2021.12.24 スタッフ
スタッフブログ

進化した吉祥寺ハウスギャラリーの魅力を解説!!

広報 郷 奈美子

今年も残すところ後わずか。
2021年はみなさんにとって、どんな年でしたか?

依然コロナ禍ではありますが、その中で徐々に元の生活を取り戻したり、新たな趣味やワークスタイルを築いた人も多いのではないでしょうか。

今までよりも、さらにおうち時間を大切にするための家づくりをしたいというお声も増えたように感じます。そんなお声に対して、カジャデザインとして何が提案できるだろうと考える毎日です。

今回は、そんな家づくりの参考になればと先日リニューアルした吉祥寺ハウスギャラリーをご紹介したいと思います。

ハウスギャラリーって何?フロア紹介と石材たち。

カジャデザインのショールームがあるのは、3階建てのビル。
ビルの2階部分に『吉祥寺ハウスギャラリー』と呼ばれるショールームがあり、LKDとベッドルームで構成されています。

このビルにはショールームの他に、1階のガレージ、3階には打ち合わせ等で使用するライブラリーとオフィスが存在します。実は、古いビル一棟のリノベーションにより、カジャデザインの住宅の空気感を表現しています。

カジャデザイン吉祥寺ハウスギャラリーの外観

各エリアには、カジャデザインが海外から直輸入している天然石材が美しく施されています。

まずは、エントランス。
階段部分には、インドネシアの溶岩が固まってできた『ヒタム』を加工して、空間に様々な表情を与えてくれます。石職人の技が光る細かな細工が、まるでリゾートホテルのような非日常の空間を演出します。

繊細にデザインされた石材を職人が手作業で貼りあげた
階段の吹き抜け部分にはKAJAのランプとライムストーンのレリーフ

2F部分に上がると、LDKの入り口があり壁と床に『トラバーチン』を取り入れています。トラバーチンは繊細な縞模様が美しい、古くから世界中の建造物に用いられている石材です。壁はトラバーチン特有の窪みを残すことで風合いをだし、床は水磨きで、光沢のあるなめらかな質感をだしています。同じ石材でも、仕上げによって表情が変わるのも面白いですよね。

トラバーチンのエントランスは今でも人気のデザイン

デザインを凝らしたニッチには、インドネシアで仕入れたユニークなオブジェを飾り、美術館を散策しているかのような豊かな気分を堪能できます。

ニッチにオブジェを飾るという、贅沢な楽しみ

いよいよメインエリアのLKDです。
LDKには、特に人気のある『クイン』をふんだんに使用しています。カジャデザイン創立のきっかけでもある、インドネシアジャワ島に在るAMANJIWOで実際に使われている石材を日本に輸入し、おおらかな重厚感で空間を優しく包み込んでくれます。クイン以外の壁は漆喰仕上げとなっていますので、天然素材同士が心地よく調和します。

自然の濃淡が空間にあたたかさを与えるクイン

間接照明を当てることで、石材の質感をより一層強調し、空間に立体感が生まれます。エタノール暖炉を仕込むなど、日常の生活に癒やしと遊び心を与える工夫も忘れません。

一新したインテリア。天然素材とモダンファニチャーの融合。

カジャデザインのハウスギャラリーは、季節に合わせてインテリアを模様替えしています。各社こだわりの家具ブランドとコラボと言う形で、同じ空間でも毎回異なるスタイルをお客様に楽しんで頂いています。

今までも、自社のインテリアブランドKAJAGERVASONIとコラボをしてリゾートの空気感を演出してきました。

KAJAのスタイリング
GERVAZONIの春スタイリング
GERVAZONIの夏スタイリング

今回、秋冬使用にコラボしたのはイタリアの老舗家具ブランドFLEXFORMです。上質な革を用いた洗練されたデザイン。今までとはイメージを一新し、モダンでラグジュアリーな雰囲気に変貌しました。

座面と背もたれは、革のなめらかな質感を楽しめ、座るとソファに体が吸い付くような極上の座り心地。デザインは直線的で、緻密に計算された繊細なアイアンの脚が、空間にしっくりと馴染んでくれます。

個性的なマーブル模様が際立つ、大理石のローテーブルとサイドテーブルは空間にボリュームを与え、ゴージャスさをプラス。

リゾートの印象が強いと思われがちなカジャデザインですが、実はこういったモダンなインテリアと天然素材が心地よくミックスしたスタイルの人気が高いんですよ。

ダイニングエリアも、リビングに合わせて模様替え。
オープン当初から使っている、KAJAのオールドチークダイニングテーブルには、ファブリックのアームチェアを合わせました。ダイニングにいながら、ゆったりとくつろぐことができます。

マットな質感と緩やかな曲線が美しいペンダントランプを合わせ、上品で洗練されたダイニングスペースに生まれ変わりました。

そうした空間に植物やアート、オブジェで彩りを添える。完成したその先にある暮らしにも楽しみを与えてくれる、そんな贅沢な日常を送れる家こそが理想のリゾートとなるのではないでしょうか。

自宅に取り入れやすい、ベッドルームの新デザイン。

今回のハウスギャラリーのリニューアルで目玉といっても過言ではないのが、ベッドルームのデザインチェンジです。

このハウスギャラリーがオープンした時から、建物と一体化したよう贅沢な造りの造作ベッドでした。それもリゾート感を存分に味わえるとても素敵なデザインでしたが、家族のライフステージや生活様式が変容する今の時代には少し使いづらいデザインになってきたように感じました。

リニューアル前のベッドルーム、造り付けの本格的なリゾートスタイル

そこで、家族構成や間取りに合わせてカスタマイズしやすいデザインへと変更!!
ヘッドボードにあしらったのは、多彩な加工が実現した天然石シートの仕上材です。カラーも豊富で、寝室のイメージに合わせてセレクトも可能。薄くて加工しやすい点が特徴ではありますが、石の凹凸や質感はしっかりと残っています。

質感をより一層際立たせるライティングにも注目

ベッドも置型タイプに変更しました。日本製のベッドを採用しているので安心の高品質です。ベッドのサイズはもちろん、マットレスの高さや硬さも選択ができ、ご自身の体にあった快適な眠りを叶えてくれます。お掃除の事などを配慮して、本体にはキャスターがついています。

あまり人目につくことがなく、意外に後回しにしがちな寝室のデザインですが、このようにある程度パッケージ化されていることで無駄なコストや労力を費やすことなく、オシャレで快適な寝室が実現可能になりました。

流行に左右されるのではなく、進化していくこと。

新しく生まれ変わったカジャデザインのハウスギャラリーはいかがでしたか?

まだまだ紹介しきれていない部分も沢山ありますが、少しでもその変化を感じて頂けたら嬉しいです。

ちなみに、季節によってインテリアのスタリングを変更していますが、今まで使っていた家具などはどうしているの?と疑問をもたれる方がいるかも知れません。

カジャデザインでは、様々なインテリアブランドとのコラボという形で一定期間展示貸出をして頂いたり、買取の場合は一時的に倉庫に保管して、建築事例の写真撮影に使ったりと、必ずその先も大切に使用するようにしています。模様替えをするからと言って、次々と買い換えるような『使い捨て』の考え方は、私たちカジャデザインの考えにはそぐいません。

ハウスギャラリーのインテリアが気に入って頂いたお客様には、新品でのご案内や、展示品を少しお得にご提供できるかもしれません。もし、お気に入りのインテリアを見つけた際は、担当スタッフにお問い合わせください。(※商品によって販売ができないことや希望の納期に合わせられないこともございます)

それぞれの理想の住まいを実現する注文住宅をショールームやモデルハウスで画一的に表現することは、なかなか簡単なことではありません。しかし、このハウスギャラリーや那須リゾートハウスでは、オリジナル建材やインテリアデザインによってカジャデザインが提供する「心休まる空間」の要素を見つけてほしいと願っています。

流行に左右されるのではなく、より自然に、快適に暮らせる住まいをお客様と一緒に造っていくためには柔軟な変化も必要だと考えています。