注文住宅で縁側やウッドデッキを作る! 「メリットとデメリット」またその特徴
伝統的な日本の住宅にあった縁側。
今ではその数も減り、代わりにウッドデッキが人気となっております。
それでも縁側に魅力を感じている人や、どのようなウッドデッキを設けようかなど、外空間の使い方に悩んでいる人も多いと思います。
ここでは、縁側を作るメリットとデメリットを考えると共に、今では主流となっているウッドデッキを事例と共にご紹介し、現代の東京で建てる注文住宅の外空間の使い方をご紹介いたします。
縁側を作るメリット
家族や来客の団らんスペースになる
縁側があると、ちょっと立ち寄った来客と縁側でお茶を飲みながら話すことができますし、家族団らんの場にもなります。まさに昔ながらの日本の光景だと思います。
縁側があることで暮らしに大きくゆとりを持つことができ、季節を感じながら気持ちよく生活できます。
家事がしやすくなる
例えば、クッションや座布団を縁側に干すなど、日当たりを必要とする家事に縁側が活躍してくれます。
わざわざ2階のベランダに行かなくても、縁側で対応できることは多いので、家事も捗るはずです。
縁側を作るデメリット
縁側を作る分の土地が必要になる
近年は狭い土地をいかに有効活用して住宅を建てるか、ということが重要視される時代。
縁側を作るには、その分のスペース(土地)が必要になりますし、庭を設けるための土地も必要になります。
都心部になればなるほど、縁側を設ける土地の余裕を作れないというケースは増えていくのではないでしょうか。
縁側を作るためにある程度の土地の広さを確保しなければならないことは、コストがかかるという点でデメリットのひとつだといえます。
庭を作り手入れする手間と費用がかかる
縁側を作るのであれば、やはりある程度の庭は欠かせません。
縁側から見える庭が手入れされていないと興ざめしてしまうので、できるだけきれいな庭を維持し、季節の花を咲かせたいもの。
ただし、そうなると庭を手入れするための手間と費用がかかります。
デメリットというわけではありませんが、土地の確保同様、縁側を作るには幅広い面でゆとりが必要になるということですね。
縁側にとって変わったウッドデッキ
カジャデザインの住宅建築で外空間の使い方をご検討している、多くのお客様はウッドデッキ選ばれます。
特にリビングからフラットにつながるウッドデッキは、室内外の隔たり感じない空間となります。
昨今のウッドデッキは樹脂素材を使って施工することが多く、手入れの手間や経年劣化の心配も少なくなりました。
縁側同様、木材を使ったウッドデッキは時間と共に傷んでしまうこともあり、木が腐って床が抜けたり、ササくれてくるといったことがありましたが、そのような心配もありません。
オープンなウッドデッキ
よく「ウッドデッキ」と聞いて連想するスタイルです。
室内から庭へとウッドデッキがせり出しており、外へとつながる開放感を感じることができます。
ガーデンルームのある家
「ガーデンルームのある家」はウッドデッキの上にフラワーアレンジメントをおこなったり、ティーパーティを開催するガーデンルームを設けています。
自由な風が吹く家
まだ小さなお子様がいるオーナーが設けたウッドデッキは、その先につながる庭へと緩やかな階段が続きます。
プライバシーを確保した中庭のウッドデッキ
カジャデザインで注文住宅を建てる際、よくご提案するのが中庭を作り、そこをウッドデッキで仕上げるパターンです。
中庭なので四方が囲まれており、プライバシーを確保しつつ外空間を楽しむことのできる空間設計です。
都心の住宅地のように家が隣接している場合に、ご近所を気にせず外で過ごすことができます。
降り注ぐ家
中庭に設けたウッドデッキデッキ。リビングルームだけでなくダインングキッチンからも外に出ることができます。
視線が繋がる家
吹き抜けのリビングルームから繋がる中庭のウッドデッキスペース。室内外のつながりだけでなく、吹き抜けが1階と2階をつなぐ、広がりある住宅です。
ウッドデッキをスペシャルな場所に
ウッドデッキを設けた場所に植栽や滝を設けることで、外空間がより一層スペシャルな場所になります。
休日の晴れた日に、朝食を取る、読書をするなどほっと落ち着く時間を過ごすことができる、まさにアウトドアリビングとしてご利用いただけます。
こだわりが形になった家
中庭にウッドデッキを設けると共に、滝を作った「こだわりが形になった家」。造作の滝は世界に一つしかないオリジナルです。
2つの中庭の家
建築事例「2つの中庭の家」は名前の通り、2つの中庭があり、どちらにもウッドデッキを設けた住宅です。
エントランスを入るとすぐに見えるウッドデッキの中庭には植栽を植えています。
家族と共に成長する植栽は、家族のシンボルツリーです。
まとめ
昨今の注文住宅では縁側を求める人は減ってきました。しかしその代わりとしてウッドデッキが求められるようになりました。
縁側やウッドデッキにはいろいろな大きさや形がありますので、すべて同じではありませんが、外空間に座りながら、ゆっくりと庭を見る時間は、日々忙しく過ごしている現代人だからこそ必要なひとときなのかもしれません。
ゆとりのある広さの土地に注文住宅を建てる人は、ぜひ縁側やウッドデッキづくりも検討してみてはいかがでしょうか。