頼は数えきれません。
そのため私たちはインドネシアとイタリア(ミラノ)を定期的に旅するとともに、新たな国としてギリシャ、アメリカ、スリランカ、タイ、インド、タークス・カイコス諸島など世界各国を巡ってまいりました。
そして今年5月、世界を旅する建築会社カジャデザインは新天地としてモロッコを訪れることとなりました。
モロッコ出発前の今、カジャデザインのスタッフブログ数回に分けてモロッコの基本情報と私たちのモロッコ研修についてご紹介させていただきます。
モロッコを旅する3人
モロッコを旅するのは営業プロデューサー 戸邊、現場監督 坂田、広報 植木の3名。
お客様のご要望を形にする営業、家づくりの現場を管理する現場監督、企業活動を社会に伝えていく広報と、普段の業務と立場は違えど、スタッフ全員が海外の空気感やリゾートを知らなければ、カジャデザインのリゾート住宅が実現しません。
今回の海外研修では、それぞれの立場でモロッコのリゾートと空気感を吸収し、それぞれの業務に落とし込むための視察を行ってまいります。
モロッコの歴史
アフリカ大陸の北西部に位置しているモロッコ。国の北部は地中海の入り口であるジブラルタル海峡に接しております。
長い歴史において、地中海交易路の入り口、ヨーロッパとは最短14kmという距離など、その土地の特性上、ローマ帝国やイスラム帝国の一部となる歴史を歩んでおり、さまざまな文化的・宗教的な影響を受けることとなりました。
近代史においては19世紀にフランス領を経験。その後、20世紀に入ると独立運動が盛んになり、1956年にモロッコ王国として独立を果たしました。
そう言った経緯もあり、モロッコではアラビア語とベルベル語が公用語となっている他、地域によってはフランス語も使われているそうです。
現在、アフリカとヨーロッパの接点に位置する国として発展したモロッコは、世界中から商業、観光として訪れる人がいる魅力的な国となっております。
首都ラバトの他にも、映画で有名なカサブランカ、観光と文化の都市マラケシュなどの都市名を聞いたことがあるのではないでしょうか。
文化の街マラケシュ
今回のモロッコ海外研修で私たちが向かうのはモロッコ南部の都市マラケシュです。
モロッコは南北に伸びる国であり、大西洋やサハラ砂漠に面している環境。都市によって気候も様々なようです。
幸いにも私たちが訪れるマラケシュは3 – 5月がベストシーズンであり、気持ち良い気候の中でのモロッコ視察となりそうです。
マラケシュは国内有数の観光と文化都市として知られています。人口は約100万人で、モロッコ第四の都市です。
街の中心部は「メディナ」と呼ばれる旧市街地があり、世界遺産にも登録されております。
人々の憩いの場であるフナ広場を中心に、古い建物、市場、モスクなどがあり、歴史的・文化的にも価値が高い地域となっています。
フナ広場
フナ広場は食べ物の屋台、ストリートパフォーマー、音楽家、露天商など、一日を通して賑わいをみせます。
また日没後、広場は特に活気に満ち、多くの人々が集まり日中とは比べ物にならないほどの屋台が立ち並びます。
スーク(市場)
フナ広場の北部にあるのが世界最大とも言われているスーク(市場)です。
いかにも「モロッコの市場」という雰囲気のスークは、迷路のようになっているとのこと。訪れるのを楽しみにしている場所に一つです。
リアド
また、メディナ周辺に多数の建っているリアド。このリアドは伝統的な家屋を宿泊施設に改修した建物であり、中庭を中心に、居室が並ぶという特徴があります。
美しいタイルやモザイクで装飾された建物が多く、今回の旅の工程でも、このリアド滞在を予定しているため、そこではモロッコの伝統的な建築を垣間見ることができると考えております。
初めてだらけのモロッコ。だからこそ直接訪れることが価値となる
今回のモロッコ海外研修はカジャデザインにとっても、初めてのことが多々あります。
初めての国、初めての文化、そして初めてのアフリカ大陸上陸です。
なんとモロッコはGoogleストリートビューも整備されておらず、情報収集もいつも通りにはいきません。
しかしだからこそ私たちが直接訪れ、触れてきたこと、感じてきたことを伝えることは大切な価値となると考えております。
大きな期待を胸にスタッフ3名で冒険をしてまいります。
次回のブログでは海外研修で訪れる場所について、より具体的に深掘りいたします。
もちろんリゾートにも滞在するので、そのこともお話しさせていただきます。